現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 価格が上まわる輸入車勢を中身で凌駕! マツダCX-60をライバル車を比べたら「敵なし」なほど凄いクルマに仕上がっていた

ここから本文です

価格が上まわる輸入車勢を中身で凌駕! マツダCX-60をライバル車を比べたら「敵なし」なほど凄いクルマに仕上がっていた

掲載 127
価格が上まわる輸入車勢を中身で凌駕! マツダCX-60をライバル車を比べたら「敵なし」なほど凄いクルマに仕上がっていた

 この記事をまとめると

■マツダの新型SUVモデル「CX-60」のライバルについて解説

後ろ足で蹴り出すような「FR」らしさを表現! これまでのSUVとは似て非なる「マツダCX-60」のデザインの秘密

■完全にバッティングする車種は存在しないものの、欧州のSUVモデルが数台挙げられる

■国産車ではトヨタ・ハリアーがもっとも近い存在と言えそうだ

 グレードで性能と価格が大きく異なるマツダCX-60

 新開発のFRプラットフォーム「ラージ・アーキテクチャー」を採用した、マツダの新たなる2列シートのDセグメントクロスオーバーSUV「CX-60」(シーエックスシックスティー)。

 パワートレインは2.5リッター直列4気筒ガソリンNA「SKYACTIV-G 2.5」と、これにマツダ初のプラグインハイブリッドシステム「e-SKYACTIV PHEV」を組み合わせたモデル、新開発の3.3リッター直列6気筒ディーゼルターボ「SKYACTIV-D 3.3」と、これに48Vマイルドハイブリッド「M HYBRID BOOST」を組み合わせたモデルの計4種類を設定し、トランスミッションはいずれも新開発のトルクコンバーターレス8速ATとなっている。

 このなかで純内燃機関モデルはコストパフォーマンスと使い勝手を重視、電動モデルは車両本体価格500万円以上の高価格帯ながら高級感に満ちた内外装を備え、プレミアム性を強く押し出したキャラクターが与えられている。

 その結果、価格帯も299万2000~626万4500円と幅が広く、マツダ車としては類を見ないほど裾野の広いモデルとなっている。だがそうした戦略が功を奏したのか、9月15日の販売開始時点で、月販計画台数の4倍超にあたる8726台の受注を得て、好調なスタートダッシュを切っている。

 果たしてこの、マツダの新機軸SUVに、競合するライバルは存在するのだろうか? 結論から言えば、完全にバッティングする車種は存在しないものの、駆動方式、ボディサイズ、価格帯など個別の切り口からピックアップし、比較してみたいと思う。

 プレミアム路線のSUVモデルがライバルの筆頭に挙げられる

 まず、価格帯はCX-60よりも遥かに高いものの、FRをベースとしたDセグメントのクロスオーバーSUVという点で共通しているのは、メルセデス・ベンツGLC(768~1076万円)、BMW X3(721~931万円)、ジャガーF-PACE(759~1430万円)だろう。

 いずれも2リッター直4ターボのガソリンおよびディーゼルエンジンを主力とし、電動モデルも設定。また、3リッター直6ターボエンジン(GLC、X3)や5リッターV8スーパーチャージャーエンジン(F-PACE)を搭載するホットバージョンもラインアップする。

 このなかでX3は直線的なデザインでスポーティなテイストが強いものの、GLCとF-PACEはシンプルかつモダンな曲線基調の内外装を備えている。とりわけF-PACEのインテリアはイギリスの高級車らしい落ち着きのあるもので、CX-60に対しキャラクターがもっとも近いモデルといえるだろう。

 では国産車はどうか。ベースとなる駆動方式はFFだが、312万8000~620万円という価格帯、そしてDセグメントクロスオーバーSUVにおける大衆車ブランドのプレミアムモデルという希有なキャラクターにおいても、トヨタ・ハリアーはCX-60にもっとも近い存在だろう。

 高級クロスオーバーSUVの元祖であるハリアーは、2020年6月発売の現行モデルで4代目。エッジの立ったラインとふくよかな曲面を組み合わせた都会的かつ上質な内外装、乗り心地と操縦安定性を両立した走りなどが高い評価を受け、発売1ヵ月後時点で約4万5000台の受注を得る大ヒット作に。

 2022年9月には2.5リッター直4NAエンジンと組み合わせたプラグインハイブリッド車も追加され、ますますそのポジションはCX-60に近いものとなっている。

 だがCX-60は、プレミアムブランドのライバルに勝るとも劣らない、あるいは凌駕したとさえ言える上質な内外装、FRベースならではの前後重量バランスとトラクションに優れた走り、そしてリーズナブルな価格を兼ね備えている。これらすべての面において、CX-60とがっぷり四つで戦えるライバルは、今後他社から現れるのだろうか……?

