「オールスペース」の追加により、VWティグアンはまさにスペースミラクルとなった。しかし、3,500ユーロ(約49万円)弱の値上げに見合うだけの価値があるのだろうか・・・テスト&比較してみた。
標準の「ティグアン」が4.51mでピンチだというわけでは決してない。それどころか、ヴォルフスブルクのコンパクトSUVは、トランク内も含めてどこも広々としている。もちろん、快適なシート、良好な仕上がり、豊富なアシストやコネクティビティも備えている。そして「ティグアン」も「ティグアン オールスペース」も、タッチを多用した操作コンセプトは、慣れが必要だ。
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日常的な運転はオールスペースが上
しかし、子供や友人がたくさんいる日常的な運転では、「オールスペース」の方が明らかに優れている。全長を22センチメートル(ホイールベースは11cm)延すことで、ベーシックなティグアン(1,655リットル)よりもスーツケース2個分多い最大1,920リットルのラゲッジスペースを確保している。さらに750ユーロ(約10万円)を追加すれば、「オールスペース」用の3列目シートも手に入るようになっている。一番奥の2席はお子様用だが、多くのお子様の誕生日会を救っている。また、大きな窓を持つ変わらぬハイボディは、長いティグアンでも外観に問題はない。
走行時の違いはほとんどない
正直なところ、運転中もあまり差がない。MQBプラットフォームをベースとした両車は、快適なサスペンションを持ち、無害な走りをし、200馬力のTDIとして、十分すぎるほどのパワーを提供するものである。ここまでは想定内。しかし、より大きく、107kgも重い「オールスペース」が、他の点でも、ほとんど遅れをとっていないことに驚かされた。0から100km/hまでは、コンマ3秒の差、最高速度は216km/hと同じで、テストラップでは、燃費の面でも長い「ティグアン」の方が、リッターあたり12.8kmと、標準モデルに比べ、0.1km劣っていただけだった。ちなみに、ロングバージョンの「ティグアン」は73kgも多く荷物を積めるのだ。
燃費はほとんど変わらず、それ以外の維持費は同等 – それでは「オールスペース」がいいのか? もちろんだが、VWも短い「ティグアン」に比べて、3,495ユーロ(約49万円)の追加料金を請求している。決して安い買い物ではないが、普段使いの付加価値を考えれば、間違いなくOKだろう。全輪駆動とDSGを備えたパワフルなディーゼルは、5万ユーロ(約700万円)の大台に乗る。
VWティグアン対VWティグアン オールスペース
結論: そう、「オールスペース」は、ただでさえ控えめとはいえないVWの価格に上乗せされている。しかし、それを補って余りあるスペースと、さらに大きな可変性、そして性能的にも短い兄弟と絶対的に同等であるということがより優れた点だ。
Text: Gerald Czajka Photo: Volkswagen AG
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