■普通の「スイスポ」とどう違う? 次期型は?
スズキ「スイフトスポーツ」に、特別仕様車「ZC33S Final Edition(ファイナルエディション)」が設定されました。通常モデルとはどのような点が異なるのでしょう。
また、次期モデルは果たしてどうなるのでしょうか。
【画像】超カッコイイ! これが「新スイフトスポーツ」です! 画像でみる(65枚)
近年、絶滅の危機に瀕している「ホットハッチ」というジャンルにおいて、歴代モデルがすべて安定した人気を誇っているのがスズキのスイフトスポーツです。
実用エントリーハッチバックである「スイフト」をベースに、ホットなエンジンやスポーティな足回り、専用エアロパーツなどを備えたスイフトスポーツは、初代スイフト時代から設定され続けた定番モデルです。
現在販売中のスイフトスポーツは4代目スイフトをベースとしたもの。
歴代モデルとしては初めて1.4リッターのターボエンジンを搭載。駆動方式は前輪駆動で、トランスミッションは6速MTと6速ATを用意しています。
そんな現行型スイフトスポーツは2017年9月にデビューしましたが、昨年12月、スズキは特別仕様車のZC33S Final Editionを発表し、2025年3月から2025年11月までの期間限定生産をすると発表しました。
このZC33Sファイナルエディションは、パワートレインや足回りなどは通常のモデルと同一ながら、専用の内外装を持った特別な仕立てです。
エクステリアではグロスブラック塗装となった専用フロントグリル、フォグランプベゼル、17インチアルミホイールに加え、LEDフロントフォグランプを標準装備。
さらにレッドのブレーキキャリパーやレッドとブラックで塗り分けられた専用エンブレム、そして型式である「ZC33S」をあしらった専用Cピラーデカールが備わります。
そしてインテリアにはグロスシルバーの専用ステアリングガーニッシュと、チタンを思わせるヒートグラデーションを施したインパネオーナメント、ドアアームレストオーナーメント、コンソールオーナメントを特別装備。
常に目に入るインテリアに特別な加飾がプラスされることで、ドライバーの高揚感が高まる仕様となっています。
そんなスイフトスポーツ ZC33Sファイナルエディションは、MT車が232万9800円、AT車が240万1300円と、通常モデルよりも16万5000円高となりますが、ファンにとっては決して高くないプライスと言えるのではないでしょうか。
なお、ベースとなる通常のスイフトスポーツは2025年2月に生産を終了し、在庫がなくなり次第終了予定。
ZC33Sファイナルエディションも、予定されている生産台数分の枠が埋まった時点で受注停止となるとのことです。
すでに一部販売店では申し込み枠が埋まっているところもあるようなので、気になっている方は早めに行動した方が良さそうです。
そしてZC33S型の終売がアナウンスされたところで気になるのは、やはり次期型スイフトスポーツ。
歴代のスイフトスポーツは、ベースのスイフトが新型へ移行してから1年前後で登場していました。
ただし、現行型の新型スイフトが2023年12月に発売されて以来、1年以上が経過した現在でも新型のアナウンスは一切ありません。
例年スポーツモデルが披露される「東京オートサロン」の2025年回でも、特に発表はありませんでした。
今回この「ファイナルエディション」と称する特別仕様車が発表されたことで、にわかに「スイフトスポーツ自体が消滅するのではないか」という憶測も飛び交っています。
しかし、特別仕様車のファイナルエディションは現行型の「ZC33S」と銘打っているだけに、あくまで現行型のファイナルエディションであるという見方が強いと考えます。
スズキとしても、安定した人気を誇っているスイフトスポーツを終わらせてしまうのはもったいないと考えているでしょうから、新型が発表されることを期待して待ちたいところです。
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みんなのコメント
これからも頑張ってほしい
スズキと言えばという車の一つだし頑張って欲しいわな