現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > またまた「抽選落選」って何よ!? 新型フェアレディZ全額支払いずみでも東京日産から「寝耳に水」の通知に仰天!!

ここから本文です

またまた「抽選落選」って何よ!? 新型フェアレディZ全額支払いずみでも東京日産から「寝耳に水」の通知に仰天!!

掲載 179
またまた「抽選落選」って何よ!? 新型フェアレディZ全額支払いずみでも東京日産から「寝耳に水」の通知に仰天!!

 2022年に新型フェアレディZを注文した国沢光宏氏のもとに1通の手紙が最近、日産東京販売から届いたという。それは何と驚きの「2023年度の販売方法について」で、しかもまた「抽選」だったとか。「事実は小説より奇なり」を地で行くレポートをお届けしよう。

文/国沢光宏、写真/国沢光宏、ベストカー編集部

またまた「抽選落選」って何よ!? 新型フェアレディZ全額支払いずみでも東京日産から「寝耳に水」の通知に仰天!!

■全額支払いずみなのに、「ふたつの選択肢」って何よ?

歴代フェアレディZがズラリ。中央は筆者がオーダーしている新型フェアレディZだが、いまだ手元には届いていなかったという……

 フェアレディZ祭りはいまだ続いている。2023年7月に突如、「日産東京販売」から「2023年度の販売方法についてのご案内」というお手紙が届いた。ちなみに以前、私が新型フェアレディZ購入に関するベストカーWebでの記事は以下の通り。

※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第1弾の記事

※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第2弾の記事

※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第3弾の記事

※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第4弾の記事

※国沢氏の新型フェアレディZ購入狂想曲第5弾の記事

 今回も内容は複雑怪奇。曰く、「あんたはふたつの選択ができる。2022年に作った24台を抽選か、2024年モデル105台の抽選か、どちらかを選びなさい」と言う。厳正なる抽選の結果、「はずれ~」の場合、購入優先権順位を教えてあげるということらしい。

 このお手紙には「2024年モデルから値上げする」とも書いてあった。すでに契約した人には値上げしないと言っていたのに。どうするか?

 とりあえず24台に応募してみた次第。24台のリストがあり、第3希望まで選べるようになっている。私は全額支払いずみ。加えてここまでくればどうなるか興味深い。厳正な抽選の結果は8月10日にメールで営業担当より連絡あるという。

[articlelink]

■メールで届いたその結果は……

国沢光宏氏のもとにメールで2023年8月10日に届いた東京日産販売からの「抽選落選」の通知

 そして迎えた8月10日、ディーラーの営業を開始する午前10時ぴったりにメールが届いた。事前に送る時間を予約しているだろうから特筆すべきことじゃないですね。pdfファイルを開けというので開いたら、写真のような内容のメールでした。

「おじいちゃん、またまたハズレだよ~ん!」という内容。個人的に落選という単語が大嫌いである。そもそもその抽選で買うような商品なんか欲しくない。

 フェアレディZのオーダーを入れた時点で、抽選なんて話はいっさいなかったですから。抽選なら最初から100%買わなかった。私と同じく「ハズレ~!」が嫌いな人って多いと思う。運任せの人生なんて情けない。

 まぁ、そのわりにサーキットに行くと関係者の皆さん、新型フェアレディZに乗っているんですけどね。いずれにしろ日産東京販売には本日朝からめちゃくちゃ不愉快な思いをさせていただきました。

■「購入優先権順位246番」っていったい……?

日産東京販売での国沢光宏氏の「購入優先権順位」は246番だったというが、納車は2024年末~2025年になる?

 落選の通知には「購入優先権順位」というものが書かれており、246番だという。「優先権順位って何だよ!」と突っ込みたくなるのはコッチに置いておき、果たしてどのくらいの納期になるだろうか?

 日産東京販売が日本中のフェアレディZの受注台数の15~20%くらいを抱えているとすれば、246番は全国1000~1500番くらいになるだろう。台数から納期を予想してみた。

 新型フェアレディZの発売から1年が経過した2023年6月の登録台数を調べてみたら54台。5月67台。年間1000台どころの話ではない。ちなみに同年6月の登録台数を見るとランボルギーニ87台。ベントレー79台。アストンマーチンの48台よりは多い程度。

 直近のペースだと年間700~800台というイメージ。となれば私の”優先”権順位だと早くて2024年末。下手すれば2025年になってしまいそう。

 いや、「抽選にしたからな!」と通告してきたメールのなかに2024年モデルが105台と書いてあったことからすれば、246番は2年半に相当する。考えてみたら東京で日産車を扱っているの、日産東京販売だけにかぎらない。

■日本での新型フェアレディZは6000台以上の受注というが……

なぜこんなにも日本での納車に時間がかかってしまうのか? メーカー広報でもその実情を把握していないのだとか

 以上を総合して考えると、

1)2023年分はすべて売り切れている。

2)2024年に105台。私は246番で納車は2026年中頃になってしまう。『カーセンサー』を見ると、新型フェアレディZの売り物が30台近く出ているのに。

  日本での受注台数は6000台を超えていると言われているため、このままだと優先権順位が低い人は4~5年納車までかかりそう。どうしてこんな少ないのか?

 聞いてみてもまったくわからない。メーカーの日産本体広報によれば、「情報が入ってこないんです」。生産現場に近い筋に聞くと「半導体などは足りている」。アメリカ最優先で配車しているのかといえば、そうでもないようだ。アメリカもクルマがなくて問題になっている。

■発表された新型ランクル250に行ってしまおうか?

国沢氏が新型フェアレディZをキャンセルした場合に有力候補としているのが先日発表されたばかりのプラド後継、新型ランドクルーザー250だという

 どうしようか。キャンセルも可能だという。現在考えているプランとしちゃ3つ。

 まず、ひとつ目はとっととキャンセルして新型ランクル250をオーダーすること。早めにオーダーすれば、フェアレディZと同じか、やや短い納期になるかもしれない。

 最後の純エンジン車としてマニュアルミッションに乗りたかったのだけれど、ランクル250のディーゼルならいいかな、と思う。

 ふたつ目はフェアレディZの増産計画などが進んでおり、納期が2024年の秋くらいになるという場合。これなら待ってもいいかな、と考える。最初から2024年になる可能性があることは予想してましたから。落選を2回も喰わされたことに対して面白くない思いをしたけれどクルマにはその責任はない。

 3つ目は私の営業担当が熱心だったら待とうかな、とも思う。さあ、果たして私はどれを選ぶでしょう?

こんな記事も読まれています

ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
ランド・ノリスが0.02秒差で自身2度目のPP獲得。RBは揃って後方に沈む【予選レポート/F1第10戦】
AUTOSPORT web
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
ベストカーWeb
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
ベストカーWeb
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
AUTOSPORT web
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
AUTOSPORT web
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
motorsport.com 日本版
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
ベストカーWeb
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
AUTOSPORT web
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
AUTOSPORT web
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
AUTOSPORT web
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
AUTOCAR JAPAN
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
motorsport.com 日本版
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
ベストカーWeb
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
Auto Messe Web
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
AUTOCAR JAPAN
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
Auto Messe Web

みんなのコメント

179件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

33.03300.0万円

中古車を検索
フェアレディZの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

539.9920.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

33.03300.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村