フルモデルチェンジしたトヨタの新型「クラウン・セダン」に小川フミオが試乗。速報を綴る!
想像以上に走りもイイ!
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新型クラウン・セダンが2023年11月に登場。12月初旬に、さっそくハイブリッドモデルに試乗できた。これがかなりイイのである。
クラウン・セダンのハイブリッドのどこがいいかというと、ふんわりした乗り心地と、トルク感のある力強い走り。そのバランスがとてもいいのだ。
クラウン・セダンは、先行する「クラウン・クロスオーバー」が前輪駆動に後輪をモーターで駆動する「E-Four」4WDを搭載するのに対して、純粋な後輪駆動方式を採用。レクサス「LS」などとプラットフォームを共用する。つまり、クロスオーバーやスポーツとは成り立ちが異なる。
それにしても、驚くほど、キャラがたっているセダンだ。どこがというと、先述したとおり、乗り心地だ。
「昭和世代の方々にも“これが自分が好きだったクラウンだ”と思っていただけたらと開発しました」
サスペンション開発を担当したトヨタ自動車のエンジニアの言葉通りで、たしかに、ドイツ車を意識したような従来のクラウンとは一線を画したキャラクターが実現している。
足まわりは、路面の凹凸をきれいに吸収してくれるし、高速だろうと一般道だろうと、乗っている私の姿勢はつねにフラットなまま。それでいて、カーブなどではAVS(トヨタの電子制御サスペンション)の働きで、不安はまったくない。
当初、私はクラウン・セダンのハイブリッドを操縦していて、1980年代のクラウンを連想した。重さとトルク感をうまく活かした乗り味が特徴的で、これが日本の高級車なのかぁと、印象深かった。
さきのエンジニアの言葉にあるとおり、今回のセダンは、印象的には1980年代のクラウンを連想させてくれた。でも操舵のしっかり感とか、シートのホールド性とかを含めて、まったく別ものである。
いまの知見と技術をフルに使って、かつてのいいところを、現代の水準を超えるように実現している。そこに感心してしまった。
ホイールベースは3000mmあって、じつはかなり余裕ああるサイズだが、運転席にいると大きさ感はほとんど感じさせない。いっぽう後席は空間的に広いし、乗り心地も快適。
クラウン・セダンは、ドライバーズカーであると同時に、ショファードリブン(運転手つき)であることをめざしたと、トヨタは謳う。たしかに、その水準をきれいにクリアしていると思った。
スタイリングは、ウインドシールド下端から側面のベルトラインを通って、リアウインドウ下端まで、ぐるりとラインをまわすことで、堂々たる印象を作り出すことを狙ったそうだ。
ファストバック的なスタイリングは、運転手付きのセダンとしては違和感があっても、実車に接すると「こういうコンセプトもいいかもしれない」と、思うのではないだろうか。
クラウン・セダンは、バランスのいい出来で、5020mmの全長と3000mmのホイールベースは市街地で使ってみたときにどうだか分からないけれど、そのぶん全幅が1890mmに抑えられているのは、積極的に評価してもいいはず。
なにより、クルマ好きだったら、クラウン・セダンに乗ると、きっと気に入るんじゃないかというのが、私の印象だ。いまの時代にセダンっていうのは合うんだろうかと疑問を持っているひとも、いちど乗ってみてほしい。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.) 編集・稲垣邦康(GQ)
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