■車名の「C」が往年の名車を「匂わせ」ている!?
2023年10月28日より開幕する「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」に向けホンダは、コンセプトモデル「SUSTAINA-C Concept」を世界初公開するとして、いま注目を集めています。
どこか懐かしい雰囲気のコンセプトカーは、小さなバイクとセットで出展されることから、見えてくるのはやはり「あのモデル」ではないでしょうか。
【画像】めちゃカッコいい! 謎のホンダ「新型コンパクト」を画像で見る(50枚以上)
東京モーターショーに代わる新たなイベント、JMS2023が東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催されます。
各社からは出展概要の発表が始まっており、ホンダも2023年9月26日にブースの詳細や展示車両を明らかにしました。
ホンダの展示テーマは「Honda DREAM LOOP」。「ホンダがこれまでに実現した夢や取り組み」「ホンダの夢が実現する未来の生活」の紹介を通じて、ホンダが実現したい夢と未来の姿が理解できるようなブースを展開する、と発表されています。
ブース内は「時間の制約からの解放」「空間の制約からの解放」など5つのエリアが設けられ、それぞれの内容に即したモデルや技術が展示されます。
なかでも、「限りある資源の制約からの解放」エリアに置かれ、世界初公開される電動モビリティのコンセプトモデル「SUSTAINA-C Concept(サステナ・シー コンセプト)」は、発表以来大きな話題を集めています。
サステナ・シー コンセプトは、限りある資源の制約からの解放と、地球環境の保護・自由な移動の喜びを両立することを目指して開発され、「解放」を体現するモビリティと銘打たれています。
資源の循環利用(リソースサーキュレーション)により、回収した使用済みアクリル樹脂を再利用したボディは、3ドアハッチバックらしきスタイルを採用。
丸いヘッドライトとともに、同じくハッチバックボディのコンパクトEV「Honda e(ホンダ・イー)」と同様のイメージが付与されていますが、Honda eがどことなく初代シビックを思わせるのと同じく、サステナ・シー コンセプトもまた、懐かしいホンダのあの名車がモチーフになっているようです。
そのクルマとは、1981年に登場した初代「シティ」です。
シビックよりもコンパクトなクラスを狙い、平均年齢27歳という若いスタッフが20代から30代の若者に向けて生み出したコンパクトカーでした。
全長は現在の軽自動車規格とほぼ同じ約3.4mしかありませんが、全高を高くして室内空間を拡大することで、大人4人の乗車を可能としています。
当時としては非常に斬新なスタイルは「トールボーイ」と称され、車高が低いクルマが多かった当時では、とても画期的でした。
ボンネットには強めの傾斜が設けられ、その先端には丸いヘッドライトを装着。前後のバンパーは一部グレード以外黒樹脂のままとされ、車体色とのよい対比を生み出していました。
特にイメージカラーだった赤色では、その傾向は鮮やかでした。
ここで改めてサステナ・シー コンセプトを見てみると、強めにスラントするボンネット、丸いヘッドライト、現在のクルマとしては立ち気味の各ピラー、赤い車体、黒い樹脂風のバンパーなど、初代シティを強く意識したデザインが施されていることがわかります。
ホンダはまだ何も案内していませんが、そもそも車名に“C”が冠されているあたり、“CITY(シティ)”との関連性を暗に匂わせているのでしょう。
■シティとは切っても切れない関係の新型「モトコンポ」も同時発表か
さらに、サステナ・シー コンセプトと同じ発想で開発されたバイク「Pocket Concept(ポケット コンセプト)」も、JMS2023で同時に展示されます。
画像を見る限りでは、ハンドルなどが折りたためる構造になっているようで、しかもカラーリングもサステナ・シー コンセプトに合わせて赤と黒を基調としています。
ここまで聞くと、初代シティを知っている人なら「これは間違いなくモトコンポだ」と気がつくでしょう。
モトコンポとは、初代シティのコンパクトなトランクに横倒しで積みこめる、50ccの折りたたみ式超小型原付バイクの名称です。
シティで目的地に着いた後、モトコンポによって近場へのさらなる自由な移動を可能とするという、今でいう「ラストワンマイル」を担う斬新なアイデアを、40年以上も前から具現化していたことに改めて驚かされます。
このようにモトコンポは、初代シティとは切っても切れない関係にあります。
9月に発表されたホンダの出展概要では、それぞれわずか1枚ずつの画像しか公開されておらず、しかもスペックや機能など具体的な情報は明らかにされていないため、あくまでも推測の域を出ない状態ではあります。
しかし、見るからに初代シティを思わせる4輪電動モビリティと、これまたモトコンポを思わせる2輪電動モビリティの組み合わせということは、サステナ・シー コンセプトにポケットコンセプトが搭載できることは間違いないでしょう。
※ ※ ※
SUVブームのなかで、少し影が薄くなってきた小型ハッチバック車。
しかし魅力的なデザインやコンセプトならば、再び市場で受け入れられるのではないか、という可能性をサステナ・シー コンセプトからは強く感じることができます。
次期シティ&モトコンポかもしれない2台の電動モビリティの発売を、ぜひとも願いたいところです。
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でも元ホンダ党としては、また乗りたいって思えるホンダ車が出るのを願ってるよ