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最近、街で目立つヤリスクロスは、最新トヨタの魅力を凝縮している

掲載 更新 8
最近、街で目立つヤリスクロスは、最新トヨタの魅力を凝縮している

躍動的なスタイル。日本と欧州をターゲットに開発

 ヤリスクロスは、車名のとおりヤリスのSUVバージョン。基本メカニズムはヤリスと共通性が高いが、日本と欧州をメイン市場とするワールドカーだけに多くの部分が専用に仕上げられている。

存在感を増すウルトラマンマスク。ヤリスクロスに死角はないのか!?

 スタイリングは、ライズがRAV4の弟分なら、こちらはハリアーの弟分的な印象。全長×全幅×全高4180×1765×1590mmと小柄ながら、ボトム部のクラディングパーツと大きく張り出したフェンダー、そして大径タイヤによりまるで大地に踏ん張るかのような安定感がある。面の張りで動きを表現したというボディパネルも個性的だ。

 インテリアは機能的で装備は充実。このクラスでは珍しい運転席パワーシートやハンズフリーパワーバックドアの設定がうれしい。後者は従来のトヨタ車の2倍の速さで開閉するというスグレモノだ。さらに、電子制御パーキングブレーキやオートブレーキホールド機能も付く。

光る荷室の利便性。ハイブリッドはロングドライブが得意な性格

 一見クーペのようなプロポーションながら、室内空間と荷室が広いのもありがたい。着座設定は前後ともアップライト。4名乗車時でも長尺物が積みやすいよう、リアシートを3分割可倒式としたのが特徴だ。荷室容量はクラストップレベルの390リッターを誇る。加えてデッキボードは60:40分割で高さを調節できる。片側を下げて背の高い荷物を積み、もう片方は上げて後席を前倒しして荷室とフラットにつなげるなど独自の使い方ができる。

 パワーユニットは1.5リッターハイブリッドと1.5リッターガソリン。2WDと4WDではリアサスペンションの形式が異なる。走り味はそれぞれキャラクターがはっきりしている。ガソリンは軽快さが持ち味。ハイブリッドはロングドライブにも適した落ち着いた印象だ。ハイブリッドはトヨタSUVの中でもっとも低燃費であり、ガソリン車の4WDは、マルチテレインセレクトを搭載している。雪道を中心に走破性は十分。乗り心地もヤリスよりワンランク上である。ADAS機能もこのクラスとしては望外なほど充実している。

 ヤリスクロスの個性は万能性。ユーティリティ、快適性、走りのすべてが高いレベルに仕上げられている。

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みんなのコメント

8件
  • トヨタってSUVでも色々選択肢があるから良いよねぇ。
    俺は事情があってホンダ縛りなんだけどヴェゼルか最悪フィットクロスターとか選べない。
  • 見栄で乗る人は違うのかも知れないけど、実用的な道具として自分で使うには良いクルマだと私は思います。
    ハイブリッドの方が人気はあるんだろうけど、意外とガソリンの方も燃費が良くてコスパが良いですよ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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