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家電見本市なのにクルマが主役! CES2019に見る自動運転の未来

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家電見本市なのにクルマが主役! CES2019に見る自動運転の未来

 コネクテッドカーの登場でクルマが注目の的に

 カジノリゾートのメッカ、米ネバダ州ラスベガス。この地は、『コンベンションの街』という顔も持っている。年間を通じてさまざまなコンベンションが開催されているが、もっとも集客数が多いのが毎年1月上旬に開催されるCES(コンシューマ・エレクトロニクス・ショー)だ。

「自動運転」に危険はないのか?

 そもそもCESは家電を中心とした見本市で、大量消費型の経済が世界でもっとも早く拡大したアメリカ国内市場向けに始まった。その後、PC(パーソナルコンピュータ)が普及すると、IT系企業の出展が増え、世界各国からバイヤーが集まってきた。

 そんなCESで最近、ショー会場での主役に踊り出たのがオートモーティブ関連だ。その昔、CESのオートモーティブといえば、カーオーディオが主体で、その後のカーナビへの関心が高まったが、ショー全体として見れば出展件数は少なく、来場者の関心もあまり高くなかった。ところが、2000年代後半になり、スマホが登場するとCESでのオートモーティブの重要性が徐々に高まってきた。いわゆる、コネクテッドカーの登場だ。

 さらに、2010年代に入ると自動運転に注目が集まり、欧米、韓国、そして日本の自動車メーカーの出展が相次いだ。

 自動運転は次のステージへ

 さて、今年のCESで、オートモーティブ関連での動きを総括すると、注目されるのは自動運転における新たなる動きだ。たとえば、トヨタはレクサスLSをベースとした「ガーディアン」という自動運転の考え方を自動車産業界やIT産業界にオープン化すると発表した。

 自動運転といえば、自動運転レベル1~5という表現が使われている。これは、米自動車技術会(SAE)が作成した考え方であり、自動車メーカーはこれを基盤として技術開発を進めてきた。一方、トヨタがいう「ガーディアン」は、SAEの自動運転レベルとはまったく別の考え方で、「自動運転における、人とクルマとの関わり方をより具体的に考慮するもの」だという。

 こうした動きの背景には、自動運転の社会実装がある。これまで自動運転は、初期的な技術開発や、限られた場所での実証試験の段階だったが、より高度な自動運転が量産される時代になってきた。そうなると、法律だけではなく、社会に自動運転が受けいれられるための具体的な障壁が見えてくる。

 トヨタのみならず、メルセデス・ベンツ、アウディ、日産、ホンダ、ヒュンダイ・キア、フォード、FCAなどの自動車メーカー、さらにはボッシュ、コンチネンタル、バレオ、アイシンなど自動車部品メーカーも、自動運転の量産化を根差した、より具体的な内容の展示が数多かった。

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