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日本導入にも期待! スバル史上最大のSUV「アセント」を北米で世界初公開

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日本導入にも期待! スバル史上最大のSUV「アセント」を北米で世界初公開

 新開発2.4リッター水平対向ターボを搭載

 スバル(SUBARU)は、米国ロサンゼルスにて現地時間11月28日に、北米市場専用となる新型車「ASCENT(アセント)」を世界初公開した。

【NYショー2017】スバルの新型SUVの名称は「アセント」に決定(動画あり)

 アセントは、北米市場でのさらなる成長を目指して開発された、スバルのラインアップで最大サイズの新型3列ミッドサイズSUVだ。日本でも好評の「アイサイト」を全車標準装備するとともに、新開発となる2.4リッター4気筒水平対向直噴ターボエンジンやシンメトリカルAWD、さらにSUVらしいダイナミックな走りを楽しめるX-MODEを搭載。スバルのコアテクノロジーをふんだんに盛り込んだファミリー層向けモデルである。

 また、米国の生産拠点でる「SUBARU OF INDIANA AUTOMOTIVE INC.」にて生産し、2018年初夏に販売を開始する予定である。

 アセントの主な特徴は下記の6つだ。

 1)ファミリーユースの使いやすさを追求したパッケージング

 乗員同士の快適な距離や十分なカーゴスペースを確保している。運転席にクッション調整機能付きフロントシートを、7名乗車仕様の2列目シートには2名掛けのキャプテンシートを、スバルで初採用。3列目シートにはシートリクライニングを設けるなど、従来の狭いイメージから乗ることが楽しくなる空間へと作り上げられている。

 さらに、カーゴスペースに影響しない、初採用の駆動ユニット一体の新型パワーリヤゲートや乗降用のステップやグリップを備えるなど、快適性だけではなく乗降性も優れている。

 2)充実した室内装備

 スマートフォンと連携できるインフォテインメントシステムやキャビンビューミラー、パノラミックサンルーフ、サンシェード、前席左右・後席独立温度調整機能付きフルオートエアコン、ベンチレーションシートをスバルとして初採用。また3列目シートにはタブレット端末が置けるホルダーやUSB電源、さらに専用のエアコンの吹き出し口を装備し、快適かつ機能的な室内空間に仕上げた。

 3)SUBARU共通のデザインフィロソフィー「DYNAMIC×SOLID」

 エクステリアは、SUVらしい力強さや躍動感、存在感などを表現しており、フロントマスクは現行型フォレスターと類似している印象も受ける。インテリアについては、ゆったりとしたボリュームのあるセンターゾーンから室内全体を広く見えるよう、インパネを流れるようなデザインとし、SUVの持つ余裕のあるスタイルに仕上げているのが特徴である。

 4)SUVの走破性と走りの楽しさ

 新開発2.4リッター4気筒水平対向直噴ターボエンジンにより、小排気量でありながら3.5リッター6気筒エンジンに引けを取らないスムースな加速を実現。SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)を採用したことで車体剛性がアップし質感の高い走りを実現した。

 また、雪道や泥道などの悪路や高速道路など、さまざまな路面状況でも安定した走りができる独自の4輪駆動システム「シンメトリカルAWD」はもちろん、滑りやすい路面などでエンジン、トランスミッション、ブレーキを統合制御し、また下り坂では低速を維持して走れるヒルディセントコントロール制御も設定可能な「X-MODE」を採用。ドライバーの安心感を向上させている。加えてアプローチアングル、ディパーチャーアングル、ランプブレークアングルなどロードクリアランスも確保している。

 さらに、スバル初となる最高2268kgのトーイング(けん引)性能を持ち、キャンピングカーやボートなどの牽引も可能にするパワフルさを備えている。

 5)ストレスのない快適な走り

 SGP(スバルグローバルプラットフォーム)の採用で振動が小さく静粛性を向上しつつも、アクセル開度に応じてスポーティな加速感を味わえるオートステップ変速制御と、滑らかなドライビングを感じられる無段変速制御を自動的に選択する機能が付き、快適さと走りの楽しさの両立が叶えられている。

 また、停車時にブレーキペダルから足を離しても車両停車位置を保持する、オートビークルホールドにより、渋滞時や信号待ちなどのドライバーの疲労感やストレスを軽減。航続距離については、73リットルの大容量燃料タンクを備えるとともに、新開発のエンジンとスポーツリニアトロニックCVTの搭載によりクラストップレベルの水準をクリアした。

 6)最高の総合安全性能

 0次安全では、ボディサイズの大きいSUVでありながらも、ピラー形状の最適化やカメラ・モニターやフロントビューモニターの設定等により死角を低減。またリヤゲートガラス上部室内側に搭載したカメラと連動したスマートリヤビューミラーにより、後方視認性を向上している。

 走行安全として、優れたブレーキ性能とSGPの導入により、クラストップレベルの危険回避性能を実現している。さらに直進安定性とドライバーに忠実な操舵性能により、長距離ドライブ時の疲労軽減に貢献している。

 予防安全面では、「アイサイト」とアイサイトアシストモニターを全車標準装備。さらに後退時自動ブレーキや、後側方警戒支援システムを搭載したことで、全方位における安全サポートを充実させた。あわせて、ステアリング連動ヘッドランプやハイビームアシストの採用で、夜間のドライブの安全性も向上している。

 衝突安全面では、SRSエアバッグ(運転席/助手席)、SRSニーエアバッグ(運転席)、SRSサイドエアバッグ/SRSサイドカーテンエアバッグ、合計7つのエアバッグを全車標準装備し、クラストップの乗員保護性能を実現している。

 エクシーガが来年3月に生産終了しSUBARUの7人乗りモデルが日本市場から姿を消すことも踏まえ、また昨今のSUVの需要が高まっている点からもアセントの逆輸入に期待したい。燃費や価格などまだ明かされていない部分も含めて、アセントから今後も目が離せない。

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