マツダは4日、初代「ロードスター」(NA型)を対象としたレストアサービスを開始すると発表した。2017年内に受付をはじめ、2018年初頭よりサービスを開始する。
このレストアサービスでは、マツダのスタッフがお客と直接面談し、クルマのコンディションや要望に合わせてレストアの方向性を決めていく。作業を行う施設はテュフ ラインランド ジャパン(ドイツに本社をおく第三者検査機関の日本法人。板金塗装工場やクラシックカーの評価・認証サービスなどを提供)からクラシックカーガレージ認証を取得する予定で、伝統あるオーソリティのお墨付きというわけだ。
初代ロードスターは年数的にすでにパーツ供給は終了しているが、レストアサービスの開始に伴い新たに一部パーツを復刻させる。パーツはオリジナル状態にこだわり、例えばソフトトップをビニール生地で再現したり、乗り味にこだわったブリヂストン製タイヤ「SF325(185/60R14)」や、NARDI(ナルディ)製ウッドステアリング/シフトノブを復刻させるというこだわりよう。それも現在の技術で蘇らせるのだからファンにはたまらない。パーツ供給は2018年初頭より販売開始予定となっている。
新しいクルマが環境性能の面からもてはやされる今の時代に、マツダのこうした取り組みは注目に値するだろう。気に入ったクルマを長く大切に乗りたいというのはユーザーの普遍的な想いのはず。今後対象車種が広がり、レストアがひとつのムーブメントとして日本に定着していくことに期待したい。
マツダのレストアサービスに関するHPはこちら
http://www.mazda.co.jp/carlife/restore/
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