現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > ジープ・ラングラー アンリミテッドサハラ試乗記(AWD 3.6L+8速AT)冒険だけじゃない

ここから本文です

ジープ・ラングラー アンリミテッドサハラ試乗記(AWD 3.6L+8速AT)冒険だけじゃない

掲載 更新 1
ジープ・ラングラー アンリミテッドサハラ試乗記(AWD 3.6L+8速AT)冒険だけじゃない

この見た目の個性からか、近年若年層に人気があり本格オフローダーというよりトレンドアイテムとしての注目度が上がっているのがジープ・ラングラーだ。その4ドアラグジュアリーモデルの「サハラ」に試乗してきたのでお伝えしよう。

クルマ選びにおいて「人と違う」という要素が大きなウエイトを占める人が少なからずいる。そうした個性を求める人達から熱い視線を送られているというが、実際に見ると大きくその存在感は強烈なインパクトがある。試乗車のボディカーは「グラナイトクリスタルメタリック」というグレーカラーでソリッドに見えるメタリック。このカラーがまたワイルド感を演出している。

メルセデス・ベンツの電気自動車第2弾「EQA」試乗記

全長は4870mm、全幅1895mm、全高1840mm、ホイールベース3010mmと大きい。試乗車は「ジープ・ラングラーアンリミテッド サハラ」でV6型3.6Lのクライスラー製ペンスターエンジンを搭載。トランスミッションは8速ATでもちろん副変速機付きの4WDで、2H、4H、4H auto、4Lの切り替えが可能だ。4Hと4Lはデフロックされ本格的な悪路・岩場走行で使用し、4H autoはタイヤに掛かる負荷によって自動で伝達トルクが変わるので、激しい雨の高速道路などでは威力を発揮する。2Hは2輪駆動で通常走行のメイン駆動方式だ。

現行のラングラーは2018年に11年ぶりのフルモデルチェンジを行なっており、このとき装備類も最新のものへと変更されている。特にこのサハラはラングラーの中でもラグジュアリー系なので、高級車に装備されるような豪華装備を備え、静粛性なども合わせて快適性の高いモデルでもある。

ラングラーのラインアップを見てみると、2ドアのショートホイールベースモデル「ラングラー・スポーツ」は受注生産でラインアップ。中心となる4ドアモデルでは「アンリミテッド・スポーツ」「アンリミテッド・サハラ」そして「アンリミテッド・ルビコン」と3モデルがあり、エンジンも2.0Lターボ搭載モデルも選択できる。

ルビコンはアメリカのカリフォルニア州レイクタホ周辺にあるトレイルの地名で、4WDを駆使して性能アピールの場として有名なところ。その名前を冠しているのがアンリミテッド・ルビコンだ。そして試乗車のサハラは、そうしたハードな4WD性能を持ちながらラグジュアリーな性能を持っているモデルで、特に装着タイヤがオンロードをメインとしたタイヤという点が相違だ。

実際に走行してみると、外観からは想像もできないほど静かで滑らかなのだ。その意外性からも最初に思うのは「え?」という驚きの静粛性。アクセルを踏み込まなければエンジン音も聞こえないほどで、しかも乗り心地もいい。3mを超えるホイールベースだけにゆったりとした動きをするので、高級感すら感じられるのだ。

それだけにデイリーユースや、ライフスタイルの相棒として自己演出にはもってこいというわけで、若者世代を中心に人気があるというのも納得できる。

装備では近年多くのモデルに装備されている運転支援装置も抜かりなく搭載され、レザーシートが選択できたり、タッチ式ナビモニター、スマホ連動機能も搭載している。さらにステアリングヒーターにシートヒーターも、アイドリングストップにバックモニターといったフル装備なのだ。

