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ポルシェ、電動化を積極的に推進 電動スポーツカー「ミッションE」を2020年に日本導入

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ポルシェ、電動化を積極的に推進 電動スポーツカー「ミッションE」を2020年に日本導入

2018年5月28日、ポルシェ・ジャパンはポルシェの今後の電動化戦略を発表し、ヨーロッパで2019年後半に発売予定の電動スポーツカー「ミッションE」を、2020年に日本に導入することを発表した。

■ポルシェ70周年の特別企画

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2018年はポルシェの創立70周年にあたり、日本でも5月から70周年記念企画を開始することも明らかにした。ポルシェは1948年にグミュント(オーストリア)でポルシェの名を冠した「356 ロードスター」が誕生してから70周年を迎え、グローバル規模で記念イベントが行なわれる。

まず6月から9月までは販売店で「ポルシェ70周年アニバーサリーフェア」を開催し、6月16日~17日は富士スピードウェイでポルシェ・エクスペリエンスdayを開催。そして6月18日(箱根ターンパイク)には、ポルシェ・モータースポーツのトリビュート・ツアーの一環として、あのハイブリッド・プロトタイプで、F1マシンを上回るパフォーマンスを発揮する「919ハイブリッド Evo」が走行する予定だ。

7月16日には、東京都江東区豊洲のアウトドア・エリア「WILD MAGIC レインボウ・ファーム」で、ポルシェ・グラマラス・キャンプ大会を開催。7月21日にハイブリッドもラインアップする3代目新型カイエンの発売を開始する。

同時に、ポルシェ・ジャパンは5月21日から「70周年特別WEB」の開設や、5月28日からオリジナル・アプリ「The Roads by Porsche Japan」の配信を開始する。
※ポルシェ70周年特別サイト:http://www.porsche.co.jp/pip/porsche70/#/boards/porsche70

■ポルシェの電動化戦略と日本での事業戦略

ポルシェの属するフォルクスワーゲン・グループは、2025年を目指す中期経営計画「TOGETHER – Strategy 2025」を発表し、グループ全体を再編した。コアビジネスの変革の目標として、2025年までに30モデル以上の「eモビリティ(電動車)」を量産し、販売台数では年間200~300万台を狙うとしている。

再編されたグループでスーパープレミアム・グループに属するポルシェは、すでにパナメーラの4モデルと、欧州ではすでに発売が開始されているカイエンの1モデルを含め、5モデルのPHEVを市場に導入しているが、2025年までに、全モデルラインアップのうち、50%をプラグイン ハイブリッドモデルとミッションEなどの電気自動車とすることを目標として掲げている。

その戦略に従い、2019年後半にヨーロッパで発売されるミッションEを2020年には日本に導入することが決定された。ミッションEは4ドア、4座席、440kW(600ps)の2モーターによるシステム出力により、0-100km/h加速は3.5秒未満という高性能電気駆動スポーツモデルだ。航続距離は500km以上(NEDC準拠)を実現する。システムは800Vの高電圧を使用し、充電も800Vとすることで短時間の急速充電を可能にしている。
※参考:ポルシェ 電動4座席スポーツカー・コンセプト「ミッションE」フランクフルトショーで出現

またポルシェは「ミッションE クロスツーリスモ」 も同時開発しており、ミッションEに続いて市場導入されると考えられている。
※参考:【ジュネーブモーターショー】ポルシェ 市販EV第1弾となる「ミッションEクロスツーリスモ」をワールドプレミア

ポルシェ・ジャパンは今後の戦略として、持続的な成長を目指すこと、PHEVモデルのさらなる販売拡大とミッションEの発売、顧客へのスポーツドライビング体験の提供、ポルシェ・カレラカップ、GT3カップチャレンジなど参加型モータースポーツへの継続的なサポートを掲げていく。

なお顧客へのスポーツドライビング体験の提供の一環として、ポルシェはドイツのライプチヒ、イギリスのシルバーストン、フランスのル・マン、アメリカのアトランタとロサンゼルス、中国の上海にエクスペリエンス・センターを設置し、好評を得ているため、日本でもエクスペリエンス・センターを新設することを検討中だという。

ポルシェ 関連情報
ポルシェ70周年特別サイト
ポルシェ・ジャパン 公式サイト

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