この記事をまとめると
■売れ筋車種の欠点やデメリットをピックアップ
走る以外に何もできない! 人生に飽きたら試してほしい「実用性皆無」の「キワモノ」趣味カー4選
■乗ってみないとわからないポイントもあるので検討中の人は試乗必須だ
■今の新車にはほぼ必ず付いている装備が無いという場合もあるので要注意
大人気なクルマにも潜む意外な欠点
人間誰しも100%完璧じゃありません。デキると思われている人こそ、長く付き合っていくうちに意外な弱点があったり苦手なものがあったりして、他人から見るとそこがチャーミングな魅力であり、人間味を感じたりするポイントになるものですね。
クルマはどうでしょう。ちまたで大絶賛され、販売台数も絶好調のクルマだとしても、やっぱり実際に長く乗ってみると、「ここがもうちょっと○○だったらよかったなあ」と感じるポイントは出てくるもの。そこにガッカリしたからって、決して嫌いになったり愛想が尽きたりするものではないんだけど、気になる人には大きな問題だったりするところです。今回はそんな、人気車5台の密かに気になる弱点をピックアップしてみたいと思います。
まずは発売以来、大人気となっているコンパクトクロスオーバーSUVのトヨタ・ヤリスクロス。ツルンとした、どこか未来的なデザインが目を惹き、カラーもトレンドを押さえていてスタイリッシュなSUVですよね。ハイブリッドとガソリンがあり、燃費も優秀。4WDもしっかりとオフロードの走破性を高めているのがすごいところです。
そんなヤリスクロスですが、実際に購入したユーザーの口コミでいちばんのガッカリポイントとして挙げられているのが、シート生地などインテリアのチープさ。ヤリスクロスはグレードによってかなりインテリアのテイストや仕上がり感が変わるモデルで、トップグレードを選ぶとそれなりに上質感があるものの、それ以外のグレードでは気になる人が多い様子です。また、そのままでは装備されない前席のアームレストをオプションで装着すると、どう見てもシート表皮とは異なる生地を使ったアームレストが付いてきて、インテリアがチグハグになってガッカリとの指摘も。
また、室内はゆったりした空間が確保されていますが、後席に乗り降りする際のドア開口部は「狭すぎる」との声が聞かれます。とくに足の通り道になる部分がタイトなようで、これはつるんとした未来的なデザインを優先したため、なるべく開くように工夫したがこれが限界だった、という開発者の話もありました。子供を乗せたりファミリーユースを求めている人は、この辺りをチェックしてからのほうが良さそうです。
2台目は、MISIAさんの歌声が印象的なCMのスバル・レヴォーグ。先進の運転支援システム「アイサイトX」搭載で、50km/hまでのハンズオフ機能や、緊急時に自動で安全な場所に停車してくれる機能などが話題となり、もともとの頑丈なボディなどによる衝突安全性も評価されて、2020年に発売されたクルマの中で、もっとも安全なクルマに贈られるJNCAPのファイブスター賞も獲得しましたね。
当初は1.8リッターモデルが発売され、もうすぐ2リッターの高性能版が追加されるようなので、期待が高まります。そんなレヴォーグは、タブレットのように大きなタッチパネルをインパネセンターにデンと置き、ほとんどの操作をタッチパネルで行うようにしたことも進化のひとつ。使い勝手はおおむねいいのですが、残念なのがタッチしてから操作が行われるまでの反応がやや遅いのです。
高スペックのPCやタブレットに慣れている人なら、「ん?」と違和感を感じてしまうくらい、レスポンスがゆっくりめ。せっかくタッチ操作に統一したなら、そこはしっかり反応を良くしてほしかったところです。
イマドキの必須装備が無いのがもったいない!