こんな記事も読まれています

ロッキー/ライズやWR-Vと張り合えるクルマがない! なにやってるの日産! マグナイトがあるじゃないの!
ロッキー/ライズやWR-Vと張り合えるクルマがない! なにやってるの日産! マグナイトがあるじゃないの!
ベストカーWeb
バニャイアの完全なる土曜日。レコード更新のポールからスプリント独走優勝を果たす/第8戦オランダGP
バニャイアの完全なる土曜日。レコード更新のポールからスプリント独走優勝を果たす/第8戦オランダGP
AUTOSPORT web
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」
フェルスタッペン、ノリスとの接触は”攻撃的すぎたわけじゃない”と釈明「ブレーキング中に動いたわけじゃない。だって……」
motorsport.com 日本版
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
【正式結果】2024年F1第11戦オーストリアGPスプリント
AUTOSPORT web
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
フェラーリ育成ベアマンが今季初優勝。宮田莉朋は全体ファステストを記録/FIA F2第7戦レース1
AUTOSPORT web
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
スプリントでアロンソを押し出したヒュルケンベルグに10秒加算ペナルティ。罰則ポイントも/F1第11戦
AUTOSPORT web
中古ミニバンで悩んでる方超必見! プレマシーvsウィッシュvsフリード コンパクトミニバン三つ巴ガチンコ対決プレイバック!!!
中古ミニバンで悩んでる方超必見! プレマシーvsウィッシュvsフリード コンパクトミニバン三つ巴ガチンコ対決プレイバック!!!
ベストカーWeb
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
強豪チームが定義する常勝ホイールの性能要件。タイヤの伸びしろを引き出す知られざるホイールの役割/BBS RI-A
AUTOSPORT web
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
ランド・ノリス、フェルスタッペンとの接触に憤慨「今日の彼は”やりすぎな日”だった……必死になりすぎているように見えたよ」
motorsport.com 日本版
マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り
マクラーレン750S 詳細データテスト 本能を揺さぶる加速 ダイレクトなハンドリング 引き締まった脚回り
AUTOCAR JAPAN
F1オーストリアGP決勝速報|首位争ったフェルスタッペンとノリスがまさかのクラッシュ! ラッセルが”棚ぼた”優勝。角田裕毅14位
F1オーストリアGP決勝速報|首位争ったフェルスタッペンとノリスがまさかのクラッシュ! ラッセルが”棚ぼた”優勝。角田裕毅14位
motorsport.com 日本版
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
衝撃の結末! フェルスタッペンとノリス、頂上決戦の末に接触で共倒れ。ラッセルが優勝さらう|F1オーストリアGP決勝
motorsport.com 日本版
ホンダが50ccバイクを生産終了! 原付は排気量から出力規制へ! 新規格のPCXとかシグナスとか出るのか?
ホンダが50ccバイクを生産終了! 原付は排気量から出力規制へ! 新規格のPCXとかシグナスとか出るのか?
ベストカーWeb
世界中で270万台の大ヒット! メルセデス・ベンツ「W123」シリーズは「Sクラス」のコンポーネントを受け継いで多様性に応えた傑作でした
世界中で270万台の大ヒット! メルセデス・ベンツ「W123」シリーズは「Sクラス」のコンポーネントを受け継いで多様性に応えた傑作でした
Auto Messe Web
フェルスタッペンがスプリント制す。ノリスをかわしたピアストリが2位【レポート/F1第11戦】
フェルスタッペンがスプリント制す。ノリスをかわしたピアストリが2位【レポート/F1第11戦】
AUTOSPORT web
あくまでも結果論!? 愛車が一生モノになるオーナーの5つの特徴とは?
あくまでも結果論!? 愛車が一生モノになるオーナーの5つの特徴とは?
外車王SOKEN
驚異的に「速く」明らかに「重い」 最新BMW M5へ初試乗 次世代は727psのV8プラグインHV!
驚異的に「速く」明らかに「重い」 最新BMW M5へ初試乗 次世代は727psのV8プラグインHV!
AUTOCAR JAPAN
シボレーC6型「コルベット」を『ウマ娘プリティーダービー』の痛車に! こだわり抜いて完成までに3カ月かかった理由とは
シボレーC6型「コルベット」を『ウマ娘プリティーダービー』の痛車に! こだわり抜いて完成までに3カ月かかった理由とは
Auto Messe Web

みんなのコメント

127件
  • ハリアーをこき下ろすコメントが多いが、ベンチマークになる車なのは確かだろう。少なくともマツダ側は意識してあの価格設定にしたと思うよ。
  • 無記名だとここまであからさまな提灯記事書けるのね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8669.8万円

中古車を検索
ハリアーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

312.8453.8万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

39.8669.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村