2022年に新型フェアレディZを注文した国沢光宏氏のもとに1通の手紙が最近、日産東京販売から届いたという。それは何と驚きの「2023年度の販売方法について」で、しかもまた「抽選」だったとか。「事実は小説より奇なり」を地で行くレポートをお届けしよう。
文/国沢光宏、写真/国沢光宏、ベストカー編集部
またまた「抽選落選」って何よ!? 新型フェアレディZ全額支払いずみでも東京日産から「寝耳に水」の通知に仰天!!
■全額支払いずみなのに、「ふたつの選択肢」って何よ?
歴代フェアレディZがズラリ。中央は筆者がオーダーしている新型フェアレディZだが、いまだ手元には届いていなかったという……
フェアレディZ祭りはいまだ続いている。2023年7月に突如、「日産東京販売」から「2023年度の販売方法についてのご案内」というお手紙が届いた。ちなみに以前、私が新型フェアレディZ購入に関するベストカーWebでの記事は以下の通り。
※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第1弾の記事
※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第2弾の記事
※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第3弾の記事
※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第4弾の記事
※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第5弾の記事
今回も内容は複雑怪奇。曰く、「あんたはふたつの選択ができる。2022年に作った24台を抽選か、2024年モデル105台の抽選か、どちらかを選びなさい」と言う。厳正なる抽選の結果、「はずれ~」の場合、購入優先権順位を教えてあげるということらしい。
このお手紙には「2024年モデルから値上げする」とも書いてあった。すでに契約した人には値上げしないと言っていたのに。どうするか?
とりあえず24台に応募してみた次第。24台のリストがあり、第3希望まで選べるようになっている。私は全額支払いずみ。加えてここまでくればどうなるか興味深い。厳正な抽選の結果は8月10日にメールで営業担当より連絡あるという。
[articlelink]
■メールで届いたその結果は……
国沢光宏氏のもとにメールで2023年8月10日に届いた東京日産販売からの「抽選落選」の通知
そして迎えた8月10日、ディーラーの営業を開始する午前10時ぴったりにメールが届いた。事前に送る時間を予約しているだろうから特筆すべきことじゃないですね。pdfファイルを開けというので開いたら、写真のような内容のメールでした。
「おじいちゃん、またまたハズレだよ~ん!」という内容。個人的に落選という単語が大嫌いである。そもそもその抽選で買うような商品なんか欲しくない。
フェアレディZのオーダーを入れた時点で、抽選なんて話はいっさいなかったですから。抽選なら最初から100%買わなかった。私と同じく「ハズレ~!」が嫌いな人って多いと思う。運任せの人生なんて情けない。
まぁ、そのわりにサーキットに行くと関係者の皆さん、新型フェアレディZに乗っているんですけどね。いずれにしろ日産東京販売には本日朝からめちゃくちゃ不愉快な思いをさせていただきました。
■「購入優先権順位246番」っていったい……?
日産東京販売での国沢光宏氏の「購入優先権順位」は246番だったというが、納車は2024年末~2025年になる?
落選の通知には「購入優先権順位」というものが書かれており、246番だという。「優先権順位って何だよ!」と突っ込みたくなるのはコッチに置いておき、果たしてどのくらいの納期になるだろうか?
日産東京販売が日本中のフェアレディZの受注台数の15~20%くらいを抱えているとすれば、246番は全国1000~1500番くらいになるだろう。台数から納期を予想してみた。
新型フェアレディZの発売から1年が経過した2023年6月の登録台数を調べてみたら54台。5月67台。年間1000台どころの話ではない。ちなみに同年6月の登録台数を見るとランボルギーニ87台。ベントレー79台。アストンマーチンの48台よりは多い程度。
直近のペースだと年間700~800台というイメージ。となれば私の”優先”権順位だと早くて2024年末。下手すれば2025年になってしまいそう。
いや、「抽選にしたからな!」と通告してきたメールのなかに2024年モデルが105台と書いてあったことからすれば、246番は2年半に相当する。考えてみたら東京で日産車を扱っているの、日産東京販売だけにかぎらない。
■日本での新型フェアレディZは6000台以上の受注というが……
なぜこんなにも日本での納車に時間がかかってしまうのか? メーカー広報でもその実情を把握していないのだとか
以上を総合して考えると、
1)2023年分はすべて売り切れている。
2)2024年に105台。私は246番で納車は2026年中頃になってしまう。『カーセンサー』を見ると、新型フェアレディZの売り物が30台近く出ているのに。
日本での受注台数は6000台を超えていると言われているため、このままだと優先権順位が低い人は4~5年納車までかかりそう。どうしてこんな少ないのか?
聞いてみてもまったくわからない。メーカーの日産本体広報によれば、「情報が入ってこないんです」。生産現場に近い筋に聞くと「半導体などは足りている」。アメリカ最優先で配車しているのかといえば、そうでもないようだ。アメリカもクルマがなくて問題になっている。
■発表された新型ランクル250に行ってしまおうか?
国沢氏が新型フェアレディZをキャンセルした場合に有力候補としているのが先日発表されたばかりのプラド後継、新型ランドクルーザー250だという
どうしようか。キャンセルも可能だという。現在考えているプランとしちゃ3つ。
まず、ひとつ目はとっととキャンセルして新型ランクル250をオーダーすること。早めにオーダーすれば、フェアレディZと同じか、やや短い納期になるかもしれない。
最後の純エンジン車としてマニュアルミッションに乗りたかったのだけれど、ランクル250のディーゼルならいいかな、と思う。
ふたつ目はフェアレディZの増産計画などが進んでおり、納期が2024年の秋くらいになるという場合。これなら待ってもいいかな、と考える。最初から2024年になる可能性があることは予想してましたから。落選を2回も喰わされたことに対して面白くない思いをしたけれどクルマにはその責任はない。
3つ目は私の営業担当が熱心だったら待とうかな、とも思う。さあ、果たして私はどれを選ぶでしょう?
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ご自身のブログでだけ発表していればいい内容。