7分33秒123はBMW「M2」が持つ従来の最速ラップを5秒以上更新
独アウディAGは2024年6月21日、同年8月に欧州で発表を予定しているアウディ「RS3」改良新型モデルで、ニュルブルクリンク北コースでのコンパクトカークラスの最速ラップを更新、7分33秒123を記録したと発表しました。
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RS3は、アウディのコンパクトハッチバック「A3スポーツバック」およびコンパクトセダン「A3セダン」をベースにした高性能スポーツモデルです。アウディのハイエンドスポーツモデルの開発を担う「アウディスポーツ(Audi Sport GmH)」が手がけています。
現行型はRS3スポーツバックが第3世代、RS3セダンは第2世代となるモデルで、日本では2021年11月に発表、2022年4月に発売されています。
RS3は400馬力・500Nmを発生する2.5リッター直列5気筒TFSIガソリン直噴ターボエンジンをを搭載、7速Sトロニックトランスミッション(7速DCT)とquattro(クワトロ=4輪駆動)システムを組み合わせています。
現行型RS3は、アウディとして初めてクワトロシステムにRSトルクスプリッターを採用。リアアクスルに組み合わされるこのテクノロジーは、左右のリアホイール間で駆動トルクを完全に可変配分、各ドライブシャフトは電子制御式の湿式多板クラッチを備えており、走行状態に応じてシステムはコーナー外側の後輪のトルクを増加させます。これにより、コーナリング中はリアの外輪により多くのトルクを配分することでアンダーステアを解消。一方、直進時にはリアの左右ホイールに均等にトルクを配分します。
今回、ニュルブルクリンク北コースで最速ラップを達成した改良新型RS3セダンは、このRSトルクスプリッターや電子安定化制御、ブレーキトルクベクタリング、さらにオプション設定のRSスポーツサスペンション・アダプティブバンパーが設定されています。またピレリPゼロ トロフェオRや19インチセラミックブレーキシステムも搭載していました。
エンジン出力は従来同様の400馬力・500Nmながら、最適化されたコーナリング挙動により最速ラップを生み出せたといいます。
アウディスポーツの開発ドライバーで今回のアタックのドライバー、フランク・スティップラー選手は「新型RS3はブレーキトルクベクタリングなどの微調整により、コーナー進入時にスムーズに旋回します。これにより、車両は遅くともコーナーの頂点から出る際に、より早く、より適切な位置に配置できます。その結果、頂点からコーナー出口までのステアリング角度が低くなり、摩擦が減り、加速が早くなり、その後の各ストレートに勢いとスピードを持ち込むことができました」とコメントしています。
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現行型アウディRS3は2021年9月に、車両開発のメイン舞台であるニュルブルクリンク北コースにおいて、当時のコンパクトクラス最速となるラップレコード7分40秒748を記録しました。
その後2023年8月に、BMW「M2」が7分38秒706を記録、このタイムがレコードとされていましたが、今回の挑戦により5秒以上最速ラップタイムを更新、RS3が再び「ニュル最速のコンパクトカー」の称号を手に入れています。
マイナーチェンジされた新型RS3は2024年8月20日に欧州で発表され、欧州市場では同年10月から納車が開始される予定です。
日本での展開時期や価格など、詳細は未定です。
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