レーシーなデカールが貼られ派手なイメージを存分に表現
今回は、マーキュリーNo.14 フィアット・アバルト595SSのご紹介です。こちらは、同社のNo.17 FIAT500L BERLINAをベースにアバルト仕様に焼き直したモデルです。
美麗極まりない仕上がりに瞠目せよ!アオシマ製プラモ「ナイト2000」をノーマル戻し!第7回【CARSMEET モデルカー倶楽部】
No.17 FIAT500Lは、資料によると1967年から製造とありますが、実車は1968年から発売されたため恐らく実車の発表とほぼ同時期に発売された可能性があり、とても興味深いデビューだったと思われます。
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尚、実車のフィアット・アバルト595SSは、595/595S/595SS/595SS ASSET CORSAのバージョン中、アセットコルサは、オーバーフェンダーのレース専用バージョンであるため、フィアット・アバルト595のロードカーとしては最高のチューニングバージョンです。
ノーマルの約500ccの排気量を約594ccまでボアアップし、ハイコンプピストン、ハイカム、大口径キャブレター、マフラー、増量アップのオイルパン、専用メーター、エンブレム等によりモデファイされたフィアット500です。ノーマルの18Hpから32Hpまでチューンアップされており、アバルトファクトリーから完成車として販売されたものと、ノーマルのフィアット500からキットの形で完成車同様にモデファイも出来ました。最高速度もノーマルの95km/hから120km/hに劇的に向上しました!
また、1968年からフィアット500に豪華バージョンのL(Lussoデラックスの意味)タイプが発売されて以降、595にもLをベースにした595シリーズが発売されました。正式にいうと、今回のマーキュリーのアバルト595SSは、595 Lusso SSバージョンとなります。
ミニカーは、ノーマルの500Lに大胆で勇ましいアバルト製デユアルマフラーを追加してブラックアウトした専用シャシー&バンパー、カンパニョーロを表現したアロイホイール、サソリとゼッケン、赤ライン等のレーシーなデカールを貼って派手なイメージを存分に表現しています。
また、SSをイタリア語読みしたesse-esseのデカールにもとても興奮します。アバルトのフロントエンブレムとリアのオイルパンが再現されていないことが残念ですが、さすがイタリア本国であるマーキュリーブランドのミニカーは、荒削りながら雰囲気、迫力重視の作りに感銘します。
尚、このアバルト595SSのボディーカラーは、今回ご紹介するシルバーメタリックの他にクリーム、ライムグリーンのカラーバリエーションと左右ドアのゼッケンナンバーにバリエーションが存在します。実車の1971年型フィアット(丸餅 fiat500l改)を約37年間乗り続け、更にアバルトマジックに打ちのめされているオーナーにとって、マーキュリー製アバルト595SSはグラントロスのフィアット・アバルト695SSと共にマストアイテムのミニカーです!
最後に、今回ご紹介しているミニカーの個体には、本来あるべきリアナンバーのデカールが失われていたので、ナンバーの数字を自分のFIAT500と同じ数字にて自作しました。これで世界に一台のマーキュリーフィアット・アバルト595SSが完成しました!
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