コーンズのために製作された特別な18台
ベントレーはW12気筒エンジンに加えてV8エンジンの製造終了を発表し、その別れを惜しむかのように限定車の発売攻勢を強めており、2024年に入ってからわずか半年で10種類近くの特別モデルを発表しました。そんな中、ベントレーの正規販売店であるコーンズ・モータースは、ベントレー正規輸入開始60周年を記念した特別限定車を発表しました。
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ベントレーのプロフェッショナル集団が放つ限定モデル
コーンズが輸入車事業を開始したのは、東京オリンピックが開かれた1964年まで遡る。この年にロールス・ロイスとベントレーカーズ社の正規輸入総代理店契約を締結し、ハイラグジュアリーカーの魅力を日本に広めてきた。
その後、ベントレーモーターズジャパンの設立によってインポーターとしての役割を終了するが、現在はベントレー東京、ベントレー世田谷、ベントレー大阪、ベントレー神戸の4つの正規販売店を運営し、60年間にわたってベントレーの販売とサービスに携わる、いわばベントレーのプロフェッショナル集団である。
そんなコーンズがベントレー取り扱い60周年の記念と、ガソリンエンジン生産終了への惜別の想いを込めて、18台限定のコーンズ特別限定モデル「コーンズ 60th エディション」を製作し、販売することとなった。
モノトーンと鮮やかなアクセントカラーの組み合わせ
コーンズ 60th エディションはどのモデルも乗員の快適性とウェルビーイングを重視したアズールデリバティブをベースに、「コンチネンタルGT」で10台、「コンチネンタルGTC」が4台、「フライングスパー」で4台の合計18台がベントレーのビスポーク&コーチビルド部門であるマリナーによって製作される。
今回のモデルの最大の特徴は、モノトーンとブラックライン仕様の精悍なエクステリアに鮮やかなアクセントカラーを組み合わせたことにある。エクステリアカラーによってレッド、オレンジ、イエロー、ブルー、ホワイトといった異なったアクセントカラーがフロント、サイド、リアのボディキットに施され、英国風のさりげないお洒落を演出している。
インテリアもエクステリアと同色のアクセントカラーがシートサイドやステッチ、ステアリングの一部やウッドパネルのストライプに採用され、エクステリアとの統一した世界観を作り出す。
最後のガソリンエンジン車を特別な1台で
3モデルに共通した特別仕様は以下の通りである。
1. コーンズ 60th エディション ビスポークインテリア 2. コーンズ 60th エディション専用フロントフェイシアパネルへのアクセントカラー・スプリットライン 3. コーンズ 60th エディション専用エンブレム刺繍 4. コーンズ 60th エディション専用スカッフプレート 5. コーンズ 60th エディションエンブレム刺繍入りクッション 6. コーンズ 60th エディション カラースタイリング仕様 7. ブラックライン仕様 8. 22インチの10スポークホイール(ブラックペイント)を装備
価格はコンチネンタルGTが4250万円(消費税込・以下同)、コンチネンタルGTCが4550万円、フライングスパーが3850万円となり、2024年6月以降にデリバリーが開始されるという。ベントレーの最後のガソリンエンジン車を欲しいと思われる方、そして、通常モデルではない特別な1台が欲しいと思われる方は、ぜひ問い合わせをしてみてはいかがだろうか。詳しくは専用サイトを確認してほしい。
AMWノミカタ
コーンズのベントレー取り扱い60周年を祝う大事な年がW12エンジン、V8エンジンの終了を迎える年となってしまったのはなんとも悲しい出来事である。しかし、この限定車はベントレーモーターズジャパンが発表したコンチネンタルGTの10台限定「ラスト・オブ・ライン」とは異なるモデルやカラーを検討している方にはいいモデルなのではないだろうか。
コーンズでこれまで培われてきたセンスの良さをマリナーのビスポーク部門が形にしたモデルとなり、どの仕様のカラーの組み合わせをみても魅力的である。デリバリーも6月からとのことでマリナー仕様でありながらこれから半年も1年も待つ必要がない。こんなモデルを見ると本当にエンジンモデルの終了を実感するが最後に購入すべき価値のあるモデルだ。
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みんなのコメント
電気の力に興味無いならアリかと。