スズキは2017年10月4日、「ワゴンR/ワゴンRスティングレー」と「スイフト」が2017年度グッドデザイン賞を受賞したことを発表した。また同時に、二輪車の「GSX250R」と「V-Strom 250」、船外機の「DF350A」も同賞を受賞。スズキ船外機の受賞は初となる。
グッドデザイン賞は、1957年に当時の通商産業省によって創立された「グッドデザイン商品選定制度」(通称Gマーク制度)が母体となっていて、現在は公益財団法人日本デザイン振興会が主催している。我が国唯一の、総合的デザイン評価・推奨制度だ。
ワゴンR/ワゴンRスティングレー
ワゴンR/ワゴンRスティングレーは、広い室内空間と軽ワゴンならではの使い勝手の良さを向上させながら、機能性とデザイン性を両立させた「機能美」を表現。個性的な3つの外観デザインを採用しているのが特徴だ。
ーー審査委員の評価は、
「ハイトワゴンという現在の軽自動車の定形を確立した車種の6代目である。エクステリアは実直だった従来型と比べるとトレンドを取り込む方向にシフトしたという印象を受けるものの、パーソナルスペースと実用スペースを分けるための幅広いセンターピラーというメッセージは理解できるし、ドア内部に傘を収納可能とするなど使い勝手向上にも寄与している。水平基調で計器類や操作系を中央に集めたインテリアは日常の道具として親しみやすく操作性も高い」というものだった。
スイフトシリーズ
またスイフトシリーズは、個性的でスポーティーなデザインと、キビキビと走る高い走行性能を特長とし、スズキのブランドを牽引する代表的なグローバルコンパクトカー。そしてディザイアは、インドで販売する4ドアセダンだ。こちらについては、
ーー評価委員は、
「台形基調のフォルムや縦長ヘッドランプなどを継承しながらの進化から、スイフトという小型車を大切に育てていこうという意志が伝わってくる。一方でプラットフォームを共用しながらハッチバックの標準型とスポーツモデル、そして新興国向けのセダンを作り分けており、日本向けの標準型は全幅を5ナンバー枠内に収め、セダンはインテリアを専用とするなど、仕向地の事情に合わせたきめ細かい作り分けを行っている点にも注目した」と述べている。
同時受賞の二輪車「GSX250R」「V-Strom 250」、船外機「DF350A」
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