2022年6月22日、BMWグループにおいて研究開発を担当するBMW M GmbHは、M3ツーリングをグッドウッド フェスティバル of スピードでワールドプレミアする。M3セダンとともにミュンヘン工場で2022年11月から生産が開始され、ドイツ本国では9月から受注を開始する予定だ。
510馬力の直6ツインターボで4輪を駆動
2022年はBMW Mが設立されて50周年となるが、それを記念してM3ツーリングが発表される。これはM3セダン、M4クーペ、そしてM4カブリオレに続く現行型の3/4シリーズとしては4番目のMモデルとなる。
BMW M3&M4に4WDシステム「M xDrive」搭載モデルが登場。ハードな「2WDモード」も用意
スタイリングでは、垂直に長いフレームレスのキドニーグリル、フロントフェンダーのエアインテーク、大きく張り出したホイールアーチ、下方向へ延長されたサイドスカート、フロントエプロンとリアエプロンの付加パーツなどが、冷却性能と空力性能を高めていることを示している。ボディカラーに関係なく、ルーフはグロスブラックとなる。ルーフレールは標準装備され、ルーフエンドのスポイラーも同色で塗装される。
パワートレーンは、他のM3/M4モデルと同様、3L 直列6気筒ツインターボを搭載。最高出力は375kW(510hp)、最大トルクは650Nmを発生する。耐久レースに参戦するM4 GT3の冷却およびオイル供給システムからフィードバックされ、Mモデルのエンジンらしく高回転域でもハイパフォーマンスを発揮する。また、フラップを電子制御するエキゾーストシステムを採用して、街中での静粛性や官能的なサウンドを両立する。
トランスミッションは8速のMステップトロニックで、3つのギアシフトプログラムが設定され、ステアリングホイールのシフトパドルで操作できる。駆動方式は4輪駆動により敏捷性と走行安定性を最適化する。0→100km/h加速は3.6秒、0→200km/h加速は12.9秒と俊足で、オプション設定される電子制御リミッターにより最高速を250km/hから280km/hにアップできる。
ドライブモードを4WDスポーツにすると、M xドライブは後輪へのトルク配分を強める。また、DSC(ダイナミック スタビリティ コントロール)をOFFにすると2WDモードとなり、純粋なFRマシンとなる。サスペンションは、フロントがダブルジョイントストラット、リアが5リンクで、いずれも軽量設計と高い剛性を兼ね備えている。また、電子制御式ショックアブソーバーを備えたアダプティブMサスペンションと可変レシオのMサーボトロニックステアリングも標準装備されている。
ホイールはフロントが19インチ、リアが20インチの鍛造M軽合金製を標準装備し、オプションでサーキット用タイヤも指定できる。DSCのシステムには、エンジンコントロールユニットに統合されたホイールスリップリミテッドが含まれ、10段階で介入しきい値を調整できる。
カーブドディスプレイやスポーツシートも標準装備
インテリアでは、BMWカーブドディスプレイを標準装備する。12.3インチのインフォメーションディスプレイ(メーターパネル)と14.9インチのコントロールディスプレイで構成され、ドライバーに向かって配置されている。クルマのセットアップやタイヤの状態などの情報は、コントロールディスプレイに表示でき、オプションでヘッドアップディスプレイも装備できる。
シートは、電動アジャスト(メモリー付き)とヒーターを備えたメリノレザーのMスポーツシートを標準装備。フロントシートにMカーボンバケットシートもオプション設定されている。座面とシートバックにCFRPを使用し、標準のMスポーツシートより9.6kgも軽量化されている。
リアシートバックは40:20:40の3分割可倒式で、ラゲッジルームの容量はリアシート使用時で500L、シートバックを全倒すれば最大1510Lに拡大できる。テールゲートは電動開閉式で、リアウインドーのみの開閉も可能だ。フロア下には、ラゲッジコンパートメントカバーとトランクパーティションネットを収納できる。
自動運転および駐車システムなどの運転支援技術といった安全装備も標準装備されている。
M固有の制御/操作システムとしては、エンジン、シャシ、ステアリング、ブレーキシステム、およびM xドライブの設定オプションに直接アクセスできるセットアップボタンが含まれる。これはステアリングホイールのMボタンでセットアップが可能だ。また、センターコンソールのMモードボタンで、運転支援システムの応答と、情報ディスプレイおよびヘッドアップディスプレイに表示されるコンテンツの調整ができる。
ここで紹介している内容は、すべてドイツ本国仕様のものだが、M3ツーリングの日本導入には期待したいもの。ミドルクラスでトップレベルのパフォーマンスを発揮する、スーパーワゴンであることは間違いないのだから。
■BMW M3ツーリング(本国仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4794×1903×1436mm
●ホイールベース:2857mm
●車両重量:1865kg(DIN)
●エンジン:直6 DOHCターボ
●総排気量:2993cc
●最高出力:375kW(510hp)/6250rpm
●最大トルク:650Nm(66.3kgm)/2750-5500rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:フロント縦置き4WD
●燃料・タンク容量:プレミアム・59L
●WLTP複合燃費:9.6~9.9km/L
●タイヤサイズ:前275/35ZR19、後285/30ZR20
[ アルバム : BMW M3ツーリング はオリジナルサイトでご覧ください ]
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
[朗報] 改良日程の前倒しで年内に[アルファード/ヴェルファイア]が手に入れられる!?
ついに[バブル]崩壊か!? 中古価格が暴落したら買いたい現行クロカン3選
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
40年前の日産「フェアレディZ」を海外オークションで発見 走行距離21万キロ超え 年代相応にヤレた「Z32」の価値とは
新車採用が「義務化」! でも後退時「バックモニター」だけで動くのは「危険すぎ」!? “カメラ”に映らない「死角」がヤバかった
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
「財布を忘れて帰ろうとしたら、免許不携帯で捕まりました。今取りに帰るんですよ。私が悪いんですか?」質問に回答殺到!?「事実でしょ」「非常識」の声も…「うっかり」でも許されない理由とは
高速道路を使わないユーザーには無駄? 「三角表示板」がなぜか標準装備にならないワケ
「ヘッドライトが“まぶしい”んですけど、どうにかならないですか?」 困惑の声多数! あなたの行為「違反」かも? 「ハイビーム」の“落とし穴”とは
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント