新型はマルチテレインセレクトが大幅に進化。悪路をスムーズに走り抜ける!
オフロードを抜きにランドクルーザー(以下ランクル)は語れない。向かったのは愛知県の「さなげアドベンチャーフィールド」。少々の難所でも走破できると思ってはいたものの、そこで体感した悪路走破性は異次元だった。
納車、数年待ち!それだけの価値あるクルマ、ランドクルーザー300の存在感
試乗日は、時折雨が降るコンディション。車両はタイヤを含めフルノーマル状態である。早速コースイン。マルチテレインセレクトの効果を実感する。従来のブレーキ制御のみから駆動力やサスペンションを含めた統合制御へと進化した新システムは、作動が非常にスムーズ。オートのままでも驚くほどの走破性を見せたが、モードを切り替えるとアクセル操作に対するスロットルの開き方が変化して走りやすさが変わる。
雨でいつも以上に滑りやすくなった岩場でも、ロックを選ぶだけで走り切れたことに感心した。セレクトダイヤルが、走りながらでも非常に操作しやすいこと、そして作動範囲がH4まで拡大され高めの車速でも使えるようになった点も新型のアドバンテージである。
オフロードでも心理的負担は最小限。まさに「疲れない」
サスペンションはオフロードでも完成度が高い。各部の改良により路面からの入力受け止めが巧みになると同時に、操舵アクチュエーターが付いたおかげでハンドルが取られにくく、キックバックも減っている。これなら荒れた路面を長時間走り続けても心理的、身体的負担は少ない。開発陣が「疲れないクルマを目指した」という説明を理解した。
クロールコントロールの制御も進化していた。従来はやや大きかった作動音が低減するとともに、一瞬スッと空走して不安に感じるようなこともなくなった。スムーズな極低速走行を維持してくれるのでハンドル操作に集中できる。
驚いたのはGRスポーツの走りだ、舗装路でも感心したが、オフロードでもひと味違う。前後スタビライザーのロックとフリーを自動的に切り替えるE-KDSSが効いて、モーグルでも足が驚くほどよく伸びる。おかげで車体の揺れが小さく、水平に近い状態が保たれる。頭や身体のブレは非常に小さい。まるで魔法のように悪路をスムーズに走り抜ける。
新しいパワートレンも素晴らしい。ギアを細分化した10速ATの効果もあり、ダウンサイズした3.5リッター・ガソリンでも低速トルクは十分。力強さが頼もしい。ただし乗り比べるとディーゼルのほうが魅力的。パワーがダイレクトに伝わり、特性もリニアでコントロールしやすかった。
車両周囲の状況把握も楽々、まさにオフロードの王者!
車両周辺の状況をディスプレイに表示する機能が充実したのも朗報である。ボンネット下やリアタイヤ周辺まで確認できるようになったのは助かる。しかも画面は精彩。小石の有無まで路面の様子を把握できた。
新型ランドクルーザーは、生粋のクロスカントリーモデルだった。高い完成度にオンロードでも驚いたが、進化の幅はオフロード性能のほうがより大きいように思う。あいにくの雨が、むしろ恵みの雨に思えたほどだ。ただでさえ厳しいコースがより難易度を増す中で、ランクルの本領である“どこへでも行けて、必ず生きて帰ってこられるクルマ”であることを、身をもって実感した。
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