そして2021年5月に導入した「スカイ・ワンタッチパワートップ」も装備している。キャンバスのルーフが運転席から荷台まで全面オープントップとなるルーフだ。サンルーフというレベルではなく、オープントップになるのだ。じつは、静粛性が高いとは言え、唯一トンネルに入ると音の反響でルーフからの音が車内に入り込む。ルーフはキャンバスだけに吸音性が弱く、トンネル内だけは騒々しくなってしまう。

それとACCが渋滞時に活躍はしてくれるものの、完全停止してしまうとACCが解除されてしまうので、日本の高速道路の渋滞では使いづらい。このあたりはOTAでなんとかならないものだろうか。

面白い機能ではインパネやナビ画面などのバックライトをすべて消灯できる機能があった。元々ラングラーは軍用ジープを系譜にもっているので、敵に見つからないように?あるいは野生動物を刺激しないように?車内を真っ暗にできるのだ。どういう意図からの装備か不明だが、ユニーク装備と言える。

そして細かいところでは、「メディア」と書いてある蓋の裏にはUSBなどの端子接続部があるが、この蓋のヒンジが上部についている。使う時は少々使いにくいが、悪路走行中に蓋が勝手に開かないための工夫で、軍用やサバイバル系のアイテムではこうした工夫が一般的で、このちょっとしたアイテムにも、心ときめく人がいるのは間違いない。1992年キャメルトロフィー サバ・マレーシア大会にメディア枠で出場し、ボルネオのジャングルを23日間彷徨った筆者タカハシはときめいた(笑)

じつは、ラングラーモデル全般に言える機能として、ドアやフロントウインドウなどいろいろなものが脱着できる機能をもっているのだ。試乗車のサハラもフロントウインドウは前に倒れ、ドア4枚、リヤクオーターパネルも外すことができ、骨組みだけでの走行が可能なモデルなのだ。ただ、実際にはパワーウインドウの配線などケーブルが取り回されているので、実際にバラバラにしたら、整備士に組み立ててもらわないと復帰できないということになってしまうのだが。

こうしたハードなモデルは、見渡してもラングラーだけで唯一無二の存在と言えるだろう。このインディ・ジョーンズのようなモデルを実際の悪路や山林などアウドドアで乗るのも楽しいが、都会でホテルのクルマ寄せに乗り付けるのもまたオシャレだ。そうした両極端な性能を持っているからこそ、人とは違うといった価値観を持つ人達からの支持があるわけだ。

2020年にはこの独自のマーケットにランドローバー・ディフェンダーが投入され、日本にはこのマーケットに活性があるから投入されたのだろう。冒険心と個性を大事にする人には刺さるモデルだった。<レポート
高橋明/Akira Takahashi>

価格

ラングラー・アンリミテッド・サハラ スカイワンタッチパワートップ:628万円(税込み)

