現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > トヨタが新型「スポーツカー」を世界初公開!? 斬新ハンドル採用で期待高まる! 「FT-Se」がMR2・MR-S後継と言えるワケ

ここから本文です

トヨタが新型「スポーツカー」を世界初公開!? 斬新ハンドル採用で期待高まる! 「FT-Se」がMR2・MR-S後継と言えるワケ

掲載 19
トヨタが新型「スポーツカー」を世界初公開!? 斬新ハンドル採用で期待高まる! 「FT-Se」がMR2・MR-S後継と言えるワケ

■「FT-Se」が「MR2」や「MR-S」の後継と言える理由

 2023年10月16日、トヨタは「ジャパン モビリティ ショー2023」に出展する予定の2台のコンセプトモデルのデザインを公開しました。
 
 そのうちの1台「FT-Se」は、ミッドシップレイアウトを持つスポーツBEVになると見られ、特徴から「MR2」や「MR-S」の再来を期待する声も多いようです。

【画像】「えっ…!」 トヨタの新型スポーツカー!? 斬新デザインの「全体像」を画像で見る。(26枚)

 FT-Seについてトヨタは以下のように説明しています。

「TOYOTA GAZOO Racingが取り組む『モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり』の思想のもと、カーボンニュートラル時代におけるスポーツカーの選択肢の一つとして提案する、高性能スポーツBEVモデル」

 また、「ソフトウェアアップデートにより、ドライバーとともに育っていくクルマを目指す」とも説明されています。

 そうしたこともあり、これまでのスポーツカーにはない魅力を持った1台となることが伺えます。

 ただ、現時点ではFT-Seは2枚の画像しか公開されておらず、その全貌についてはほとんど明らかにされていません。

 一方、2021年12月に公開された「スポーツEV」というコンセプトモデルを見ると、FT-Seと多くの共通点があることがわかります。

 細部についてはFT-Seのほうがより具体的なデザインとなっているものの、エッジのきいたスタイリングやオレンジメタリックとブラックの2トーンボディは、どちらもよく似ているように見えます。

 スポーツEVと同時期に発表されたBEVの多くが、その後市販化されていることを考えると、FT-SeはスポーツEVの市販版、あるいはより市販版に近いコンセプトモデルと考えても不思議ではありません。

 スポーツEVに関する情報も決して多くはないものの、コの字型のヘッドライトを持つ特徴的なフロントマスクを見ることができるほか、ルーフを取り外した状態の画像も公開されています。

 また、低く短いボンネットやサイドのエアインテークからは、スポーツEVはバッテリーなどの重量物を車両中央部に搭載する「ミッドシップレイアウト」を持つモデルであることが伺えます。

■FT-Seは「MR2」「MR-S」の後継なの? そう言える理由とは

 これらの特徴から、スポーツEVはかつてトヨタがラインナップしていたスポーツカーである「MR2」およびその後継の「MR-S」の再来であると噂されてきました。

 もし仮に、スポーツEVのこうした特徴がFT-Seにも引き継がれるのであれば、MR2やMR-Sの事実上の後継車としてFT-Seが登場する可能性が現実味を帯びてきます。

 それを裏付けるのが、今回発表された「FT-Se」という名称です。

 過去のトヨタの事例を見ると、「FT」は「Future Toyota」、「S」は「スポーツ」、「e」がBEVを意味しており、「未来のトヨタの電動スポーツカー」を表していると考えられます。

 一方、「MR2」は「ミッドシップの2シーター」、「MR-S」は「ミッドシップのスポーツカー」を意味しており、両車のネーミングの構造はよく似ています。

「FT」はコンセプトモデルであることを意味する記号であることから、FT-Seが市販化された際には、少なくとも「FT」の部分は別の記号に置き換わる可能性が高そうです。

 その結果「ミッドシップの電動スポーツカー」を表す「MR-Se」のような名称や「GR」の一員であることを強調した「GR-Se」のような名称となることも考えられます。

