■「なんでもSUV風中古車」が人気?
コロナ禍を契機にしたアウトドアブームの影響も少なからずあるとは思いますが、タフな演出で「アウトドア映え」を狙ったカスタム車がひそかなブームになりつつあります。
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ポイントは、グレーやカーキなどトレンド感のあるアースカラーのボディに、黒バンパー、黒ホイールを組み合わせていること。無骨な雰囲気のコントラストカラーによって「道具感」が強調され、ベース車がSUVでなくても、どことなくSUVに見えるのです。
そんな「なんでもSUV風中古車」を多く扱っているカスタム専門店「J-STYLE JAPAN」では7月18日現在、トヨタ「シエンタ」(2010年式)、「プリウスα」(2012年式)、「カローラルミオン」(2011年式)、ホンダ「ステップワゴン」(2010年式)、日産「セレナ」(2008年式)、三菱「デリカD:5」(2010年式)、スズキ「エブリイワゴン」(2008年式)などが店頭に並んでいます。
いずれもボディカラーは純正ではなく全塗装が施されており、いずれもカーキ系。
バンパーは前後とも黒、ホイールも黒に塗装されています。タイヤはホワイトレター(白文字)があしらわれたオフロード仕様となっており、車種によってはリフトアップが図られ、よりワイルドな印象を強めています。中心の価格帯は約80万~150万円です。
タフな佇まいのなかにもレトロな雰囲気が漂う「なんでもSUV風中古車」について「J-STYLE JAPAN」は次のように話します。
「人気が出てきたのは3、4年ほど前から。アウトドアが好きな若いファミリー層を中心に支持されています。
売れ行きは好調で、特に人気があるのはデリカD:5の前期型(2007年~2019年)と4代目のステップワゴン(2009年~2015年)。バンパーとホイールだけでなく、グリルやドアハンドルなども黒ペイントしています」
ベース車そのものが十数年落ちであっても、黒バンパーや黒ホイールなどでSUV風に仕立てることによって、新たな個性が引き出され、商品力のアップにつながっているようです。
かつて黒バンパーといえば、未塗装の樹脂むき出しバンパーであり、商用車や廉価グレードのイメージが強くありました。ボディ同色のカラードバンパーが当たり前となった今、黒バンパーが生み出す無骨な雰囲気はかえって新鮮です。
中古車ではこうしたカスタムを施したものが人気のようですが、そんなことを改めて思わせる新モデルが昨年10月に登場しました。トヨタ「RAV4」の特別仕様車「Adventure“OFFROAD package II”」です。
アーバンカーキまたはグレイッシュブルーのボディカラーに、特別装備として黒バンパーと黒ホイールなどを採用しています。黒バンパーは凸凹のあるマットな質感になっているので、一見、樹脂むき出しのようですが、実際は塗料を塗り重ねたもの。こすり傷への耐性を持たせています。
メーカー公式が特別仕様車としてアース系ボディカラーに黒バンパー、黒ホイールの組み合わせた仕様を展開するほど、このジャンルのカスタムが人気であることがうかがえます。
今後、こうしたエクステリアを持つクルマのニーズは、さらに多くのユーザーへと広がるかもしれません。
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