2024年9月2日(独・現地時間)、アウディはミッドサイズSUV「Q5シリーズ」のフルモデルチェンジを発表。第3世代へと進化したダイナミックなフォルムの「Q5シリーズ」は、同社SUV初となる新型プラットフォームPPCが採用され、パワーソースは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた3タイプとなる。
よりダイナミックに変身したエクステリア
初代、そして第2世代へと15年にわたり、ミッドサイズSUVの王道を歩んできた「アウディQ5シリーズ」が第3世代へと進化した。ラインナップはベーシック、Sライン、Sモデルとなる。まずエクステリアから見ていこう。
●【くるま問答】ガソリンの給油口は、なぜクルマによって右だったり左だったりするのか
スポーティでワイドなシングルフレームは、彫刻的なデザインのヘッドライト(OLEDデジタル)や、大型のエアインテークと合体し、ダイナミックさをアピールしている。ちなみに、SラインとSモデルのエアインテークは、ベーシックに比べ大型とされている。
そして、Sラインには「エアカーテンチューブ」と呼ばれる、クロームライクなマットアンスラサイトのアクセント施される。Sモデルには、Lウイング形状のクロームライクなマットシルバーが奢られる。
リアは、できる限りラインを排除した滑らかなデザインとされた。リアウインドの下から流れるように配されたリアランプ(OLEDデジタル)とバンパーの間がその代表例だが、スポーティSUVとしてのエレガントさを表現したという。
もちろん、エアロダイナミックスも徹底している。前述のフロントやリアのデザインもそれに則るもので、ドアミラーの形状まで細心の注意が払われているという。
テールパイプは、後述の搭載エンジンによって異なる。ディーゼルエンジンにはダブルスクエアタイプがリアバンパー左に装着され、ガソリンエンジンには2本出しの長方形のテールパイプとなる。Sモデルには新デザインの4本出しが採用される。
足元のホイールは、エクステリアとエンジンの違いで17インチから21インチまで用意される。オプション設定の21インチ トリコロールホイールは、そのユニークさで注目されそうだ。
ボディカラーは、アルコナホワイトをはじめ新色のサクヒール ゴールドまで全11色。ただし、サクヒール ゴールドはSラインとSモデル専用となる。
使いやすさをキーワードに4つの要素でデザインされたインテリア
インテリアは、「人間中心」「わかりやすさ」「デジタル ステージ」「デザインに則した素材」の4つの要素からデザインされた。
「人間中心」では、操作性や各ユーティリティの使い勝手の向上だ。これは、歴代のアウディ車が追求してきたことでもある。「わかりやすさ」も同一線上で、コンポートパネルやセンターコンソール、ドアハンドルなどの使いやすさに配慮したデザインコンセプトだ。
「デジタル ステージ」では、運手席と助手席に装着されたアウディMMIディスプレイが主役となる。運転席にはOLEDテクノロジーが搭載された11.9インチのカーブドデザインのMMIパノラマディスプレイが、助手席側には14.5インチのMMIタッチディスプレイが配される。
最後となる「デザインに則した素材」は、上記の3つのコンセプトにあった素材のセレクトを意味する。手触り、視認性など、ユーザーフレンドリーな視点から行われる。
光を使った演出もポイントだ。MMIパノラマディスプレイを下から照らすLEDライトやドアのイルミネーション、ウェルカムライトなどが、夜間のドライブを楽しいものとしてくれる。
カーゴスペースは、リアシートを倒した状態で1473リッターを確保。余裕の積載スペースだろう。
3タイプのエンジンに新マイルドハイブリッドシステムを採用
プラットフォームは、アウディ最新のPPC(the Premium Platform Combustion)。同ブランドSUVの初採用となる。パワーソースは、ガソリンエンジンとディーゼルエンジンに48Vの新マイルドハイブリッドシステムが組み合わされる。
新マイルドハイブリッドシステムのモーターは、18kWの最高出力と230Nmの最大トルクを発生し、エンジンが止まっている状態でもエアコンディショナーを稼働さえ続けてくれる。暑い時でも寒い時でも快適に過ごせるというわけだ。
エンジンは、2L直4ターボの2.0TFSI(最高出力150kW/最大トルク340Nm)と2L直4ディーゼルターボの2.0TDI(最高出力150kW/最大トルク400Nm)、3L V6ターボの3.0TFSI(最高出力270kW/最大トルク550Nm)の3タイプをラインアップする。
2.0TFSIはFF駆動対応だが、オプションで4WDを選択することもできる。2.0TDIは4WD駆動オンリーとなる。3.0TFSIは、「Q5シリーズ」のトップモデル「SQ5」に搭載される。駆動はもちろん4WDだ。
ハンドリンにもこだわりを見せ、中立な操作性を確保すべく、ステアリングのセットアップとサスペンションチューニングで両者の適正化が図れいる。なお、Sモデルにはスポーツサスペンションが標準で装着される。
これまで見てきたとおり、格段の進化を見せる新型「Q5シリーズ」。気になるデリバリー時期だが、まずはドイツを中心としたユーロ圏で、2025年第一四半期から開始される予定で、ドイツでは2024年秋から注文を受け付けるという。ちなみに、日本での発売時期のアナウンスはされていない。
新型「アウディQ5シリーズ」価格
・「Q5」2.0TFSI(FF):5万2000ユーロ(約832万円)
・「Q5」2.0TFSI(4WD):5万4650ユーロ(約874万4000円)
・「Q5」2.0TDI(4WD):5万7100ユーロ(約918万4000円)
・「SQ5」:3.0TFSI(4WD):8万2900ユーロ~(約1326万4000円)
[ アルバム : 「アウディQ5シリーズ」がフルモデルチェンジ はオリジナルサイトでご覧ください ]
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