2025年シーズンのF1開幕戦オーストラリアGPでは、グリッドの勢力図の一端が見えてきた。その中でハースは予選・決勝共に最下位に沈むなど苦戦……今季からチームに加入したエステバン・オコンは、ペース不足に驚きを隠せない様子だ。
ハースにとって2025年シーズンは波乱の幕開けとなった。オーストラリアGPのフリー走行1回目で新人のオリバー・ベアマンがクラッシュを喫し、早速パワーユニット交換を強いられ、マシン修理のため続くフリー走行2回目に出走できず。2日目のフリー走行3回目もベアマンがスピンを喫したことで、オコンはひとりでデータ収集を行なうこととなった。
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予選ではベアマンにギヤボックスの問題が発生しグリッド最後尾が確定。ただ、アタックできたオコンも19番手でQ1敗退という結果に終わった。
決勝レースでハースは、路面が急速に乾きライバルがスリックタイヤに履き替える中、インターミディエイトタイヤでステイアウトすることを試したものの、再び雨が落ちてくる前のセーフティカー中に断念し、ピットに飛び込んだ。
「結局、タイムを失うことはなかったし、持っているモノを最適化しただけだから、やってみる価値はあった。本当の問題は、今回のレースで僕らにパフォーマンスがなかったことだ」とオコンは言う。
また、決勝レースが6名リタイアと大荒れの展開となったことから、ペースで苦しんだハースとしても入賞のチャンスがあったかもしれないとオコンは言う。ただ、結果的には、レースを完走した中では最下位となる13~14位。本来マシンが持つパフォーマンスとは異なるはずだと語った。
「あと少しでポイント争いに加われていたかもしれない。僕の目の前のマシンはポジション争いをしていた。ただ、トップ10入りまであと2~3ポジション上げていく必要があり、残念ながらついていくことができなかった」とオコンは言う。
「僕らがこれまで見てきたモノとは違うから、よく見てみる必要がある。今の立ち位置は本当に予想外だ。次のラウンドで巻き返すため、色々なことが見つけられると確信している」
昨年ハースのライバルだったウイリアムズは、プレシーズンテストからのスピードを開幕戦に引き継ぎ、アレクサンダー・アルボンが5位でビッグポイントを獲得。アストンマーティンやザウバーも混乱に乗じてトップ10に食い込んだ。レーシングブルズやアルピーヌは無得点に終わったものの、開幕戦では予選Q3に進むパフォーマンスを発揮しており、状況次第では中団グループ上位につけることもできると考えられる。
ハースにとっても、ドライバーにとっても、ライバルから一歩後れを取った感のある予想外の開幕戦となったが、残る23戦で状況をひっくり返すことができるのか、チームを率いて2年目を迎えた小松礼雄代表の手腕も問われる。
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