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新型ダイハツ・タント/タント・カスタム 2019年型の燃費/価格/装備を解説

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新型ダイハツ・タント/タント・カスタム 2019年型の燃費/価格/装備を解説

もくじ

ー はじめに 新型ダイハツ・タントとは?
ー 新型ダイハツ・タントの外観
ー 新型ダイハツ・タントの内装
ー 新型ダイハツ・タントのシャシー
ー 新型ダイハツ・タントのパワートレイン
ー 新型ダイハツ・タントの装備
ー 新型ダイハツ・タントの価格
ー 新型ダイハツ・タントのスペック

画像162枚 新型ダイハツ・タント すべての画像をみる

はじめに 新型ダイハツ・タントとは?

7月9日、ダイハツはスーパーハイト系軽乗用車の「タント」および軽福祉車両「タント・スローパー」「タント・ウェルカムシートリフト」をフルモデルチェンジするとともに、福祉車両には「タント・ウェルカムターンシート」を新設定し、全国一斉に発売する。

ここでは、タントを中心に紹介していこう。

新型タントは、4代目にあたる。

初代タント 2003年~

初代は2003年11月に発売。「スーパーハイト系」という、軽乗用車の新たなジャンルを開拓した。

2代目タント 2007年~

2代目は、2007年12月に発売。助手席ドアとスライドドアを開ければセンターピラーのない空間が生まれる「ミラクルオープンドア」が注目を集める。

3代目タント 2013年~

3代目は、2013年10月に発売。ミラクルオープンドアはもちろん、両側スライドドアを採用し、安全運転支援システムの「スマートアシスト」も搭載。便利さに安全性をプラスして、さらに進化した。

4代目新型タント 2019年~

そして4代目は、ダイハツの新世代クルマづくり「DNGA(ダイハツ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー)」による第一弾商品となる。

新型ダイハツ・タントの外観

新型タントのエクステリアは、基本的には初代からスタイルを大きく変えていないと言っても過言ではないだろう。

それだけ、タントのスタイルはスーパーハイト系のアイコンとも呼べるような洗練されたデザインでもある。

従来型同様、ラインアップはノーマル系の「タント」とカスタム系の「タント・カスタム」の2車種を設定。

タント

タントは、シンプルで愛着を感じさせるアイコニックなフロントフェイスと、連続したシームレスな面で洗練された塊を表現した、包み込まれるような安心感のあるボディだ。

フルLEDを採用したヘッドランプは何となく愛嬌のある目つきで、リアコンビネーションランプにもLEDを採用して視認性を高めている。

タント・カスタム

タント・カスタムは、厚みを持たせたメリハリあるフロントフェイスやサイドのボディ形状、ボディレリーフを一体感のある造形とし、明快で存在感のあるスタイルを表現している。

フルLEDヘッドランプには、ハイビームで走行中に対向車を検知すると対向車の部分のみ自動で遮光するアダプティブ・ドライビングビームを、リアには特徴的なクリアクリスタルLEDリアコンビネーションランプを採用し、先進機能と形をリンクさせて表現している。

新型ダイハツ・タントの内装

インテリアは、居心地の良さと上質感にこだわったという。

タントでは、極細のAピラーや左右奥行き方向での広さを表現し、機能レイアウトや収納スペースなど使い勝手の良さを追求。

グレー基調のインパネにグリーンかネイビーのアクセントカラーを施して楽しさを表現している。

タント・カスタムでは、ブラック基調の洗練された室内空間とし、随所にメッキ加飾やプレミアムシャインブラックを施すことで上質感と高級感を表現している。

また、視界の良さと見やすさを両立したワイド&ローなメーターも採用された。

2代目から採用されているミラクルオープンドアを踏襲し、さらに運転席を最大540mmスライド可能としたことで、運転席と後席間の移動や、スライドドアから運転席への乗り降りの利便性が向上した。さらに運転席に座ったまま後席の子どもの世話をしたり、後席の荷物を取ることも可能になった。

新型ダイハツ・タントのシャシー

DNGAによってゼロベースで新開発されたプラットフォームにより、高い基本性能を実現した。

このプラットフォームはサスペンションアレンジを最優先で設計し、ボディ骨格を最適配置した結果、操縦安定性と乗り心地の性能を最大限に引き出しているばかりか、衝突安全性、ノイズ・バイブレーション性能、そしてボディ強度も大幅に向上している。

プラットフォームは曲げ剛性を従来型に比べ約30%向上させるとともに、高張力鋼などハイテン材の活用や構造合理化により、プラットフォームを含むボディ骨格全体で約40kgの軽量化を実現している。