 もちろん、FT-Seの市販版に対してまったく新しい名称が与えられる可能性も十分にあります。

 ただ、どのような名称になるにせよ、FT-SeがMR2やMR-Sの魂を受け継ぐモデルとなることは確実と言えそうです。

※ ※ ※

 ミッドシップレイアウトは、高い運動性能を実現するうえで理想的なレイアウトのひとつとされている一方で、手頃なモデルはほとんど存在しません。

 そのなかでもMR2やMR-Sは、多くのユーザーに手の届きやすいミッドシップスポーツカーとして高い人気を誇っていました。

 FT-SeがMR2やMR-Sの事実上の後継車となるのであれば、手の届きやすいモデルとなるのかも大きなポイントとなりそうです。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
【F1第22戦予選の要点】苦戦予想を覆すアタック。ラッセルとガスリーが見せた2つのサプライズ
AUTOSPORT web
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
なぜ潰れた? 名車と振り返る「消滅した自動車メーカー」 32選 前編
AUTOCAR JAPAN
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
NASCARの2024シーズン終了! 日本からスポット参戦した「Hattori Racing Enterprises」の今季の結果は…?
Auto Messe Web
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
ジャガーEタイプ S1(2) スタイリングにもメカニズムにも魅了! 人生へ大きな影響を与えた1台
AUTOCAR JAPAN
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
もの凄く「絵になる」クルマ ジャガーEタイプ S1(1) そのすべてへ夢中になった15歳
AUTOCAR JAPAN
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
日本の「ペダル踏み間違い防止技術」世界のスタンダードに! 事故抑制のため国際論議を主導
乗りものニュース
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
90年前の“博物館級”のオートバイがオークションに登場 “2輪界のロールス・ロイス” 1936年製ブラフ・シューペリアがカッコ良すぎる
VAGUE
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
HRC渡辺社長、フェルスタッペンの4連覇を祝福「ホンダ/HRCとしてサポートし続けてこられたことを誇りに思う」
motorsport.com 日本版
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
くるまのニュース
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
本拠地の欧州で「メルセデス・ベンツのタクシー仕様」シェア急降下! なぜ? 「“ベンツのタクシー”に乗れたらラッキー」な時代が到来するのか
VAGUE
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
「銀の皿」に「レジ横のガム&タバコ販売」に1000円以下のメニューと「ザ昭和」がたまらない! トラック野郎を癒し続ける「采女食堂」はぜひ立ち寄るべし【懐かしのドライブイン探訪その5】
WEB CARTOP
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
ラッセルが今季3度目のPP獲得。ガスリーと角田裕毅がQ3で健闘見せる【予選レポート/F1第22戦】
AUTOSPORT web
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
F1ラスベガスGPで追い上げ2位のハミルトン「予選がしっかりできれいれば、楽勝だったろうに」
motorsport.com 日本版
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
乗りものニュース
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
ペレス、チームメイトのフェルスタッペンとは対照的に10位が精一杯「レッドブルは最高のチーム。来年は良いマシンが作れるはず」|ラスベガスGP
motorsport.com 日本版
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
「ん、ここ工事してなくない?」 高速道路の車線規制“ムダに長い”場合がある理由とは?
乗りものニュース
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
日本専用の新型「“MR”スポーツカー」初公開! 旧車デザイン×「ネットゥーノ」エンジン採用! 600馬力超えの「チェロSE」登場
くるまのニュース
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
ピエール・ガスリー、予選3番手から無念マシントラブル脱落に「顔面平手打ちされたみたい」残り2戦にポテンシャルは確信|F1ラスベガスGP
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

19件
  • チャッキー
    もういい加減に庶民の手の届かないスーパーカーはいいからさ、安価でカッコいいの売ってよ。
  • k********
    MRと言ってもモーターがリヤに付いてるだけだから
    ミッドシップじゃないからね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

207.9236.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0300.0万円

中古車を検索
MR-Sの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

207.9236.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

40.0300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村