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DBAスピードバックGT シルバーストン版は1億1200万円 609psへ強化

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DBAスピードバックGT シルバーストン版は1億1200万円 609psへ強化

DBAスピードバックGT シルバーストン版は1億1200万円 609psへ強化

クラシカルさ最小に 若年層ねらう

マクラーレン・セナGTR 実車画像 825ps超え ジュネーブ・モーターショー

英国資本の少数生産メーカーであるデイビッド・ブラウン・オートモーティブ(DBA)は、ジュネーブ・ショーでよりパワフルで特別なスピードバックGTを発表。シルバーストン・エディションと銘打ったそれは、クラシックなスタイリングのベースモデルより低い年齢層に訴求することを狙っている。

手作業で仕立てられた英国産の素材やトリムパーツを用いるこの新型車は74万4000ポンド(1億1200万円)と、ベースモデルより12万ポンド(1800万円)も高額な値付け。10台限定での生産だが、この数字はこれまでにデリバリーされたベースモデルの数と同じだ。

エンジンは、ジャガー由来の5.0ℓV8スーパーチャージャーで、パワーは517psから609psへ強化。同時に、トルクも引き上げられているという。

サスペンションはよりスポーティなチューンが施され、ドライバーズカーらしさを引き上げる。アルミホイールは専用デザインの20インチで、タイヤはフロントが255/35、リヤが285/30を履く。

シャシーなどジャガーXKR基本

シルバーストン・エディションの名は、昨年移転したDBA本社の所在地と、その向かいにエントランスがあるF1サーキットにちなむ。

また、そのサーキットが、もとは英国空軍の基地だったことを思い出させるのが、コースと滑走路を図案化した専用のエンブレムだ。

アルミのボディパネルを叩き出しで成形するのも、インテリアの縫製も、すべて手作業なのはベースモデルと同様だ。

アルミ製シャシーをはじめとするランニングギアは、すでに生産終了しているジャガーXKRクーペがベース。ただしエクステリアは、コーナーバンパーを廃し、フロントスポイラーとリヤディフューザーは大型化。ロッカーパネルは延長され、前後ライトはよりモダンな処理が施されている。ルックスの印象は通常モデルと大きく異なり、より新しさを感じさせるものだ。

「シルバーストン・エディションで、新たな顧客の獲得を目指しています」と語るのは、DBAの創設者であるデイビッド・ブラウンだ。

「オリジナルは気楽で時代を超越したカタチですが、こちらはもっとパフォーマンスに振った、より若いひとびとに向けたものです。ただし、ゆったりと走れて日々使えるクルマである点は慎重に残しました。これは、サーキットマシンではないのです」

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