こんな記事も読まれています

ホンダが新型「ビート」初公開! “スポーティ×経済的”な「2シーター仕様」で復活か! “名車”を継ぐ「新型二輪モデル」を尼で発表
ホンダが新型「ビート」初公開! “スポーティ×経済的”な「2シーター仕様」で復活か! “名車”を継ぐ「新型二輪モデル」を尼で発表
くるまのニュース
フィアット500が19年ぶりフルモデルチェンジ 新型ハイブリッド、2026年導入へ
フィアット500が19年ぶりフルモデルチェンジ 新型ハイブリッド、2026年導入へ
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデの新型EV、その名は『インスター』…ティザー
ヒョンデの新型EV、その名は『インスター』…ティザー
レスポンス
なぜジープからランドローバー新型「ディフェンダー」へ乗り換えた? ホイールやマフラーなど徐々にカスタムを楽しんでいます
なぜジープからランドローバー新型「ディフェンダー」へ乗り換えた? ホイールやマフラーなど徐々にカスタムを楽しんでいます
Auto Messe Web
トヨタ“謝罪”株主総会スタート、「出席表明」の豊田章男会長は“ドタキャン”[新聞ウォッチ]
トヨタ“謝罪”株主総会スタート、「出席表明」の豊田章男会長は“ドタキャン”[新聞ウォッチ]
レスポンス
WRCのハイブリッド廃止案が撤回に。今後2シーズンは現規定を維持、新マシン導入は2027年以降か
WRCのハイブリッド廃止案が撤回に。今後2シーズンは現規定を維持、新マシン導入は2027年以降か
AUTOSPORT web
車の「サンシェード」意味あるの? “暑い車内”はどう対処する? 「最速で冷やすカンタンな方法」とは
車の「サンシェード」意味あるの? “暑い車内”はどう対処する? 「最速で冷やすカンタンな方法」とは
くるまのニュース
勘違い多発!ゼブラゾーンは走行してもいいのか
勘違い多発!ゼブラゾーンは走行してもいいのか
バイクのニュース
ロータスのハイパーEV『エメヤ』、急速充電で他社をリード…14分でバッテリーの80%充電
ロータスのハイパーEV『エメヤ』、急速充電で他社をリード…14分でバッテリーの80%充電
レスポンス
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 搭載の「最新ハイブリッド」何がスゴイ? 他メーカーがマネしない「e:HEV」の進化とは
ホンダ新型「ヴェゼル」登場! 搭載の「最新ハイブリッド」何がスゴイ? 他メーカーがマネしない「e:HEV」の進化とは
くるまのニュース
アルピーヌ、離脱確定のオコンもガスリーと“平等”と明言。激しい中団争いの最中で揉めている場合ではない?
アルピーヌ、離脱確定のオコンもガスリーと“平等”と明言。激しい中団争いの最中で揉めている場合ではない?
motorsport.com 日本版
スズキが“新”「ハスラー」発表! めちゃ黒顔の「新タフワイルド」も設定! オシャレベージュ&斬新2トーンも用意 「カラバリ」の変化とは
スズキが“新”「ハスラー」発表! めちゃ黒顔の「新タフワイルド」も設定! オシャレベージュ&斬新2トーンも用意 「カラバリ」の変化とは
くるまのニュース
ライダーの感情を色で可視化 ヤマハが開発する「感情センシングアプリ」とは?
ライダーの感情を色で可視化 ヤマハが開発する「感情センシングアプリ」とは?
バイクのニュース
アウディ『Q5』特別仕様を発表…インチアップホイールやレザー内装
アウディ『Q5』特別仕様を発表…インチアップホイールやレザー内装
レスポンス
【試乗】「LSD」の変更と「サーキット用DSC」を採用! 大幅改良したロードスター「NR-A」の実力をサーキットで試した
【試乗】「LSD」の変更と「サーキット用DSC」を採用! 大幅改良したロードスター「NR-A」の実力をサーキットで試した
WEB CARTOP
日産が新たな車中泊のカタチを提案する“MYROOM”シリーズに「NV200バネットMYROOM」を設定すると予告
日産が新たな車中泊のカタチを提案する“MYROOM”シリーズに「NV200バネットMYROOM」を設定すると予告
カー・アンド・ドライバー
2024年5月の中古車登録・届け出台数 前年比4.8%増の52万5853台 新車影響は軽微
2024年5月の中古車登録・届け出台数 前年比4.8%増の52万5853台 新車影響は軽微
日刊自動車新聞
細部まで愛情を込めて改良し、更に進化したフォルクスワーゲンの新型「ゴルフ GTI クラブスポーツ」の全て!
細部まで愛情を込めて改良し、更に進化したフォルクスワーゲンの新型「ゴルフ GTI クラブスポーツ」の全て!
AutoBild Japan

みんなのコメント

1件
  • 実際にはパワーウインドウの配線などケーブルが取り回されているので、実際にバラバラにしたら、整備士に組み立ててもらわないと復帰できないということになってしまうのだが←全てコネクター接続なのでオーナー対応可能です。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

799.0899.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.81878.0万円

中古車を検索
ラングラーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

799.0899.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

65.81878.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村