■先代フィットは新型フィットの2倍多く売れていた!?
2020年2月14日に4代目にフルモデルチェンジして発売されたホンダ「フィット」の販売が好調で、発売後約1か月に当たる3月16日時点で、約3万1000台の受注がありました。
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新型フィットの月間販売台数は1万台とされているため、目標に対して3倍以上を達成しています。
人気の理由として、極細のフロントピラーや水平基調のインパネと、シンプルで見やすいバイザーレスメーターのよる視界の良さや、ホンダ初のボディスタビライジングシートの快適な座り心地を挙げるユーザーが多いようです。
また、販売の7割以上を占めるハイブリッドモデル「e:HEV(イーエイチイーブイ)」は、日常シーンのほとんどをモーターで走行し、低燃費で滑らかな走りを実現。さらに、全グレードに標準装備となる安全運転支援システム「ホンダ センシング」で安全性も確保されています。
その一方で、2013年9月に発売された先代モデルのフィット(3代目)の初期受注は、発売1か月で約6万2000台を達成していました。
先代モデルと比べると、新型フィットの初期受注台数は半分になっています。なぜここまで差が開いたのでしょうか。
先代フィットが登場した2013年の普通車の年間販売台数は287万2111台でしたが、2019年は158万6342台と、128万台以上減少しました。
当時に比べて現在の普通車の新車販売台数が半数近くにまで減少していることから、新型フィットの受注台数が先代モデルの半分になっているのも必然だといえるのではないでしょうか。
その一方で、軽自動車の年間販売台数は、2013年が169万171台だったのに対し、2019年は147万9126台で、普通車ほどの落ち込みはないようです。
普通車と軽自動車の販売比率を見てみると、2013年は普通車が63.0%、軽自動車が37.0%に対し、2019年は普通車が51.2%、軽自動車が48.3%になるなど、昨今の軽自動車人気は目覚ましいものがあります。
軽自動車でもとくに人気なのは、「スーパーハイトワゴン」に分類される背の高いモデルです。
なかでも、もっとも売れているのはホンダ「N-BOX」で、2019年の年間販売台数ホンダ最高となる25万3500台を達成。普通車を含む新車販売台数において、3年連続で1位を獲得しました。
広い室内空間や存在感のあるデザインに加え、全タイプに標準装備とした先進の安全運転支援システム「ホンダ センシング」が好評で、日本でもっとも売れているクルマに君臨しています。
新型フィットも、歴代モデルから受け継いだ、室内の広さをウリにしていますが、室内高1400mmを誇るN-BOXのほうが広いと感じるユーザーも多いといえそうです。
■新型フィットは時期がズレていれば…
同社のN-BOXがフィットの台数に影響を及ぼしているようですが、実際のユーザーはN-BOXに対してどのような印象を持っているのでしょうか。
ホンダの販売店スタッフは次のように話します。
「かつての軽自動車は、買い物や近所の移動といったイメージが強く、安全性や快適性が良いという印象を持たれているお客さまは少なかったように感じます。
しかし、近年の軽自動車は普通車並の安全・快適装備を備えているうえ、走行性能も格段に向上しました。その結果、普通車から軽自動車に乗り換えるお客さまが増えています。
N-BOXでも、同じホンダ車や他社の普通車から乗り換えされるお客さまも多く、なかには『昔に比べて、軽自動車の性能が良くなったから、軽自動車で良い』という人もいるほどです。
新型フィットは、同時期に登場したトヨタ新型『ヤリス』が、サイズ感や価格帯などにおいても、歴代モデルでも競い合っている面はありました。
しかし、新型フィットを検討されるお客さまは日常の買い物や近場での利用を目的としている人も多く、実際にはN-BOXと比較されることも多いです」
※ ※ ※
先代フィットが登場した翌2014年の年間販売台数は20万2838台、対するN-BOXは同期間で17万9930台と、フィットのほうが多く売れていました。
しかし2015年の年間販売台数は、フィットの11万9846台に対してN-BOXは18万4920台と逆転、その後もN-BOX優勢が続いています。
また、新型フィットに関しては、当初の予定では2019年内に発売されることになっていましたが、電動パーキングブレーキの不具合が発生したことにより、発売が2020年2月にずれ込みました。
ライバルとなるトヨタ新型「ヤリス」も同時期の2020年2月に発売され、発売1か月で約3万7000台を記録。新型フィットよりも6000台ほど多い台数を販売しています。
新型フィットが予定通り2019年内に発売されていたら、初期受注の台数が変わってきた可能性もあります。
軽自動車の台頭や他車とのライバル競争など、厳しい戦いを強いられている新型フィットですが、ホンダの売れ筋モデルであることは変わりません。
新型モデルでは5つスタイルを採用し、幅広いユーザーのニーズに応えるデザインを用意するなど、これまでとは異なる戦略で激化する軽・コンパクトカー市場に投入されました。
この先も販売台数を落とさずに新型フィットが売れ続けるのか、他車とのライバル競争の行方とともに、今後の推移が注目されます。
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みんなのコメント
そんな時に限って売れ行き
反比例っぽい動きする。
そんなことありますよね
2013年 326万2522台
2019年 328万4870台
出所不明の謎データを引き合いに出してホンダの弁護・宣伝。
自動車メディアの役割とは何なのでしょうか?