この記事をまとめると
■未来のアルピーヌを示唆するモデルとして2022年に「アルペングロー」が発表された
アルピーヌ初のBEVモデル「A290」の実車を確認! 手の内に入りそうなスペックはまさに次世代ホットハッチ!!
■アルペングローのパワーユニットは水素を用いる内燃エンジンにモーターを組みあわせる
■アルペングローは2シーターの「h4」そして6気筒の「h6」へと進化を遂げている
アルペングローはレーシングカーかそれともドリームカーか
「日の出直前の山々にかかる、赤々とした輝き」を意味する、「アルペングロー」という言葉をそのネーミングに掲げたコンセプトカーが、アルピーヌから初めて我々の前に姿を現したのは、2022年に開催されたパリサロンでのことだった。
それはアルピーヌによる未来のレーシングカーや次世代のドリームカーの姿を示唆するモデル。エクステリアデザインはプロトタイプレーシングカーのそれに近い、まさに最新のエアロダイナミクス技術を導入したもの。同時に1960年代後半に活躍したA220風のウイングを現代の技術で再現してみせるなど、趣味性の高さでも多くのファンを魅了する造形が生み出されていた。
そして、アルペングローがさらに大きな話題としていたのは、パワーユニットに気体水素を用いるハイブリッド内燃エンジンを採用したことにあった。これまでモータースポーツによって得られた技術的な専門知識と水素技術を組み合わせることにより、現在ではレーシングカーだけが到達できるような性能を、未来のクルマに与えることができる。もちろん比類なきドライビングプレジャーとともに。それこそがアルペングローの開発コンセプトだったのだ。
そしてこのアルペングローは、さらなる進化を続けていく。2024年5月には、新たに2リッターの直列4気筒水素内燃エンジンを搭載した「アルペングローhy4」を発表。水素タンクはコンセプトカーのアルペングローでは2個の円筒型タンクがドライバーの左右に配置されるデザインだったが(つまりキャビンはシングルシーターだった)、hy4は2シーターで水素タンクは3つにわけられている。参考までにその容量は各々55リットル。このタンクに700バールに加圧された気体状態の水素が充電される仕組みだ。
最高出力は約340馬力。最高速は270km/hを可能にしたという。走行可能距離は100kmと発表されていた。
だが、このアルペングローhy4も、アルピーヌにとってはまだまだひとつの通過点にすぎなかった。その発表時点で、アルピーヌは使用燃料を気体水素から液体水素へと変更する取り組みを始めていることを明らかにしており、また搭載されるパワーユニットも、直列4気筒からV型6気筒へと改めることを公言していたのだ。
ゼロエミッションのドリームカーとして市販されることを望む
その成果は2024年のパリサロンで早くも明らかになり始めた。アルペングローシリーズの最新型、「hy6」が初公開されたのだ。
現在の段階では、残念ながら参加可能なレースカテゴリーは存在しないものの、WEC(世界耐久選手権)では、2028年から水素燃料の導入が検討されている。アルピーヌがこのアルペングローhy6によってまず狙うのは、このカテゴリーであることは容易に想像できるところ。
現在の段階ではまだ、hy4と同様に3個の燃料タンクに気体水素を700バールの圧力で充填するhy6だが、これが将来的には液体水素に変更される可能性も、前で紹介したアルピーヌのコメントから考えれば十分に高い。
搭載されるエンジンは、100度のバンク角を持つ3.5リッターのドライサンプ型V型6気筒ツインターボ。最高出力は750馬力を発揮し、また最大トルクも770Nmを誇る。組み合わされるミッションはXトラック製の6速シーケンシャル。駆動輪はもちろん後輪。最高速は330km/h以上と発表されている。
透明な仕様となったエンジンカバーごしには、軽量なインコネル製の排気システムの姿が見て取れるが、このなかを流れるのはもちろん水蒸気のみだ。
気になるのは、はたしてアルピーヌが、このアルペングローhy6をベースとした、ゼロエミッションのドリームカーを市販してくれるかどうかということにあるが、これに関しては現在の段階では一切のコメントは得られていない。
もちろんその夢が叶えば、世界のカーマニアにとって、アルピーヌというブランドはさらに魅力的な、そして神格化された存在にさえなることは間違いないのだが。今後の情報に期待したいところだ。
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