多人数での移動を前提にしたミニバンならば、やはり後席の広さや乗り心地は気になるポイント。最新のスポーツ系ミニバンから、ラージミニバンまで計5台のなかで、同乗者の快適さを左右する後席の広さや乗り心地に優れるモデルは?
文:永田恵一、ベストカーWeb編集部/写真:編集部
ベストカー2018年4月26日号
データで見るテスト車の「広さ」
5ナンバーミニバンを基本とするセレナ、ステップワゴンとヴェルファイア、オデッセイのほか、3列SUVのニューモデル、CX-8もチェック
今回、後席の乗り心地をテストしたのは、この5台。
・日産 セレナ(NISMO)
・ホンダ ステップワゴン(スパーダハイブリッド)
・ホンダ オデッセイ(ハイブリッド)
・トヨタ ヴェルファイア(ハイブリッド)
・マツダ CX-8
実車の乗り心地をチェックする前に、各車のサイズに関わるデータを改めて見ておきたい。
■日産 セレナ NISMO
・全長×全幅×全高:4805×1740×1850mm
・室内長×室内幅×室内高:3170×1545×1400mm
■ホンダ ステップワゴン スパーダハイブリッド
・全長×全幅×全高:4760×1695×1840mm
・室内長×室内幅×室内高:3220×1500×1405mm
■ホンダ オデッセイ(ハイブリッド)
・全長×全幅×全高:4840×1820×1695mm
・室内長×室内幅×室内高:2935×1560×1305mm
■トヨタ ヴェルファイアハイブリッド
・全長×全幅×全高:4935×1850×1950mm
・室内長×室内幅×室内高:3210×1590×1400mm
■マツダ CX-8
・全長×全幅×全高:4900×1840×1730mm
・室内長×室内幅×室内高:2690×1540×1250mm
室内の長さ・幅・高さに関する公表値は、あくまで各社の社内測定値だが、高さに関しては基本5ナンバーミニバンのセレナ、ステップワゴンもオデッセイ、ヴェルファイアもほぼ同じ。
いっぽう、「幅」を見ると、やはりラージミニバンのほうが広い傾向が見て取れる。意外なのは「長さ」で、数値上、室内長が最も長いのはステップワゴンとなっている。
CX-8は、唯一SUVなのでスペース効率だけを追った車ではなく、広さという面ではやはりミニバン勢に軍配が上がりそうだ。
では、実際に座った際の後席(2列目席)の乗り心地はどうか。
【編集部】
最も後席の乗り心地のよい1台は?
■セレナ NISMO/65点
セレナNISMOの2列目シート。NISMO専用のスエード調シートが採用されている
編集部近辺の一般道を走行するペースでも常時軽いゴツゴツ感があり、ロードノイズも「いかにもスポーツタイヤ」というゴーという音質だが、いずれもNISMOというスポーツモデルと考えれば納得できる範囲。
ゴツゴツ感は意外にも運転席より2列目のほうが少なかった。
■ステップワゴン スパーダHV/80点
ステップワゴンの2列目は写真のモデューロXを含め、全車キャプテンシートが標準
2列目の広さ自体はセレナとイーブンで、申し分ない。乗り心地や騒音は特に気になる部分がなく、全体的によくまとまっており、いい意味で普通といえる。
優・良・可で評価するなら良レベル。
■オデッセイHV/85点
5ナンバーミニバン系より幅にゆとりを感じるオデッセイの2列目
5ナンバーベースの2台に比べるとラージミニバンだけあって、2列目席は横方向の広さがあり、3人掛けで座っても苦にならない。
乗り心地はステップワゴンに比べると硬めで若干ゴツゴツ感はあるが、「芯のある硬さ」といった印象で許容できる範囲に収まっており、ラージミニバンらしい高級感を備えている。
■ヴェルファイアHV/90点
テスト車は上級のエグゼクティブラウンジ。このモデルは全座席のなかで2列目が主役であることが明確にわかるほど豪華な作り
常時僅かな硬さを感じるが、その硬さや揺れは柔らかく収められており、不快感はない。 乗り心地はオデッセイのほうが上だと思うが、エグゼクティブラウンジの2列目の雰囲気は、シートの作りを含めアル/ヴェルだけの世界で、乗り心地の良し悪し以前に別世界に来たような感動や有難みを感じる。
■CX-8/75点
テスト車唯一のSUV、CX-8の2列目。スペースでミニバンが勝るも視界の良さは長所
2列目の着座位置が1列目より高いシアターレイアウト的になっているため、2列目からの視界や見晴らしは良好。
そのぶん、頭上空間はミニバンに比べれば少ないが、SUVであることを考えれば納得できる。また、ディーゼルなので2列目でもアイドリング中の振動と騒音はそれなりに感じる。音羽ニュルだと乗り心地は若干のゴツゴツ感があるが、許容できる範囲。
【永田恵一】
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