メルセデス・ベンツ「Cクラス・ステーションワゴン」をオフロードテイストに仕立てた「Cクラス・オールテレイン」が間もなく本年のIAA モビリティ(9月7日~12日)で公開される。実車の公開に先立って、IAA モビリティの公式インスタグラムアカウントにはCクラス・オールテレインのイメージがアップされ、Cクラスの新たな派生車種誕生を盛り上げている。
ステーションワゴンの車高を引き上げ、マット仕上げのオーバーフェンダーなどワイルドなエクステリアパーツを与えたメルセデスのオールテレインは、2017年春に登場したEクラス・オールテレインが元祖。今回登場するCクラス・オールテレインもEクラスで先に採用された人気レシピを取り入れ、ベースモデルよりロードクリアランスを40mmアップしたほか、オーバーフェンダー、専用ラジエーターグリル、バンパー、前後アンダーガードなどにマットダークグレーのコントラストを付与し、走破性を強くアピールする。
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機能面ではAWDシステム「4MATIC」が全車標準となり、ドライビングモードを選択する「ダイナミックセレクト」には、新たにダートや砂地用の「OFFROAD」、および急坂を超低速で下ることができる「OFFROAD+」が追加されている。また、ヘッドライトにはオプションでSクラスと同じ「デジタルライト」が用意され、ダイナミックセレクトで「OFFROAD」モードを選択した場合、進路を広範囲に照射できる専用のオフロードライトが点灯するよう設定されている。
大型のタッチスクリーンを備えたインテリアはベース車両と同様だが、インフォテイメントシステムにはオールテレインだけのグラフィックが追加され、路面の傾斜角度、ステアリングの切り角、方位磁針などを表示可能。
パワートレーンは2.0L 4気筒ガソリンターボもしくは2.0L 4気筒ディーゼルターボの2種類で、どちらもスタータージェネレーターを使ったマイルドハイブリッドシステムを備える。
現状、Cクラス・オールテレインの日本導入は未定だが、Eクラス・オールテレインは同エンジンを積むステーションワゴンに比べ約100万円アップだから、国内販売されれば700万円台後半がスタートプライスとなりそうだ。
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