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PlayStation4「グランツーリスモSPORT」限定モデルとして新たに「McLaren Ultimate Vision Gran Turismo」が登場

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PlayStation4「グランツーリスモSPORT」限定モデルとして新たに「McLaren Ultimate Vision Gran Turismo」が登場

発売が期待されているPlayStation 4のゲーム「グランツーリスモSPORT」において、その専用モデルとして究極のマクラーレンGTレーシングカーが登場することが発表された。

ゲーム・クリエイター山内一典氏は「グランツーリスモSPORT」上でのレース向けに、「時代を先取りしたGTカー」の製作を自動車メーカー各社に求めた。McLaren Ultimate Vision Gran Turismoは、そんな山内氏のリクエストに応える形でデザインされたもの。将来のマクラーレン・モデルのプロトタイプとなるものではないが、Ultimate Vision Gran Turismoは、マクラーレンが2030年以降に生産するかもしれないと思えるようなクルマを表現したものだという。プレーヤーはパフォーマンス、ウルテリア、ノアールの3つからボディ・カラーを選ぶことができる。

McLaren Ultimate Vision Gran Turismoのデザインは、その性能に基づくものとなっている。あらゆるラインおよびディテールが意味のあるものとされている。マクラーレンのロードカーと同様に、ティアドロップ型のキャビンと広々としたガラス面は、視界を良好な状態に維持するためのもの。また、ドライバーを中心に考えるという一貫した理念からは、ドライビングポジションに関してもイノベーティブな発想が生みだされた。ドライバーはシャシーの中央でただ前を向いて座るのではなく、腹這いの姿勢となり、クルマの残り部分はドライバーを包み込むようにシュリンクラップされる。

マクラーレンは、Formula 1でいち早くカーボンファイバーを使用したが、この強くて軽量な素材は、マクラーレンのすべてのロードカーのシャシーに採用されている。McLaren Ultimate Vision Gran Turismoではシャシーだけでなく、上部構造とボディ部分にもカーボンファイバーが積極的に使用されており、仮想の車両重量はちょうど1000 kgになっている。

さらに、超最先端のアクティブ・エアロダイナミック技術が搭載されています。インテグレーテッド・アクティブ・エアロと呼ばれるこの技術は、コーナリング中に主要な車体面のエアインレット周辺にある小さな開口部を開くことによって機能し、車体面を一斉に動かすよりも、ドラッグとダウンフォースが生じる。さらに、動く部品の数が少なくなるため複雑さと重量が軽減され、アクティブ・エアロダイナミクスの利点がさらに発揮される。中央にカーボンセラミック製ディスクブレーキを装備したことにより、ばね下質量が軽減されており、ドライバーはレース中もブレーキ温度をチェックすることができる。

パワーの源となるのは、画期的なハイブリッド・ドライブトレインだ。4.0L V型8気筒ツインターボエンジンによって後輪が駆動し、高出力の電気モーターが左右のフロントホイールの「ポッド」に取り付けられている。ゲームプレイヤーは、電気推進とすべてのホイールでの駆動力により、スタート後ただちに最高出力を1150psに、最大トルクを1275Nmまで高めることができる。フルスロットルでマクラーレンを運転するときのワクワク感を再現するというのが、McLaren Ultimate Vision Gran Turismoの重要なデザイン方針となっていたので、ゲームにおいても、エキゾーストシステムとハイブリッド駆動が連動し、キャビン内でも類を見ないスリルを両耳で感じとることができる。

仮想世界のためのデザインであり、プロダクションカーとしての制約は受けないものの、McLaren Ultimate Vision Gran Turismoを作り上げたチームは、マクラーレンのデザインの限界を現実世界のリアリティーをはるかに超えるレベルにまで押し広げ、同時にマクラーレン固有の理念にもこだわった。

「グランツーリスモSPORT」は2017年10月17日発売を予定している。

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