現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > BMW 5シリーズが、ダイナミックかつハイテク感満載でフルモデルチェンジ。バッテリーEVのプレミアムサルーン「i5」にも注目したい

ここから本文です

BMW 5シリーズが、ダイナミックかつハイテク感満載でフルモデルチェンジ。バッテリーEVのプレミアムサルーン「i5」にも注目したい

掲載 8
BMW 5シリーズが、ダイナミックかつハイテク感満載でフルモデルチェンジ。バッテリーEVのプレミアムサルーン「i5」にも注目したい

2023年7月13日、BMW ジャパンはプレミアム ミドルセダンの「5シリーズ」をフルモデルチェンジして販売を開始した。デリバリーは、523iおよびi5に着いては同年第4四半期以降を、523d xドライブについては2024年第1四半期以降を予定している。(写真:井上雅行)

新しいデザイン言語を採用したエクステリア
5シリーズは、世界で最も成功したビジネス セダンの1台ともいわれる、BMWのプレミアム ミドルセダンだ。初代は1972年に登場し、今回の新型は8代目となる。なお、BMWの「○シリーズ」は、この5シリーズから始まっている。

●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか

そのスタイリングは、BMWのセダンらしいコンベンショナルなものだが、新しいデザイン言語を採用し、スポーティさに、エレガンスとセダンらしい格式のある存在感を強調している。

フロントビューは、現代的な解釈によるツインヘッドランプと伝統のキドニーグリルを垂直方向に拡大し、やや前方に突き出たシャークノーズ & ロングボンネットが特徴的だ。ほぼ垂直に配置されたLEDはデイライト ランニングランプおよびウインカーとして機能する。キドニーグリルには、夜間走行時にBMWブランドの象徴である造形を印象的にライトアップするBMWアイコニックグローを備えている。

サイドビューは、高いショルダーライン、金属を削り出したような塊感のある力強くデザインされたドアパネルおよびフェンダーの造形、正確にトレースされた2本のキャラクターラインが躍動的だ。ブラックのサイドスカートがスポーティに引き締め、ドア表面に溶け込ませたドアハンドル、Cピラー下部にあるエンボス加工された数字の5が特徴的なホフマイスター キンクを形成するガーニッシュへと、ダイナミックに伸びたシルエットが力強いリアエンドへと流れ込んでいる。

リアビューでは、クロームストリップで分割されたフラットなテールランプが、特徴的なL字型を高品質かつ表情豊かに表現し、リバースランプをリアバンパー内に配置して、斬新かつエレガントなデザインとしている。

物理的スイッチを削減。ビーガン インテリアも設定
インテリアでは、BMW特有の駆けぬける歓びを感じられ、長距離走行においては、高次元の快適性を提供するデザインエレメントを採用した。広々としたスペース、随所に取り入れられたモダンな機能、高次元のオーディオ性能、高品質で精密に加工された素材、素晴らしい完成度、高度なデジタルサービスがインテリアの雰囲気を特徴づけている。

コクピットは、先代に比べてボタン類が大幅に削減され、無駄を省いた洗練された印象を与えている。BMWカーブドディスプレイは、最新の12.3インチのインフォメーションディスプレイと14.9インチのコントロールディスプレイで構成される。インパネ中央からドアトリムを立体的なクリスタル面が貫くBMWインタラクションバーを標準装備し、ドライバーの好みの走行モードに応じて室内空間をアーティステックに演出する。

ステアリングホイールも再設計され、下部が平らになり、ステアリングまわりに空間を与え、コントロールパネルとセンターコンソールのセレクターレバーには、操作時のフィードバックが追加された。新型5シリーズは、シート、ダッシュボード、ドアパネルの表面に加え、ステアリングホイールを、地球環境に配慮し、植物を主原料とした持続可能な素材で、上質なレザーと同等の柔らかさと風合い、耐久性を実現したビーガン インテリア仕様を一部モデルに標準装備とした。

日本仕様のパワートレーンはエンジン車と電気自動車で2種ずつ
日本仕様の新型5シリーズには、2Lのガソリンターボとディーゼルターボ(いずれもマイルドハイブリッド)、および電気自動車は1モーターと2モーターが設定された。

523iは、従来からある2L 直4ガソリンターボエンジンだが、より高精度なターボシステム&バルブ制御にツインインジェクションを搭載したミラーサイクル エンジンへと進化させ、48Vマイルドハイブリッドを組み合わせて、システムトータルで190ps(140kW)と310Nmを発生する。

