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2桁ナンバー物語 Vol.9 湘南33のトヨタ・ランドクルーザー・プラド(前編)

近年、ナンバープレートの分類番号(地名のとなりに記載)は3桁が主流になり、2桁は少なくなっている。2桁のクルマは、多くが20年以上所有され続けている場合が多い。20年以上もおなじクルマに乗り続ける理由とは? 第12回は“湘南33”のトヨタ「ランドクルーザー・プラド」を所有するオーナーをたずねたお話の前編。

偶然の出会い

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“湘南33”のランドクルーザー・プラドを所有するAさんとは偶然の出会いだった。きっかけは、“ネットオークション”である。

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筆者がモータースポーツ関連のグッズを出品し、それを落札したのがAさんだった。結構な大きさのものだったので、筆者の自宅までAさんが直接、引き取りに来ることになり、会ったのだ。

「クルマはランドクルーザー・プラドです」と、メッセージには書いてあった。そして、約束の時間に到着したプラドは、なんと“湘南33”のナンバーだったのだ。

2桁ナンバーだったので、「もしかしてワンオウナーですか?」と訊くと、「はい、そうです。新車時からずっと乗りつづけていますよ」。

Aさんは、「ありがとうございました。ちょうど探していたグッズだったのでタイミングが良かったです」と言い、「こちらこそ、引き取っていただきありがとうございます」と、筆者は応じる。そして、Aさんを見送った。

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しかし、部屋に戻るエレベーターのなかで、「やっぱり取材を申し込むべきだったかなぁ……」と、悔やみ始めた。2桁のランドクルーザー・プラドはあるようでないはず、と思ったからだ。

後日、おもいきって、「取材は可能でしょうか?」と、メッセージを送った。数時間後、「お引き受けします」と、返信があった。

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ジムカーナ用車両1台で生活

Aさんの“湘南33”のランドクルーザー・プラドは、1996年型の「RZ」というグレードで、3ドアのガソリンモデルである。

「街乗り用のクルマとして買いました」とのことで、これを買う前は、なんと、ジムカーナ用のクルマのみでのクルマ生活をしていたという。

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「ジムカーナ用のクルマは、エアコンなどの快適装備がなかったので普段使いにはちょっと辛かったですね(笑)。それに、普段使いすると、いろんなところが痛んだり摩耗したりするのもよくないので、街乗り用としてプラドを買ったのです。人生初の新車でした」

Aさんは、小さいころからのクルマ好きで、スーパーカー世代のひとりだ。「初代のマツダ・サバンナRX-7を見たときは衝撃を受けましたね」と、述べる。

免許を取得する頃になると、ジムカーナの虜になったという。それがもっとも身近なモータースポーツだった。

「1990年代はじめは今よりも参加型モータースポーツがずっと盛んでした。モータースポーツに特化した専門誌も複数ありましたよ」

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当時の愛読誌を訊くと、『プレイドライブ』や『スピードマインド』など。ジムカーナで速くなるための情報を得ていたという。

はじめての愛車は、ジムカーナ用に中古で購入した2代目のホンダ「CR-X」だった。「ジムカーナで速そうだったし、ホンダのクルマが流行っていたので……」とのことで、1989年頃に買い、3~4年ほど乗ったという。

次は4代目三菱「ミラージュ」を購入。モータースポーツ用のベース車両としてだった。「1990年代半ばから2000年代初めは,もっともジムカーナにハマった時期です。公式戦,練習会を合わせて,年間に15回は関東各地のジムカーナ場に通ったのではないでしょうか。神奈川県シリーズではチャンピオンにもなりましたよ」と、話す。

このミラージュは、リアシートも、エアコンも当然なし。そこで、街乗り専用にランドクルーザー・プラドを入手したのだ。

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ちなみに、Aさんは今もジムカーナ用に6代目のホンダ「シビック」を所有しているという。こちらもリアシートやエアコン、パワーウインドウなどが備わらない仕様だ。最近は、あまり運転する機会がないものの「今のクルマで、ジムカーナ用車両に仕立てるのは大変ですから」とのことで、大切に保管しているという。

ランドクルーザー・プラドを選んだ理由

街乗り専用車としてランドクルーザー・プラドを選んだ理由を訊いた。

「当時、冬になるとスキー場へよく行っていたのと、近所に住む友人がトヨタディーラーに勤めていたからですね」

購入したのは1996年10月。「ハイラックス・サーフ」も候補にあがったが、“リアシートは滅多に使わない”ので、3ドアのプラドに決めたという。

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「ほかのメーカーは考えませんでしたね。当時人気のあった三菱『パジェロ』は街のいたるところを走っていましたし、いすゞ『ビッグホーン』も近くにいすゞの工場があったため、かなりの台数が走っていました。数の多すぎるのがいやで……その点、ランドクルーザー・プラドは登場したばかりだったので、それほど街で見かける機会は多くありませんでした」と、話す。

「ディーラーがちょうど創業50周年記念のキャンペーン中だったので、特別値引きがありました。ディーゼルにはあまり良い印象がなかったこともあって、車両価格も低かったガソリンを選びました。当時は今よりもレギュラーガソリンと軽油の価格差が大きかったので、ディーゼル・モデルも人気があったようです。購入価格は300万円弱でした」

トランスミッションは5MTと4ATが選べたが、「長く乗るなら4ATのほうがメンテナンス性は良好です」とのセールスマンの勧めもあり、4ATにしたという。人生初、かつ所有車唯一のトルコン式AT車になった。

ランドクルーザー・プラドについて、Aさんは「コンパクトで取り回しがよく(最小回転半径5.1m)、不満はとくにありません。高速道路も、たしかにフォルクスワーゲン『ゴルフ』などに比べると安定性は劣りますが、常識的な速度であれば問題はありません」と、話す。

不満点について訊くと「燃費ですね。リッターあたり6、7kmぐらいしか走りません。ただし、タンク容量は90リッターなので、レギュラーガソリンを満タンにすれば500km近く走れます。 “足の短さ”で困ったことはないですね」とのことで、大きな不満はないそうだ。

はたして故障などはいかに? 来週、報告する。

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文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)

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