毎月200店以上の新車ディーラーを回り、「生」の新車情報を届けてくれる流通ジャーナリストの遠藤徹氏。
2020年の新車販売台数は459万8615台で前年比11.5%減。トヨタも6.4%減と前年を下回ったが、登録車のシェアでは50%を突破した。
スポーツカーは死なず!! 買うなら最後の機会か 令和に新型となる名スポーツ車カレンダー
そんななか、トヨタはSUVのニューモデルにまだ伏兵が!? また日産もノート派生新型車を予定との報も。
ほか、ホンダの2021年ラインナップ、トヨタディーラーのオプションプレゼントキャンペーンなどの情報も合わせてお伝えする!
※本稿は2021年1月のものです
文/遠藤 徹、写真/ベストカー編集部
初出:『ベストカー』 2021年2月26日号
【画像ギャラリー】2021年はこの2台が主役…!? 新型ヴェゼル&新型ノートをギャラリーでチェック!!!
■トヨタのSUVラインナップにはまだ「本命」があるかも???
トヨタは今夏~秋にも新小型SUV「カローラクロス」を発売し、次いで2022年にはランドクルーザープラドをフルモデルチェンジする予定ですが、トヨタの次世代SUVラインナップはこれだけにとどまらないようです。
ラグジュアリークラスではクラウンベースのSUVを2022~2023年頃に投入、小型車ではシエンタベースSUVなども投入に向けて開発を進めているといわれます。
この2台についてはまだ「噂」レベルであり、続報が入り次第あらためてお伝えしますが、発表まで漕ぎ着けられれば、ラグジュアリー、アッパーミディアム、ミディアム、コンパクトなどと、きめ細かいクラス分けをして、それぞれのクラスに街乗り志向とオフロード志向の2つのタイプを用意し、フルラインナップ体制を目指すと思われます。
従来の乗用車から派生させる場合、車名は「ヤリスクロス」や「カローラクロス」のように、「クラウンクロス」、「シエンタクロス」と“クロス”の名称を冠することになり、登録台数は各基幹モデルに組み入れられることになりそうです。
2022~2023年に投入されると伝えられるクラウンベースのSUV(画像はベストカー編集部による予想CG)
■日産、今春ノートベースの派生ハッチバック車を発売
日産は今春にノートベースの新型ハッチバック車を発売する見込みです。
現行ノートの全幅を1750mm程度にアップし、その分室内幅も拡大。外観や内装を豪華にして、プレミアム感を持たせたモデルになる模様です。
パワーユニットはノートと同じ1.2L e-POWERを搭載します。2WD車と4WD車を用意し、さらにオーテック仕様もラインナップします。
車両本体価格はノートより40万~50万円ほど高い、270万~350万円程度の設定となります。
トヨタのカローラスポーツ、ホンダのシビック、スバルのインプレッサスポーツ、マツダ3ファストバックなどと競合させるモデルとなり、「ノート」のネーミングを冠するかどうかはまだ明らかになっていません。
2020年12月に新型ノートを発売した日産だが、このノートがベースの新型派生モデルが今春にも登場するという情報が入ってきた。写真は新型ノート
■日産は今年、登録車2位の座を奪還できるか?
日産は2020年の登録車の販売実績で、初めてホンダに2位の座を奪われました。今年は巻き返して、2位の座を奪還する構えですが、ホンダも死守しようと攻勢をかけるはずですから、デッドヒート状態で推移しそうな見通しです。
勝敗のカギを握っているのは、今年中盤までに投入されるニューモデルの行方です。日産は昨年12月に発売した新型ノートに加えて、3月中旬にもプレミアム仕立ての派生モデルを投入する予定で、ノートのラインナップを補強します。
またノートは2月19日に4WD車とオーテックバージョンを追加発売することで、月販計画を1万台規模に増販します。
中盤には新型SUV電気自動車のアリアを発売し、秋にエクストレイルをフルモデルチェンジしますが、販売全体のリード役を果たすのは新型ノートであり、こちらの売れゆき次第で2位奪還の行方が決まりそうです。
■次期型ランドクルーザーの発売は7月か?
