現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型「シエンタ」見どころは先代と同サイズでも拡大した室内! 廉価グレード「X」の生産時期にも注意

ここから本文です

新型「シエンタ」見どころは先代と同サイズでも拡大した室内! 廉価グレード「X」の生産時期にも注意

掲載 158
新型「シエンタ」見どころは先代と同サイズでも拡大した室内! 廉価グレード「X」の生産時期にも注意

ボディサイズは変わらず、小回りはさらに効くように
トヨタの最小サイズミニバン「シエンタ」がフルモデルチェンジ、3代目へと進化を遂げてました。

まず注目したいのはボディサイズでしょう。昨今、フルモデルチェンジというとボディが大きくなってしまうことが多いのですが、新型シエンタのスリーサイズは従来モデルとほとんど変わらないのです。

新型トヨタ シエンタ発売! TNGAボディに先進装備満載で室内スペース向上、個性派デザインも健在

全長4260(±0)×全幅1695(±0)×全高1695(+20)mm ※()内は先代比

いわゆる5ナンバーサイズを守ったことで、コンパクトクラスのミニバンに求められる取り回しの良さをキープしています。さらにいえば、ホイールベースは従来と同じ2750mmながら最小回転半径は5.0m(従来比-0.2m)と、より小回りが効くように進化しています。

>>トヨタ シエンタのカタロググレードをチェックする

1~2列間は80mm拡大。荷室もドア開口部の高さも拡大
ホイールベースが変わっていないのに、室内スペースの余裕が増している点も注目です。1~2列目のカップルディスタンスは最大1000mmと、従来型比+80mm拡大。室内高も、全高を高めたぶんが(+20mm)そのまま拡大されています。

後席の乗降性を左右するフロア地上高は330mmと従来通りの低さで、なおかつ開口部の縦方向を1200mm(従来比+60mm)へ広げたことにより、自然な姿勢で乗り降りできるようになっているといいます。Bピラーと一体になったアシストグリップは縦方向に長く、子どもから高齢者まで様々な乗員が使いやすい形状となっているのもポイントでしょう。

そのほかインテリアでは、10.5インチの大画面ディスプレイオーディオや後席の快適性につながる天井サーキュレーターといったメーカーオプションも注目でしょう。そして、オプションとしてつけることが当たり前となっているドライブレコーダーについては、フロント側ドライブレコーダーが上級グレードに標準装備、リヤ用ドライブレコーダーはオプションとして設定されている点も見逃せません。

>>トヨタ シエンタのカタロググレードをチェックする

最近のフレンチミニバンに通じるデザイン
エクステリアについては、「シカクマル」をモチーフとしたスタイリングが印象的です。

大きなサイドプロテクションモールで機能性を表現しているあたり、最近流行りのフレンチミニバン(ルノー カングーやシトロエン ベルランゴ)にも通じるところがあります。

ハイブリッド・FFモデルの燃費は28km/L以上
パワートレインは、1.5Lガソリンエンジン+CVT(FF)と1.5Lガソリンエンジン+シリーズパラレルハイブリッド(FF/4WD)を用意しています。4WDについてはリヤ駆動モーターを備えた電動タイプ「E-Four」となっています。

ガソリンエンジン車のCVTは10速マニュアルモードを備え、シーケンシャル操作のできる専用シフトレバーを与えられているのも特徴で、ミニバンながらスポーティな味つけを期待させます。また、ハイブリッドのシフト系については最上級グレードのみエレクトロシフトマチックになっていて、それ以外のグレードではオーソドックスなストレートタイプになっているのも差別化ポイントといえるでしょう。

各パワートレインのWLTCモード燃費は次のようになっています。

1.5Lガソリンエンジン:18.3~18.4km/L
1.5Lハイブリッド(FF):28.2~28.5km/L
1.5Lハイブリッド(4WD):25.3km/L

>>トヨタ シエンタのカタロググレードをチェックする

3列シートと2列シートの価格差は4万円
グレード構成は、パワートレインごとにZ・G・Xと3タイプの仕様が用意され、それぞれに5人乗り2列シートと7人乗り3列シートを用意しています。

従来型のシエンタでは標準タイプが3列シート、追加設定されたファンベースが2列シートというグレード構成になっていましたが、新型では同一グレードの中で、2列仕様と3列仕様を選べるといった風になりました。ちょっとわかりづらいかもしれませんが、2列仕様と3列仕様の価格差は4万円ですから、大は小を兼ねると3列仕様を選ぶユーザーが多いかもしれません。

ベースグレード「X」はガソリンもHVも来年4月以降に生産
ガソリンエンジン車(すべてFF)価格帯:195万円~256万円
ハイブリッド車(FF)価格帯:238万円~291万円
ハイブリッド車(4WD)価格帯:257万8000円~310万8000円

新型シエンタの発売は2022年8月23日ですが、エントリーグレードとなる「X」については2023年4月以降の生産予定となっています。初期にオーダーするのであれば最上級グレードの「Z」もしくは中間グレードの「G」のいずれかから選ぶ必要があります。

>>トヨタ シエンタのカタロググレードをチェックする

文:山本晋也
写真:
1枚目:トヨタ シエンタ(以下同)
2~5枚目:Z(ハイブリッド、FF、7人乗り、内装色はフロマージュ)
6~9枚目:G(ガソリン、FF、5人乗り、内装色はカーキ)
10~13枚目:X(ハイブリッド、FF、7人乗り、内装色はブラック)
14枚目:3列シート車(サードシートアレンジモード時)
15枚目:2列シート車(フラットラゲージモード時)
16枚目:運転席シートバック、充電用USB端子(タイプC)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