523d xドライブは、従来型から改良された2L 直4のディーゼルターボに48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ、システムトータルで197ps(145kW)と400Nmを発生する。しかも駆動方式は4WDとなる。

i5 eドライブ40は、340ps(250kW)を発生する電気モーターで後輪を駆動するBMW伝統のRWDモデルだ。最大トルクは430Nmで、スポーツブーストまたはローンチコントロール機能が作動している場合、0→100km/h加速は6.0秒。ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池の総エネルギー量は81.2kWhで、一充電での走行可能距離は477ー582kmだ。

i5 M60 xドライブは、261ps(192kW)を発生する電気モーターで前輪を、340ps(250kW)を発生する電気モーターで後輪を駆動する、4WDのMパフォーマンスモデルだ。システムトータルで601ps(442kW)と820Nmを発生し、MスポーツブーストまたはMローンチコントロール機能が作動している場合、0→100km/h加速は3.8秒を誇る。ボディ床下に収納されているリチウムイオン電池の総エネルギー量は81.2kWhであり、一充電での走行可能距離は455ー516kmに達する。(ここで紹介している数値は、すべてヨーロッパ仕様のもの)

安全&快適装備もトップレベルで充実
ドライビング ダイナミクスにおいては、シャシ制御技術はモデルバリエーション毎に最適化され、4輪操舵を可能とするインテグレーテッド アクティブステアリングと電子制御のショックアブソーバーを備えたアダプティブサスペンションはi5に標準装備、エンジン車にオプション設定される。

ハンズオフ機能付き渋滞運転支援機能、安全機能・運転支援システム「ドライビングアシスト プロフェッショナル」、完全自動駐車が可能となる「パーキングアシスト プロフェショナル」なども標準装備。

さらに、全方向(前後左右)記録可能なドライブレコーダーやアラームシステム、コネクテッドドライブなども標準装備しており、安全&快適装備はBMWを代表するプレミアム ミドルセダンらしく充実している。ハンドル位置は、全グレードとも右のみ。グレードと車両価格(税込)は、以下のとおりだ。

523i エクスクルーシブ:798万円
523i Mスポーツ:868万円
523d xドライブ Mスポーツ:918万円
i5 eドライブ40 エクセレンス:998万円
i5 eドライブ40 Mスポーツ:998万円
i5 M60 xドライブ:1548万円

BMW 523i 主要諸元


●全長×全幅×全高:5060×1900×1515mm
●ホイールベース:2995mm
●車両重量:1800kg
●エンジン:直4 DOHCターボ+モーター
●総排気量:1995cc
●システムトータル最高出力:140kW(190ps)
●システムトータル最大トルク:400Nm(40.8kgm)
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FR
(数値は、すべてヨーロッパ仕様のもの)

BMW i5 M60 xドライブ 主要諸元


●全長×全幅×全高:5060×1900×1515mm
●ホイールベース:2995mm
●車両重量:2380kg
●モーター:交流同期電動機×2
●システムトータル最高出力:601ps(442kW)
●システムトータル最大トルク:430Nm(43.9kgm)
●バッテリー総電力量:81.2kWh
●一充電での走行可能距離:455ー516km
●駆動方式:4WD
(数値は、すべてヨーロッパ仕様のもの)

[ アルバム : BMW 新型5シリーズ はオリジナルサイトでご覧ください ]

