レッドブルのセルジオ・ペレスは、母国戦となったF1メキシコシティGPのスタート直後に、フェラーリのシャルル・ルクレールと接触し、その時のダメージが原因となってリタイアに追い込まれた。
この動きについてレッドブルのチーム代表であるクリスチャン・ホーナーは、「責めることはできない」と擁護する。
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5番グリッドからスタートしたペレスは抜群の蹴り出しを見せ、ターン1までにポールポジションのルクレールにアウト側から並びかけた。ルクレールのイン側にはフェルスタッペンがおり、3ワイドの状態でターン1に突入していった。
しかしそのターン1のブレーキングで、ペレスとルクレールが接触。ペレスのマシンは大きくはね上げられ、大きなダメージを受けた。ペレスは自走でピットまでたどり着いたもののマシンのダメージは大きく、結局はリタイアを選ぶことになった。
このペレスの結果についてホーナー代表は、責めるつもりはないと語る。
「チェコが最初のコーナーでコースオフするのを見て、本当にガッカリしたよ」
そうホーナー代表は語った。
「彼はおそらくシーズン最高のスタートを切った。前を走る3台のマシンのスリップストリームも得て、かなりハイスピードでターン1に辿り着いた」
「今回は彼のホームレースだ。そこで先頭に立とうとしたことについて、責めることなんてできない。これはレーシングインシデントだと思う。3ワイドになった時、シャルルはそこから抜け出せず、ブレーキをかけるのが遅れたのだろう」
「チェコにとっては悔しい結果だし、最初のコーナーでチェコがいなくなってしまったのは、メキシコのファンにとっても残念なことだ。チームは彼をコースの戻すべく最善を尽くしたが、マシンのフロアやアンダーボディにはあまりにも大きなダメージがあった」
ピットに戻ったペレスは、ピットウォールのホーナーのところに立ち寄った。そしてホーナーがペレスを慰めるシーンは、国際映像にも捉えられた。
「彼にとっては厳しい時期になっている」
そうホーナー代表は語った。
「母国の観衆の前で、彼は感情的になっていたので、私はこう言ったんだ。『次のレースは来週だ。母国のレースでリードを狙わないなら、それはレーシングドライバーじゃないよ』とね」
「彼は何事もなければ、確実に表彰台に上がっていたと思う。そんなクルマを手にしていながら、この損失はあまりにも大きい」
ペレスは、チームメイトであるマックス・フェルスタッペンと真っ向勝負をすることが許されていたと、ホーナー代表は明かす。
「ふたりの真っ向勝負になっていただろう」
「だから面白い午後になっていたはずだった」
「チェコは今週末、良いペースを見せていたんだが、最初のコーナーでインシデントに遭ったのが残念だった。それは、レースを迎える上で私が抱えていた不安だった」
ペレスはリタイアしたことで、2位でフィニッシュしたメルセデスのルイス・ハミルトンにランキング2番手を奪われる可能性が出てきた。現状、ふたりのポイント差は20である。
「彼はあと3戦、ランキング2位の座を死守しなければいけない」
そうホーナー代表は語った。
「しかし彼とルイスの間には20ポイントの差がある。彼にはいくつもの不運があり、問題もあった。でも我々は、彼がまだ年末までに復活できると信じている」
「彼はタフなオペレーターであり、それが彼があのマシンに乗っている理由だ。彼は常に、精神的に立ち直ることができていた。彼は自分自身を磨き、それをモチベーションに変えてくれるだろう」
「ブラジルはスプリントがあるし、ラスベガスはストリートレースだ。市街地では彼はいつも好成績を収めてきた。アブダビでも、高い戦闘力を誇ってきた」
「彼はチームの全面的なサポートを得て、我々がこれまでに成し遂げたことのないことを達成してくれるだろう」
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