高額車がバンバン売れた今では信じられないような時代
1980年代後半から1990年代初頭のいわゆるバブル時代。日本中好景気に沸いて、クルマ業界も強気、強気の時代であった。そんなバブル期に流行ったクルマに関するフレーズをいくつかピックアップしてみよう。
【ニッポンの名車】最高峰のメルセデス・ベンツよりも高額だった1780万円の日産車!
1)ハイソカー
High society car(ハイソサエティカー)の略で、上流階級向けの高級車という意味。その代表はなんといってもZ10系とZ20系のトヨタ・ソアラ。トヨタでは5代目と6代目のマークII、チェイサー、クレスタのマークII三兄弟も、ハイソカーブームを牽引。国内初のツインカムターボエンジン=1G-GTEUを積んだ「GT-TWINTURBO」が大ヒット。ボディカラーは圧倒的に「スーパーホワイト」が多く、そこいら中、同じクルマが走っていた……。
2)シーマ現象
バブル期に、日産の初代シーマがバカ売れしたことから命名された、「シーマ現象」。ベースはT31セドリック・グロリアのシャシーだが、それにジャガー風の大柄なスタイルと、3リッターV6ターボの強力なエンジン(255馬力)を搭載し、スポーツカー真っ青の暴力的な加速力を与えたのが特徴。
サスが柔らかかったので、フル加速するとフロントがスクォートしテールが下がった姿勢になるので、その加速姿勢もヒットの要因!? 車体価格は500万円と高価だったが、「高いから買った」というバブリーなオーナーが多かった……。
3)六本木のカローラ
BMWの3シリーズ、E30もバブル期に大ヒット。自動車史に残る名車にもかかわらず、東京都内では数が多すぎて希少性がなく、「六本木のカローラ」などと揶揄されていたが、本当の価値を知っている人はごく少数だった。
4)小ベンツ赤坂のサニー
これもメルセデス・ベンツの名車190E(W201)のこと。メルセデス・ベンツ初のDセグメントのモデルで、車体もエンジンも、手間ひま、アイディア、コストをかけた非常に良心的なクルマだった。DTMのレースでも活躍したことからも、素姓のよさがうかがえる。BMWのE30と同様、ヒットしたがゆえに、ありがたがる人が少なかった……。
5)2001年ローンの旅
映画「2001年宇宙の旅」をもじったフレーズ。当時、スカイラインGT-R(R32)など高価なクルマを、60回ローン=5年間で購入するクルマ好きの若者が少なからずいて、ローンを返済するのが21世紀=2001年になってしまうことから、「2001年ローンの旅に出た!」などと言っていた。
6)アッシー
平野ノラの「アッシー、メッシー、舘ひろし」のネタでも知られる「アッシー」。つまり女性が足代わりに使っていた、クルマでの送迎専門の男の子のこと。日本男児も地に落ちたものです……。バブルなんて、弾けてしまってよかったですね。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
なぜ免許とマイナカード「24年度末」に一体化? 紛失時はどうなる? 一体化でどんな影響ある?
トヨタ新型「“SUV”ミニバン」発表! タフ顔&高級内装がカッコイイ! アンダー400万円の“充実装備”が嬉しい「GX O」印に登場
ホンダ新型「シティ」発表! スポーティな「RS」もある「コンパクト5ドアハッチバック」! 精悍顔がカッコイイ「新モデル」馬で予約受付開始
ホンダが新型「5ドアスポーツクーペ」を世界初公開! 流麗デザイン×斬新ハンドル採用! 25年内に登場予定の新型「GT コンセプト」 北京で初披露
「最も多い」&「最も反則金が高い」交通違反って何? “スピード違反”抑えて「めちゃ捕まってる違反」は!? 反則金3万円超えの違反にも注目
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?