来季2025年も2月初旬の開催が予定されるNASCARカップシリーズ恒例のエキシビジョン戦『The Clash(ザ・クラッシュ)』に関し、NASCAR運営団体はここ数年の開催が続いてきたロサンゼルスのオリンピック・スタジアムから、新たにノースカロライナ州のショートトラックであるボウマングレイ・スタジアムでの開催をアナウンス。同地では最後にNASCARが行われた1971年以来初めて、カップシリーズが競われることとなった。
「ボウマングレイ・スタジアムはモータースポーツで名高い歴史を誇ってきた。1971年以来初めて、この尊敬されるレーストラックにてカップシリーズをふたたび開催できることを楽しみにしている」と語るのは、NASCARのエグゼクティブ・ヴァイス・プレジデント兼チーフ・ベニュー&レーシング・イノベーション・オフィサーを務めるベン・ケネディ。
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「NASCAR初のウイークリーレーストラックであるボウマングレイ・スタジアムは、草の根レースの元祖として今も特別な位置を占めている。熾烈な競争の歴史を持つ我々カップシリーズは、この『ザ・マッドハウス』でクラッシュを開催できることを誇りに思っているよ」
NASCARでもっとも長い開催実績を持つ最古参のオーバル兼サッカースタジアムは、4分の1マイルのショートトラックとして1937年に建設された。その後、1949年にはNASCARが競う最初の舗装レーストラックとなり、NASCARは今年初めにトラックのあるノースカロライナ州ウィンストンセーラム市と提携し、この施設でのレース運営と長期管理を引き継ぐ契約を結んでいた。
「ウィンストンセーラム市は、2025年の『ザ・クラッシュ』の開催地にボウマングレイ・スタジアムを選んだNASCARに非常に感謝し、興奮している」と続けた同市のアレン・ジョインズ市長。
「これにより我々の街とNASCAR、そしてこの地域の多くのファンとの関係がさらに強固になり、NASCARカップシリーズがボウマングレイ・スタジアムに戻ってくる日を歓迎したいと思っている」
このスタジアムは1958年から1971年にかけて通算29回のNASCARカップシリーズ戦を開催し、近年では2011年から2015年にかけて当時のK&Nプロシリーズ・イースト、現在のARCAメナーズシリーズ・イーストを主催し、その2013年大会では前出のケネディが勝利を飾っている。
1979年にデイトナで始まった『ザ・クラッシュ』は、2020年までマイアミのスーパースピードウェイを舞台に継続され、2021年はそのロードコースで実施。翌年の2022年から2024年にかけては、前述のとおり『ブッシュ・ライト・クラッシュ・アット・ザ・L.A.コロシアム』として、オリンピック記念コロシアムでの開催が続いてきた。
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