3台目は、2列シート5人乗りでスライドドアを持つコンパクトカーで、ぶっちぎりの大人気となっているトヨタ・ルーミー/ダイハツ・トール。このカテゴリーの先駆者とも言えるスズキ・ソリオと比べると、ちょっと全高が低めで車幅はワイドで、オラオラ系寄りの雰囲気が若いファミリーの心を掴んでいるようですね。
実際、室内は十分すぎるほど広いし、シートアレンジも豊富だし、センターウォークスルーもできて便利さ抜群。ただ、ソリオとガチで乗り比べてみるとよくわかるのが、後席に乗っていて聞こえてくるノイズがうるさい、ということ。そして乗り心地も硬めなんです。
ルーミー/トールだけ乗っていると、「ま、こんなもんかな」とスルーしてしまう部分ではあるのですが、ソリオと乗り比べると強く感じます。後席の快適性を重視するなら、ぜひどっちもチェックして欲しいと思います。
4台目は、e-POWERで爆発的に販売台数を伸ばし、新型となってますます人気が止まらないニッサン・ノート。1.2リッターの小型軽量なエンジンを発電専用に搭載して、ガソリンを使いつつも走る時は100%モーターの力を使うことで、ガソリン車とEVのいいとこ取りをしているような画期的なコンパクトカーです。ノーマル、エコ、スポーツと3つのモードがあって、出だしからとてもパワフルでなめらか。通常はエンジンが止まっているので静かだし、モーターならではの瞬時のトルクフルな加速で、追い越しや合流などもサクッと決まるんです。
そこが、従来のコンパクトカーとは一線を画す、走る楽しさも感じさせてくれるノートe-POWERの魅力です。ただ、「エンジンが止まっている時」は静かなのですが、常にモーターで走り続けるためには、どこかで発電をしないといけないですよね。開発者に聞くと、先代から比べるとエンジンを稼働させるタイミングや、回転数の制御などにとことん気を使い、かなり静かになったとのこと。確かに、気がつくといつもブンブンとエンジン音が響いていた先代より、すごく静かな時間が増えたし、エンジンがかかったなぁとわかっても、それほど耳障りな音はしないようになっていると感じます。
でもやっぱり、後席に座っていると、エンジンの音がうるさく感じることもあります。普段が静かになった分、その差が大きく感じられるせいもあると思いますが……。でも、それくらい全然気にならない、という人もいると思いますので、こちらもぜひ実際にチェックして欲しいと思います。
5台目は、レトロ新しいファニーなデザインと、高すぎないルーフのボディに両側スライドドアを備えた便利さがウケて、大人気となっているダイハツ・ムーヴキャンバス。ちょっとVWのタイプIIバス風の雰囲気で、動物っぽい愛されキャラなので、女性からの指名買いも多いんだとか。
収納の使いやすさも特徴のひとつで、後席の座面下が引き出し式のボックスになっていて、ここに大きなものもスッキリ収納できちゃいます。ケーキを買って帰る時に、ボックスを引き出してその中に置くと倒れずに運べて助かる、なんて超具体的な喜びの声も聞かれます。
そんなムーヴキャンバスですが、残念なのは最近の軽自動車には当たり前に付いている「あるもの」が付いていないことなんです。登場したときには、まだ軽自動車にはなくても誰も文句を言わなかったのかもしれませんが……。ひとつは、USBジャックです。今や、上級グレードには標準装備が当たり前で、下位グレードにもオプションの設定くらいはあるものですが、ムーヴキャンバスにはオプション設定すらありません。
アクセサリーソケットはありますけどね。そしてもうひとつはシートヒーターです。こちらは、全グレードで運転席のみにオプション設定。助手席は、4WDモデルのみにオプション設定となっています。そこへいくと、ガチライバルであるスズキ・ワゴンRスマイルでは、USBは中・上級グレードに2個標準装備。シートヒーターは、運転席は4WDなら全車標準装備。2WDモデルは中・上級グレードに標準装備で、4WDは助手席も含めて中・上級グレードに標準装備となっています。
時代の流れははやいもので、少し前なら別についてなくても気にならなかった装備が、今では「え、ないの?」となってしまうので、その辺りを重視する人は要チェックです。
ということで、人気車、バカ売れ車もよく見てみると、決して完璧ではないですね。ちょっとした弱点やガッカリポイントもあるものです。が、それでも「やっぱりこのクルマが欲しい!」と思えるならその気持ちはホンモノ。臆することなく、愛車にしていいと思います。
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
謎の「白バイコスプレおじさん」 違反じゃないの? 「警察”風”」の白バイクに青ユニフォームが話題に… 法的にはどうなる? 元警察官が解説
ホンダ「新型軽バン」発表! 斬新「“黒すぎ”ボンネット」&めちゃカッコイイ“デカール”設定! 新型N-VAN e:用「純正アクセ」10月発売
超豪華ミニバン「コロンブス」が凄い! V12エンジン&「4列シート」搭載! もはや「新幹線」レベルの車内で“新大陸”に出発か!?
いすゞが新型「スゴい“精悍”モデル」発表! 6000万円超えでめちゃ画期的な「段差なし」×370馬力の「超静音ユニット」採用! 「新型エルガEV」に大反響
100万km超えでもまだ活躍! さらに輸出されて寿命をまっとう! 日本製トラックの耐久性が想像の斜め上だった
みんなのコメント