イノベートUK V2Gプロジェクト
日産は、英国政府とともに、1000基のV2G(ビークル・トゥ・グリッド)チャージングポイントを、イギリス国内に設置していく。
V2Gは、EVのバッテリーに充電した電力を、インフラとして活用するスキーム。例えば、夜間などの電力が安い時間にリーフを充電しておき(グリッドからEVへ充電)、電力需要の多い日中にはEVからグリッドへ放電する。リーフから供給を受けた電力は、電力会社などが買い取る仕組みも検討されている。
イギリスでは、政府の技術開発推進機関「イノベートUK」が、本プロジェクトを主導。980万ポンド(15億円)もの支援資金をビジネス・エネルギー産業戦略省などが拠出している。3年間で1000基のチャージングポイントを設置するというのは、過去最大の計画だ。
毎年5万円強の収入?
日産は、新型リーフの発売とともに、英国におけるV2Gテクノロジーのサポートを強化。すでにOvo Energy社との協業で、xStorageユニットの発売を開始している。このユニットで夜間にリーフへ充電し、電力使用量のピーク時にグリッドに電力を売却すれば、毎年350ポンド(5万4000円)ほどの収入になるという。
昨年イギリスでは、プラグインの電動モデルの登録台数が大幅に伸び、対前年比34.8%増を記録。対照的に新車の販売数は5.7%減少している。
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