全国のトヨタディーラーは今春から現行型ランドクルーザー200のセールスをほとんどしていない、という情報が入ってきました。在庫車販売もしておらず、今後は現行モデルの受注はできない状況にあります。
次期型のランドクルーザー300は4月頃に商品内容を販売店に通達し、車両本体、オプション&付属品の価格を決めて、事前の予約受付をスタートさせる見通しです。
正式な発表や発売は今年夏ごろ、大型連休明けから各販売店に細かい情報が入り出すのでは、と言われています。
2021年のフルモデルチェンジが噂されていたランドクルーザーは、今夏のデビューになりそうだ。次期モデルはさらにグレードアップする(画像はベストカー編集部による予想CG)
■ホンダ、2021年の新型車計画はレジェンド自動運転車 ヴェゼル シビックなど
ホンダは2021年の新型車として、3月にレジェンドの自動運転車を発表し、4月にヴェゼル、8月にシビックハッチバックをそれぞれフルモデルチェンジする計画です。
レジェンドはレベル3の自動運転機能搭載車で、700台限定のリース販売のみとなります。扱うのはメーカー資本のホンダカーズ店が中心になりそうです。
次期型ヴェゼルは4月22日に発表、発売の予定でスケジュール調整をしています。キープコンセプトのモデルチェンジとなり、パワーユニットは1.5L NA、1.5Lターボ、1.5Lハイブリッドを搭載。
ハイブリッドは従来の1モーター方式から2モーター方式&リチウムイオンバッテリーに切り替え、低燃費&高性能の両立を図ります。現行モデルは2月いっぱいでオーダーストップとなる見込みです。次期型は3月下旬から価格を決定して、先行予約の受付をスタートさせるものと思われます。
ホンダから2021年に登場するニューモデルで販売の中心になるのが次期型ヴェゼル。現行型のキープコンセプトになる模様だが質感がアップする
次期型シビック5ドアハッチバックはキープコンセプトで世代交代します。タイプRは年末近くに次期モデルを投入します。
年内に予定していたステップワゴンのフルモデルチェンジは来春だったようです。したがって今年のホンダにおけるニューモデル戦略は量販が見込めるヴェゼルがリード役を果たし、そのほか2020年終盤にフルモデルチェンジしたN-ONE、ビッグマイナーチェンジしたN-BOXやオデッセイがカバーする形で、販売増を狙います。
■首都圏のトヨタネッツ店がオプションプレゼント実施
首都圏にある一部トヨタネッツ店は3月末までオプションプレゼントキャンペーンを実施しています。
対象の新車を購入のうえ、同時にメンテナンスパスポートに入会すると、11万~21万円分のオプションをプレゼントするというものです。
その金額はヤリスやルーミー、パッソだと11万円、ライズとヤリスクロスは15万円、シエンタやノア3姉妹、アルファード/ヴェルファイア、RAV4は21万円などとなっています。
いまが狙い目かも? 気になっている人は一度足を運ぶべし!
■カローラアクシオ&フィールダーは継続販売中だが、納期は4カ月程度
カローラシリーズの旧型モデルである5ナンバーサイズのアクシオ/フィールダーは、1.5Lガソリン車&1.5Lハイブリッド車を法人向け中心に継続生産しています。
ただし、生産枠が決まっていて、購入を申し入れてもすぐには生産できず、ある程度台数がまとまった段階で組み立てるため、納期は4カ月程度かかる状況にあります。
それでもアクシオとフィールダーは今年中に生産中止となる見込みです。現行型カローラの発売時は、アクシオとフィールダーを当初1年限りの継続販売としていました。しかし、依然根強い需要があり、モデル廃止は先送りになっています。
トヨタ カローラアクシオ
トヨタ カローラフィールダー
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みんなのコメント
意外と他社は痛くも痒く見ないのかも(笑