耐久性重視のブーストアップ仕様で450psを狙えるJZA80!
3000rpmから6000rpmまで怒涛の加速力が続く!
「GRスープラなど相手にならぬ!」純正タービンで450馬力を発揮する先代スープラの魔力
最高速チューンに強いペントルーフがチューニングを担当するこのJZA80スープラは、富士スピードウェイの本コースなどをメインに走行しているブーストアップ仕様だ。
心臓部の2JZエンジン(VVT-i付き)は内部には一切手を入れず、燃料系の容量アップを行なった上で
F-CON Vプロとバルコン(可変バルタイコントロール)によるセットアップを実施。3000rpmから6000rpmという広いパワーバンドを実現し、どこから踏んでも強烈な加速を体感することができる仕様になっている。
最高出力は450ps/48kgm。純正タービンのブーストアップでこれほどまでにポテンシャルアップできるエンジンは、チューニング適合度の高い2JZ-GTE以外にないだろう。
なお、マフラーはオーナーの好みでメイン90φのアミューズR1000チタンを組んでいるが「あまり太いとトルクが落ちるので、ブーストアップ仕様なら80φくらいのほうがバランスは良いかも」とペントルーフ北林代表。
また「チューニングしたスープラで安心して街乗りするためには、冷却チューンや遮熱対策をしっかりとやっておきたいですね」とのことから、大容量アルミラジエターをはじめ、カーボン製ラジエターパネル、冷却経路内のエアを分離するブリーザータンクなど、冷却系の強化を徹底。運転席側のフロントタイヤ前方には、オイルクーラーも装着されている。
外装は、レーシングドライバーである織戸学選手がプロデュースしたリドックス製フルエアロを軸に構築。フロントフェンダーを片側15mm叩き出し加工し、前後に9.5J+35のボルクレーシングCE28を履かせている。リヤウイングはサードのGTウイング(FujiスペックM)だ。
室内はリヤに5点式ロールケージこそ投入されているものの、追加メーター類はAピラーやインパネに取り付けてスマートさを演出。運転席はブリッドのジータIII、助手席はセミバケのボルガをチョイスする。
当然、フルタービン仕様ほどの過激さはない。それでも、純正ツインターボを活かしたローコストメニューで、GRスープラの直6ターボモデルすら寄せ付けないレベルのパワーとレスポンスが手に入るのだから十分だ。
●取材協力:ペントルーフ 東京都大田区大森東2-28-2 TEL:03-5493-0840
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