ジープのラインアップ中、コンパクトクラスをレネゲードと共に支える「コンパス」が大掛かりなマイナーチェンジを受け、6月26日に発売される。FCAジャパンは2日にオンライン発表会を開き、ポンタス・ヘグストロム社長が自ら、ニューコンパスの紹介を行った。
ヘグストロム社長によると、ジープは、過去7ヶ月連続で販売最高記録を更新しているFCAジャパンの好調の主要因となっており、同社の販売総数の過半数をジープが占めるとのこと。今後もジープに力を注ぎ、現在83拠点ある販売網を向こう3年でさらに2割増の100店舗にまで増やすという野心的な目標を明らかにした。
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さて、そのジープのラインアップには大きく分けて2系統ある。ひとつは「ラングラー」に象徴されるオフロードテイストの強いラインで、コンパクトSUVの「レネゲード」もこちらに属する。もうひとつが「グランドチェロキー」を頂点とするプレミアム系のライン。チェロキーもこちらに属し、さらにコンパクトレンジを「コンパス」が支える構図となっている。
そのコンパスが大きく生まれ変わった。今回の改良はいわゆるマイナーチェンジだが、エクステリアにも手が入れられ、インテリアについてはほぼ全面的に刷新された。外装は兄貴分のグランドチェロキーに準ずるテイストとなり、今年初めに米国で発表された新型「グランドチェロキー」に共通する、最新のデザイン要素が盛り込まれた。その特徴は車幅一杯に広がる直線的な開口部。またヘッドライトは従来のキセノン式に比べて約2倍の明るさを誇るフルLEDヘッドライトが全車に標準装備された。リアについてもリアコンビネーションランプやバンパーガーニッシュの意匠が変更され、前後共に新しくなっている。
最大の見どころであるインテリアは、よりプレミアムな雰囲気にアップデート。ダッシュボード中央に10.1インチ(Sportグレードでは8.4インチ)の大型タッチスクリーンを配し、そこから横方向に広がるシンプルでモダンなインテリア加飾が採用された。なおセンターディスプレイは、最新のプロセッサーの採用により処理速度は従来の5倍となり、Apple CarPlayやAndroid Autoもより快適に動かせるという。さらにメーターもフルデジタル式となり、上質で先進的なインテリアの雰囲気に溶け込んでいる。
安全装備もアップデート。前面衝突警報、歩行者・サイクリスト検知機能付きの衝突被害軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニター、死角にいる併走車との衝突回避を図るためにステアリングを自動補正するアクティブ・レーン・マネジメントシステムなどの運転支援装置などが追加されている。
なおグレード展開はこれまで通り、「Sport」「Longitude」「Limited」の3タイプが設定され、エンジンは全車2.4リッター直列4気筒を搭載。駆動方式はLimitedのみ4WD、他はFFとなっている。
価格はSportが346万円、Longitudeが385万円、Limitedは435万円。
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みんなのコメント
旧来型の2.4リッターエンジンでは、安全装備等をアップデートしても、買う人は限られると思う。
1日も早く、ヨーロッパ仕様と同じく1.4ターボに換装して欲しい。