こんな記事も読まれています

自転車も違反によって「講習会」の受講命令が下る! バックレると「罰金」だった!!
自転車も違反によって「講習会」の受講命令が下る! バックレると「罰金」だった!!
WEB CARTOP
スーパーGT第2戦富士、その舞台裏で起きていた車検違反の協議。お咎め無しの裁定に坂東代表が私見「規則の解釈に関しては話をすべきだが……」
スーパーGT第2戦富士、その舞台裏で起きていた車検違反の協議。お咎め無しの裁定に坂東代表が私見「規則の解釈に関しては話をすべきだが……」
motorsport.com 日本版
【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「トヨタ・ヴィッツ」から全4問!
【クルマら部】クルマ愛クイズ!今回は「トヨタ・ヴィッツ」から全4問!
レスポンス
ピレリ、フェラーリとポール・リカールで2日間のタイヤテストを完了。2025年用コンパウンドや新ウエットタイヤを評価
ピレリ、フェラーリとポール・リカールで2日間のタイヤテストを完了。2025年用コンパウンドや新ウエットタイヤを評価
motorsport.com 日本版
 スバル[BRZ]の一部改良モデルが生産終了! 間もなく毎年恒例の年次改良を発表か?
 スバル[BRZ]の一部改良モデルが生産終了! 間もなく毎年恒例の年次改良を発表か?
ベストカーWeb
ヤマハ、カタルーニャGPに続き新エアロで走行。リンス、プラクティス2番手の要因は/第7戦イタリアGP
ヤマハ、カタルーニャGPに続き新エアロで走行。リンス、プラクティス2番手の要因は/第7戦イタリアGP
AUTOSPORT web
「紀伊半島ぐるり高速」の最南端でトンネル貫通! 未開通区間でも工事着々
「紀伊半島ぐるり高速」の最南端でトンネル貫通! 未開通区間でも工事着々
乗りものニュース
クルマの「左寄せ」って危なくないですか? ギリギリで“接触”する危険もあるのではないでしょうか。 教習所で教わる「キープレフト」はどのような運転をすれば良いのでしょうか?
クルマの「左寄せ」って危なくないですか? ギリギリで“接触”する危険もあるのではないでしょうか。 教習所で教わる「キープレフト」はどのような運転をすれば良いのでしょうか?
くるまのニュース
今こそ言いたい……「炭水化物、多すぎない!?」 MotoGPスペインGPへの道中で浮上した機内食のナゾ
今こそ言いたい……「炭水化物、多すぎない!?」 MotoGPスペインGPへの道中で浮上した機内食のナゾ
バイクのニュース
カモフラ柄の斬新なフェラーリは“破天荒な御曹司“の特注品! オークションに登場した「特別な跳ね馬」の気になる落札価格とは?
カモフラ柄の斬新なフェラーリは“破天荒な御曹司“の特注品! オークションに登場した「特別な跳ね馬」の気になる落札価格とは?
VAGUE
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第8回】フェラーリのブランディング戦略
フェラーリのカリスマ、ルカ・ディ・モンテゼーモロが成し遂げたこと 【第8回】フェラーリのブランディング戦略
AUTOCAR JAPAN
【MotoGP】マルク・マルケス、スタートさえ改善できれば優勝も近いと自信。イタリアファンからのブーイング減実感「ドゥカティに乗っているのが助けになった」
【MotoGP】マルク・マルケス、スタートさえ改善できれば優勝も近いと自信。イタリアファンからのブーイング減実感「ドゥカティに乗っているのが助けになった」
motorsport.com 日本版
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
話題沸騰! 旧車オーナー注目の「電動クーラー」は19万8000円から! 非力なコンパクトカーやマイナー車種にも装着できます
Auto Messe Web
普通のポルシェじゃ物足りない? 「シンガー」がレストアした過激な911が最高すぎる!
普通のポルシェじゃ物足りない? 「シンガー」がレストアした過激な911が最高すぎる!
くるくら
「RYUTA・T」、「SEnR1」両氏によるイラスト展が【UNITEDcafe】にて。バイク乗りイラストレーターのこだわりを観る! 
「RYUTA・T」、「SEnR1」両氏によるイラスト展が【UNITEDcafe】にて。バイク乗りイラストレーターのこだわりを観る! 
モーサイ
【写真蔵】ヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック5 N」が、いよいよ日本デビュー!
【写真蔵】ヒョンデのハイパフォーマンスEV「アイオニック5 N」が、いよいよ日本デビュー!
Webモーターマガジン
横浜ゴム 北米オフロード界のスター キャメロン・スティール選手と契約
横浜ゴム 北米オフロード界のスター キャメロン・スティール選手と契約
Auto Prove
次世代ハイブリッド搭載の[新型フォレスター]は[燃費]も[乗り心地]も歴代最高間違いなし!! 騒音低減の新技術を採用!
次世代ハイブリッド搭載の[新型フォレスター]は[燃費]も[乗り心地]も歴代最高間違いなし!! 騒音低減の新技術を採用!
ベストカーWeb

みんなのコメント

8件
  • 最近のBMWは面の使い方がおかしい。大胆さを演出したいのだろうけれど、なんか昔の低ポリゴンなレーシングゲームのモデルみたい。プレステ1世代くらいの。
  • なんか最近、キドニーを隠そうとしてるよな。

    確かにデカ過ぎて嫌なんだが、黒くしてバンパー開口部につなげるのは違うと思うんだが。

    まだしばらく迷走するのか。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.989.9万円

中古車を検索
Kの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

139.7万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

4.989.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村