新名神いつ全通? 開通時期“白紙”状態の「滋賀‐京都」4年以上先か!? 残り2区間
新名神いつ全通? 開通時期“白紙”状態の「滋賀‐京都」4年以上先か!? 残り2区間
乗りものニュース
博多から自転車で南国リゾートへ!? 糸島半島で楽しむサイクリング
博多から自転車で南国リゾートへ!? 糸島半島で楽しむサイクリング
バイクのニュース
日産に必要なのは「シーマ復活」!! 高級セダン需要は死なず 憧れのブランドを取り戻せ
日産に必要なのは「シーマ復活」!! 高級セダン需要は死なず 憧れのブランドを取り戻せ
ベストカーWeb
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
ハミルトンのメルセデスF1最終年度での苦戦、その原因は? エンジニアリング統括が明かす
motorsport.com 日本版
「サビを落とせば新たな野望が!」潮風に当たったエイプをメンテ&カスタム!━━2【プロカメラマンの作業記録】  
「サビを落とせば新たな野望が!」潮風に当たったエイプをメンテ&カスタム!━━2【プロカメラマンの作業記録】  
モーサイ
トヨタ「和製スーパーカー」の究極レプリカ「ロッキー2000GTオープン」実車展示へ! 屋根なしボディ&“2リッター直6”採用! まるで「ボンドカー」な ロッキーオートの“ホンモノ志向”モデル登場!
トヨタ「和製スーパーカー」の究極レプリカ「ロッキー2000GTオープン」実車展示へ! 屋根なしボディ&“2リッター直6”採用! まるで「ボンドカー」な ロッキーオートの“ホンモノ志向”モデル登場!
くるまのニュース
【ドライブグルメ】首都高・平和島PA(上り)のテイクアウトは、ボリュームたっぷり!
【ドライブグルメ】首都高・平和島PA(上り)のテイクアウトは、ボリュームたっぷり!
Webモーターマガジン
JAF、自動車税制改正に関して声明…ガソリン暫定税率廃止に向けた協議を評価
JAF、自動車税制改正に関して声明…ガソリン暫定税率廃止に向けた協議を評価
レスポンス
ヒョンデが東京オートサロン2025でスモールEV「インスター」を日本初公開! ドリキン土屋圭市監修のNパフォーマンスパーツのお披露目と屋外ドリフト走行も披露
ヒョンデが東京オートサロン2025でスモールEV「インスター」を日本初公開! ドリキン土屋圭市監修のNパフォーマンスパーツのお披露目と屋外ドリフト走行も披露
THE EV TIMES
【メリークリスマス!🎅】ポルシェ マカンにクリスマス仕様のホイールトリムを装着 動画でステアリングホイールがスノードームになる様子を紹介!
【メリークリスマス!🎅】ポルシェ マカンにクリスマス仕様のホイールトリムを装着 動画でステアリングホイールがスノードームになる様子を紹介!
AutoBild Japan
Moduloが「THANKS DAY 2025」を開催! 土屋圭市氏や中嶋悟監督らも登場! 2月24日にもてぎで
Moduloが「THANKS DAY 2025」を開催! 土屋圭市氏や中嶋悟監督らも登場! 2月24日にもてぎで
くるまのニュース
名車『86』の歴史を体感、試乗もできる「86フェス」富士スピードウェイで開催へ…2025年2月
名車『86』の歴史を体感、試乗もできる「86フェス」富士スピードウェイで開催へ…2025年2月
レスポンス
サウジアラビアでの過酷な挑戦! TOYOTA GAZOO Racing、最も困難なルートが予想される「ダカールラリー2025」に挑む
サウジアラビアでの過酷な挑戦! TOYOTA GAZOO Racing、最も困難なルートが予想される「ダカールラリー2025」に挑む
LE VOLANT CARSMEET WEB
【中国】レクサス新型「ES」に反響多数! 6年ぶりマイナーチェンジの新型「FF最大・最上級セダン」に「日本はこのまま消えちゃう?」の不安の声も? スタイリッシュさ増した新モデルに“熱視線”集まる
【中国】レクサス新型「ES」に反響多数! 6年ぶりマイナーチェンジの新型「FF最大・最上級セダン」に「日本はこのまま消えちゃう?」の不安の声も? スタイリッシュさ増した新モデルに“熱視線”集まる
くるまのニュース
TCR南米のホンダ系強豪が2025年に向けピケJr.を起用。FL5シビックRはモデル・オブ・ザ・イヤーに輝く
TCR南米のホンダ系強豪が2025年に向けピケJr.を起用。FL5シビックRはモデル・オブ・ザ・イヤーに輝く
AUTOSPORT web
ドライバー不足、路線廃止、自動運転! 崖っぷち「バス業界」は本当に変われるのか? 2024年を総括する
ドライバー不足、路線廃止、自動運転! 崖っぷち「バス業界」は本当に変われるのか? 2024年を総括する
Merkmal
伊藤忠エネクス・ウィーカーズ、外国人整備士採用で人材紹介会社と提携
伊藤忠エネクス・ウィーカーズ、外国人整備士採用で人材紹介会社と提携
日刊自動車新聞
「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
「覆面パトカーだ!」 道行く「“隠れ”パトカー」すぐわかる「見分ける方法」は? ひっそり走る「地味ぃな“国産セダン”」がポイント?
くるまのニュース

みんなのコメント

158件
  • せめて生産可能な状態になってから発表しろよ。
  • オプション付けたくても、来年4月以降の生産になりますとかあるので、注意が必要です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.0369.0万円

中古車を検索
シエンタの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

14.0369.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村