現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > マツダ新型SUV「CX-60 PHEV」欧州正式発表…FRベースのラージ商品群第一弾がついに!

ここから本文です

マツダ新型SUV「CX-60 PHEV」欧州正式発表…FRベースのラージ商品群第一弾がついに!

掲載 更新 22
マツダ新型SUV「CX-60 PHEV」欧州正式発表…FRベースのラージ商品群第一弾がついに!

欧州マツダは3月8日(現地時間)、欧州市場における新たなフラッグシップモデルであり、マツダ初となるプラグインハイブリッドシステムを搭載したマツダCX-60 PHEVを発表した。このCX-60 PHEVは、かねてより日本市場への導入も予定と公表しているモデルだ。

マツダCX-60 PHEVは、FR(フロントエンジン・リヤホイールドライブ)ベースの4WDモデル。マツダのデザインテーマである魂動デザインを表現するうえで理想ともいえるアーキテクチャーを手に入れた。

マツダ新型SUVの車名はCX-50、CX-60、CX-70、CX-80、CX-90と公表。どんなモデルに!?…パワートレーンの展開も発表

違和感なく鼻先の長いプロポーション。まさにFRプラットフォームが為せる技だ。ヘッドライトは意外にもつぶらで、昨今表情が怖かったマツダ車と比べると、可愛らしくも見えてくる。ボディサイドはCX-30にも通じる移ろいの美しさ。全体的に無理にラインを消さず、自然で肩の力が抜けたデザインといった印象だ。

インテリアは、定評ある質感の高さを写真からも見て取れる。左右につながる加飾は、これまでのマツダ車でも見たことのない仕立て。シフトノブは、MX-30のものに似ている。センターディスプレイは頑固に薄型だ。

そしてハイブリッドパワートレーンは、2.5L直列4気筒直噴ガソリン「スカイアクティブG 2.5」に最高出力100kWを発生させる電気モーターを組み合わせる。トランスミッションは、新開発となる8速ATだ。駆動用バッテリーの総電力量は17.8kWh、総電圧は355V。

エンジンとモーターの組み合わせにより、システム総出力は241kW(327ps)、最大トルクは500Nmを発揮する。この最大トルクはマツダ車歴代でもっとも強力であり、0→100km/h加速はわずか5.8秒と高性能を誇っている。

一方、PHEVならではの優れた環境性能も魅力。その燃費はWLTPモードで1.5L/100km、CO2排出量は33g/km。時速100km以下で走行する場合は、モーターだけで63km走れるという。

エンジンを縦置き搭載する新開発プラットフォームには、これまで培ってきた人間中心のアプローチに加えて、先日ロードスターの改良時に追加された独自の車両姿勢制御システム「KPC(キネマティック・ポスチャー・コントロール)」も採用されている。

SUVならがら、CX-60 PHEVは重心の低さも自慢。高電圧バッテリーをフロントアクスルとリヤアクスルの間に配置し、ボディシェル内で限りなく低く配置している。そのうえで、前後車軸間をプロペラシャフトで機械的につなぐフルタイム4WDを採用。プレミアムセグメントに迫るハンドリング性能を誇っている。

また、低速走行時の視界を改善する次世代の360°ビューモニターなど新たな安全装備も追加されているようだ。

CX-60 PHEVの発売により、2050年までのカーボンニュートラル達成に向けて歩みだしたマツダ。今後数年間、電動車を開発し続けるとのこと。さらに2023年には、CX-60よりも大きく3列シートモデルも設定すると公表。こちらは、すでにモデル名が明かされている「CX-80」のことと思われる。

ちなみにMX-30 EVモデルの、ロータリーエンジン搭載車についても言及。モデル名は「MX-30 REV」と呼ばれるようだ(ロータリーのRとEVの組み合わせか)。

ついに動き出したマツダのラージ商品群。そして縦置き6気筒エンジンはいつ登場するのか? 今から楽しみで仕方がない!

〈文=ドライバーWeb編集部〉

こんな記事も読まれています

待たせたな!! [新型フォレスター]は燃費大幅アップ間違いなし! スバルの次世代[e-BOXER]はトヨタのTHSをついに搭載へ
待たせたな!! [新型フォレスター]は燃費大幅アップ間違いなし! スバルの次世代[e-BOXER]はトヨタのTHSをついに搭載へ
ベストカーWeb
「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
「高速のコース特性」が原因か。ルクレールとサインツがスペインGPの苦戦は上海に似ていると分析
AUTOSPORT web
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
ベスパ「LX 125 ABS」【1分で読める 原付二種紹介 2024年現行モデル】
webオートバイ
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
一人でくつろぐには最高の空間! スズキ エブリイがベースの軽キャンパー
月刊自家用車WEB
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
受注停止で待てないから即納中古は!? [ヤリスクロス]の中古がとんでもないことになっていた
ベストカーWeb
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
HRC USが2025年からメイヤー・シャンクと提携しIMSAでの役割を拡大。2台のARX-06を投入へ
AUTOSPORT web
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
WTRアンドレッティ、2024年限りでアキュラ/HRC USとの提携を終了「別の方向に進む必要がある」
AUTOSPORT web
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
なんで!? バカ売れ[ヤリスクロス]も樹脂パーツだらけ!! 最近の新車に多いワケ
ベストカーWeb
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
井戸田潤、メルセデス・ベンツ絶版「Gクラス 320」ショートボディに一目惚れで購入決断!?
グーネット
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
履き替えた古いタイヤってどこいくの!?!? 廃タイヤの99%がキチンとリサイクルされている衝撃!! じつは超絶エコだった
ベストカーWeb
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
総額100万円以下で買える!コスパ+アルファの中古ミニバン5選
グーネット
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
ショウエイヘルメット、アレックス&マルク・マルケスと2026年まで2年間の契約更新/MotoGP
AUTOSPORT web
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
ディーラーOPチラシで見る“名車・迷車の魅力”『TOYOTA スプリンター(80系)』
グーネット
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
角田裕毅、スプリント予選では痛恨の大スピン。SQ2敗退にも影響「これは僕の責任。受け止めて前に進む」
motorsport.com 日本版
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
骨折でル・マンを欠場したコンウェイ、サンパウロでの復帰は未確定。WEC第5戦のエントリーリスト発表
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
フェルスタッペン、レッドブルの地元で最速! マクラーレン勢が続く。角田裕毅14番手|F1オーストリアGPスプリント予選
motorsport.com 日本版
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
最速はヒョンデのタナク。トヨタは6-7-8番手でスロースタートに/WRCポーランド シェイクダウン
AUTOSPORT web
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
F1オーストリアGPスプリント予選速報|フェルスタッペンがSQ1~3全てでトップタイムの完全制圧。角田裕毅SQ2敗退14番手
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

22件
  • 6発ディーゼルは年内発売とのことですね。
  • 横から見ると美人だけど真正面から見るとブサイクみたいな感じ。もう少しグリル薄くできんかったかな。前輪が前にでてるから大きさの割に取り回しは良さそうですね。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

305.1367.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

146.9352.2万円

中古車を検索
CX-30の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

305.1367.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

146.9352.2万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村