■軽王者の開発責任者は、今後のトレンドに何を想う?
2020年に1番販売されたモデルとして、ホンダの軽自動車「N-BOX」が輝きました。
昨今、軽自動車市場を取り巻く環境は常に変化しており、それによって同市場のトレンドも移り変わっています。今後、軽自動車の将来はどうなっていくのでしょうか。
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N-BOXは2020年暦年(1月から12月)における販売台数が19万5984台となり、登録車を含む新車販売台数において第1位を獲得。
これは、登録車を含めた新車販売台数においては4年連続、軽自動車販売台数においては6年連続の首位獲得となります。
新車販売台数において4年連続で第1位を獲得したのは、ホンダとして初めての記録だといいます。
では、そんな売れているN-BOXの開発主査は今後の軽自動車のトレンドについてどう考えているのでしょうか。
N-BOXや「N-ONE」の開発責任者・宮本渉氏は次のように話しています。
――今後の軽自動車において必要な要素とはどのようなものでしょうか。
昨今、軽自動車が国内市場のなかで大きなボリュ-ムを占めて来ています。
また、200万円に近い、またはそれを超える価格の軽自動車も、ある一定の販売台数を占めています。
その背景にはさまざまなことがあると考えられますが、主な要因として以下の項目が挙げられます。
・税金恩恵、燃費性能、(普通車並みのクルマもあるが)価格、経済性
・質感、装備の改善、基本性能の向上
・軽自動車とは思えない室内空間
・普通車と同等の安全装備の装着
今後もこれらの要素は、引き続き軽自動車のなかでは重視点になると思います。
――これ以外の要素としては何が考えられますか?
前述のほかに(個人的には)キーワードとなるのが「高齢化社会」では無いかと思います。
高齢化が進む日本のとくに地方では、前述の要素に加えて移動に必要な「交通手段」でもある軽自動車に「高齢化社会」への対応が不可欠では無いかと考えます。
クルマ全体にいえることではありますが、具体的には以下のものが挙げられます。
・操作ミスに対するロバスト性 ⇒ 安全機能の充実
・運転そのものに対する使い勝手の向上 ⇒ 運転サポート機能の充実
・すべての軽自動車では無いにしても、より近距離向けの都市コミューターの要素
これらが、とくに軽自動車では重要になると思います。
最近では多様なニーズに合わせて、各社でも軽自動車をラインナップしています。
・移動手段としてより安価な仕様
・荷物などの持ち運びや室内空間を重視した仕様
・走行性能やより加飾性を意識した仕様
これらの基本的な枠組みを維持したまま、前述のような重視点が追加されて行くと思います。
※ ※ ※
現在、国内の新車市場において、軽自動車は4割近くを占めるほど普及しました。
これは、宮本氏が挙げたさまざまな要素によるものが大きいといえますが、今後も軽自動車市場が拡大するうえで欠かせないのが軽自動車の電動化です。
日本政府は、軽自動車の電動化は不可欠としていますが、軽EVの行方について前出の宮本氏は次のように話します。
「軽自動車の電動化は国としての環境対応に大きく影響を受けるので、完全なEVなのか、マイルドハイブリッドなのかなど不透明な状況です。
いずれにしても、今後の動向によっては基本仕様には何らかの影響は避けられないと考えます」
今後、軽自動車のシェアが伸びていくのかは、性能向上と電動化における価格[k1]上昇とユーザーが求める価格帯とのバランスを保てるかが、軽自動車市場拡大の鍵を握るといえます。
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エアコンもパワステもカーステも禁止して80万円以下の近距離に特化した電気自動車だけにすればいいんだよ