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日産新型「爆速SUV」世界初公開! 能力フル開放で430馬力超え! ド迫力エアロ装備の「アリアNISMO」今春発表へ その特徴は?

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日産新型「爆速SUV」世界初公開! 能力フル開放で430馬力超え! ド迫力エアロ装備の「アリアNISMO」今春発表へ その特徴は?

■東京オートサロン2024で公開

 日産は2023年1月12日、東京オートサロン2024で新たな「NISMO(ニスモ)ロードカー」である新型「アリアNISMO」を公開しました。どのようなクルマなのでしょうか。

【画像】超カッコイイ! これが「爆速のアリアNISMO」です!(73枚)

 NISMOロードカーとは、通常の市販車をベースにカスタマイズし、日産のモータースポーツブランドであるNISMOの名前を冠したコンプリートカーです。

 日産のディーラーで誰でも購入でき、現在は「オーラNISMO」「リーフNISMO」「スカイラインNISMO」「フェアレディZ NISMO」「GT-R NISMO」などが用意されています。

 今回披露されたのは、「アリア」をベースにした新型アリアNISMOです。

 アリアはエンジンを搭載しないEV(電気自動車)で、NISMOロードカーにおけるEVはリーフに次いで2台目です。はたしてSUVタイプのEVをベースとしたNISMOロードカーはどのような仕立てなのでしょうか。

 まずキャラクターですが、実はNISMOロードカーには二つのタイプがあります。

 一つは、サーキットなど限界領域の走行性能を最重視し、そこに合わせたハードなサスペンションを備える、いわば“武闘派”。GT-R NISMOやフェアレディZ NISMOがそれに該当します。

 もう一つは、あくまで日常域+αを想定し、快適性まで考えて味付けたモデルです。グランドツーリングカーとしてセッティングしたスカイラインNISMOなど“GT-RとフェアレディZ以外のモデル”が該当すると考えれば良いでしょう。もちろんアリアNISMOもこれで、乗り心地などもしっかり配慮されています。

 カスタマイズの内容は、レーシングカーと同じ考えで作られた「空気抵抗を軽減しつつダウンフォースを高めるエアロパーツ」をはじめ、レッドを差し色とした上質かつスポーティなインテリア、出力を約10%高めたパワートレイン、そして安定感あふれるサスペンションに20インチの専用タイヤ&ホイール。

 また、ブレーキも、メタル材を混ぜて対応温度域を高めたパッドで止まる性能も上げ、4WDの駆動力制御もNISMO専用にチューニングしています。「走る・曲がる・止まる」のすべての走行性能を引き上げたモデルといえるでしょう。

■最高出力はベース車の1割増し+足元は専用タイヤ

 アリアNISMOの駆動方式は、全車が「e-4ORCE」と呼ぶツインモーター4WDですが、ベース車と同様、66kwと91kwのバッテリー容量2タイプにあわせて「B6」と「B9」の2仕様を展開。

 モーターのシステム最高出力は、ベース車の「B6 e-4ORCE」が250kW(340ps)、「B9 e-4ORCE」が290kW(394ps)ですが、NISMOはそれぞれ270kW(367ps)、320kW(435ps)と1割ほどパワーアップしています。

 開発者は「モーターはベース車両と同じだが、その能力をフルに使えるようにした」といい、「80km/hから120km/hまでの追い越し加速は、ベース車より約1秒速い」とのこと。峠道などの上り坂や高速道路での加速で、オーナーは「この瞬間がNISMOだね」と実感できそうです。

 また、走行モードは「ECO」「ノーマル」そして「NISMO」がありますが、「ECOはベース車と同じで電費重視、ノーマルはベース車よりもややスポーティな味付け、NISMOはレスポンスも最大限に鋭くして気持ち良い加速を実現する」といいます。

 ところでEVといえば、航続距離も重要です。そこでアリアNISMOは、専用開発したミシュランのタイヤを履いています。

「PILOT SPORT EV」という銘柄は他車も採用していますが、アリアNISMOは完璧なマッチングを求めて専用のコンパウンドを採用。

「タイヤを太くするとグリップは上がりますが走行抵抗が増えるし重くなるので電費に不利。そこでサイズは255/45R20(B9 e-4ORCEの標準仕様と同サイズ)に抑えつつ、タイヤの特性を変えてグリップを上げています。ミシュランは高いグリップを発生しつつ転がり抵抗を減らせる技術が高いので選びました」と開発者は教えてくれました。

 ちなみにホイールはENKEI製で、鍛造ではありませんがリムを薄くする製法で軽量化を実現。デザインも回転時に空気の乱れを抑えて空気抵抗を減らす形状となっています。

「車両重量が2tもあるので他のNISMOロードカーのようにキビキビ走らせる味付けはなかなか難しいが、スタビリティが高くて軽快で、上質感を感じさせる走りにした」というアリアNISMO。日常の快適性も重視しているほか、NISMOモデルとして初の試みとなる、高速道路でハンドルから手を放して運転できる「プロパイロット2.0」が組み込まれているのも特徴といえるでしょう。

 そのようなアリアNISMOは、2024年春に正式発表され、市販される予定です。

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みんなのコメント

5件
  • makoto
    こんなものを作る前にバックオーダーをどうにかしたら・・・・
  • dbw********
    日産はなんかやってることがちぐはくな感じがする
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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