サスペンション形式は、フロントがマクファーソンストラット式コイルスプリング、リアがトーションビーム式コイルスプリング(FF)/3リンク式コイルスプリング(4WD)。

ブレーキ形式は、全車フロントがベンチレーテッドディスク、リアがリーディングトレーリング式ドラムとなっている。

新型ダイハツ・タントのパワートレイン

エンジンは、従来型のものから大幅改良された。直列3気筒DOHCという形式は変わらないが、日本初となる複数回点火(マルチスパーク)の採用や、燃料噴射方法の改良(スワール噴射)により、燃焼効率を向上している。

NA(自然吸気)エンジンは、最高出力は38kW(52ps)/6900rpm、最大トルクは60Nm(6.1kg-m)/3600rpmを発生。

ターボエンジンは、最高出力は47kW(64ps)/6400rpm、最大トルクは100Nm(10.2kg-m)/3600rpmを発生する。

NAエンジン搭載車は、軽自動車初となる排ガス5スター(平成30年排ガス基準75%低減レベル)を実現している。

ミッションは全車インパネセンターシフトのCVTだが、世界初のスプリットギアを用いた新技術を採用した「D-CVT」を搭載。これはCVT変速機にスプリットギアを組み込むことで、従来CVTのベルト駆動に加え、より伝達効率の良いベルト+ギア駆動が可能になったもの。高速域ではベルト+ギア駆動により伝達効率を約8%向上している。

変速比の幅も広がり、低速域でのパワフルでスムーズな加速と、高速域での低燃費で静かな走りを両立している。

新型ダイハツ・タントの装備

前述のミラクルオープンドアや運転席ロングスライドシートに加え、助手席イージークローザー、ドアロックを事前に予約できるタッチ&ゴーロック、クルマに戻ったときのパワースライドドア自動オープンを予約できるウエルカムオープンといった、軽自動車初の機能を備えて利便性を向上している。

TNGAによってフレームから作り直したシートは、快適性を向上させながらシートアレンジは簡単に操作でき、使い勝手も高めている。

ラクスマグリップやミラクルオートステップなど、高齢者の乗り降りをサポートするアイテムも装備する。

予防安全装備は「次世代スマートアシスト」に進化した。予防安全機能のスマートアシストに運転支援機能のスマートアシストプラスを加えた。

これにより、前述のアダプティブドライビングビーム(軽自動車初)、ブレーキ制御付き誤発進抑制機能(前方・後方)、全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、スマートパノラマパーキングアシスト(軽自動車初)など、全15個の機能を採用している。

新型ダイハツ・タントの価格

新型タントの価格

消費税込みの価格は、タントはL(スマートアシスト非装着 NA 2WD)の122万0400円からXターボ(ターボ 4WD)の168万4800円まで、全8グレード。

新型タント・カスタムの価格

タント・カスタムはカスタムL(NA 2WD)の154万9800円からカスタムRS(ターボ 4WD)の187万3800円まで、全6グレード。

DNGAの採用により、スイッチ類のような小パーツまで刷新されたにもかかわらず、価格帯は従来型と変わっていないのは評価に値するポイントだ。

新型ダイハツ・タントのスペック

タントXターボ2WD

※()内は4WDの値

全長×全幅×全高:3395×1475×1755(1775)mm
ホイールベース:2460mm
重量:910(960)kg
エンジン種類:直列3気筒ターボ
排気量:658cc
最高出力:52ps/6900rpm
最大トルク:6.1kg-m/3600rpm
WLTC燃費:20.0(18.8)km/ℓ
トランスミッション:CVT
タイヤ:155/65R14
税込み車両価格:156(168)万円

タントL 2WD

※()内は4WDの値

全長×全幅×全高:3395×1475×1755(1775)mm
ホイールベース:2460mm
重量:880(930)kg
エンジン種類:直列3気筒
排気量:658cc
最高出力:52ps/6900rpm
最大トルク:6.1kg-m/3600rpm
WLTC燃費:21.2(20.2)km/ℓ
トランスミッション:CVT
タイヤ:155/65R14
税込み車両価格:131(143)万円

タント・カスタムRS

※()内は4WDの値

全長×全幅×全高:3395×1475×1755(1775)mm
ホイールベース:2460mm
重量:920(970)kg
エンジン種類:直列3気筒ターボ
排気量:658cc
最高出力:64ps/6400rpm
最大トルク:10.2kg-m/3600rpm
WLTC燃費:25.2(23.8)km/ℓ
トランスミッション:CVT
タイヤ:165/55R15
税込み車両価格:175(187)万円

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