2024年F1モナコGP決勝で、フェラーリのシャルル・ルクレールは優勝、カルロス・サインツは3位を獲得した。1周目に多重クラッシュが発生し、赤旗レース中断に。ミディアムタイヤでスタートしたふたりは、リスタートでハードタイヤを履き、最後まで走り切った。
ルクレールは、スタートを2回とも成功させ、長いスティントを、ペースをコントロールしながら走行、全ラップをリードし、最終的には2位オスカー・ピアストリ(マクラーレン)に7.152秒の大差をつけて、母国グランプリ初優勝を飾った。
ルクレールが悲願の母国初優勝。角田裕毅、日本人3人目となるモナコGP入賞果たす【決勝レポート/第8戦】
ホームグランプリのモナコで数々の不運に見舞われてきたルクレールは、6度目の出場でついに勝利をつかんだ。1950年にF1ドライバーズ世界選手権が始まって以来、モナコ出身のドライバーがモナコGPで勝ったのはこれが初めて。
サインツは、1周目にピアストリとの接触でタイヤがパンクし、後方に落ちた。しかし他の多重クラッシュによってレースが赤旗中断となったために、3番手からリスタートすることができた。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=1位(78周/78周)
1番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
今の気持ちをうまく説明することができない。レースが永遠に終わらないように思えた。でももしかしたら、その方がうれしかったかもしれない。ここで勝つことは、僕にとってとても意味のあることだ。幼いころにこのレースを見て、F1ドライバーになることを夢みるようになったのだから。
モナコの人たちに感謝したい。トップでチェッカーを受けた後、バルコニーに大勢の人たちがいるのが見えた。信じられないほどのサポートをしてくれた皆さんに感謝する。
最後の数周は、厳しいものだった。何も起こらないように祈ると同時に、感情が高まってきて、ドライビングへの集中力を失いかけていたんだ。父のことを思った(注・父エルヴェは、ルクレールがFIA F2参戦時代の2017年に病気により死去)。父のおかげで僕は今日、ここにいる。父がしてくれたすべてのことについて考えた。ジュール(・ビアンキ。注:ルクレールにとって親友であり、モータースポーツの世界へと導いてくれた先輩。2015年7月17日に死去)についても考えた。このレースに勝つことが、僕たちの夢だった。彼らにこの勝利を捧げる。
レース中、懸命にタイヤマネジメントに取り組む必要があった。マクラーレンがフリーストップできないようにするため、ジョージ(・ラッセル/メルセデス)とのギャップも管理しなければならず、精神的にかなり消耗した。
この数カ月、素晴らしい仕事をしてくれたチームに感謝する。彼らのおかげで今日、優勝することができた。マラネロに行って、彼らやファクトリーのメンバーたちとお祝いをするのが待ちきれない。
(レース後の記者会見で語り)今日は自分の夢をかなえただけでなく、父の夢をかなえることができたと思う。残り2周に差し掛かった時、涙でトンネルの出口がよく見えなかった。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
決勝=3位(78周/78周)
3番グリッド/タイヤ:ミディアム→ハード
とても戦術的なレースだった。最初のスタートの蹴り出しはとても良くて、ターン1に向けて、オスカーとサイド・バイ・サイドになることができ、イン側のギャップに飛び込んだ。その時に接触が起きて、僕のタイヤがパンクした。終わったな、と思ったよ。でも僕にとってラッキーなことに、後方の大事故によって(赤旗が出たことで)、3番手から再スタートすることができた。誰もけがをしなくてよかった。
リスタートで新品ハードタイヤを履き、最後までペースをコントロールするレースになった。僕は、ランド(・ノリス/マクラーレン)にピットストップのウインドウを与えないようにする必要があった。それが成功した後、終盤の数周でオスカーをオーバーテイクしようとした。でも前のマシンが同じ戦略で走っている場合には、追い抜くのは難しい。
シャルルが勝って、本当にうれしいよ! ホームレースで優勝することは、どのドライバーにとっても夢だからね。表彰台で彼と一緒に祝うことができて良かった。
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