現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > レクサス最高のお買い得車は新型ES!! ドイツ御三家を駆逐する性能を実感!!

ここから本文です

レクサス最高のお買い得車は新型ES!! ドイツ御三家を駆逐する性能を実感!!

掲載 77
レクサス最高のお買い得車は新型ES!! ドイツ御三家を駆逐する性能を実感!!

 現在、レクサスブランドの屋台骨を支えているのはLXからUXまでラインアップしているSUVだ。しかし1989年誕生したレクサスはLSとESという2タイプのセダンから始まったのだ。

 特にESは、ブランド創設以来、歴史を創り上げてきた基幹モデルで、80以上の国と地域で販売されてきた。LSが日本市場に導入されたのはレクサスブランドが日本市場に上陸した翌年の2006年なのに対して、ESは2018年とまさに満を持しての導入となった。

販売好転! キャラ激変!! 小さい予算で大きな成果 大当たりマイナーチェンジ 5選

 今回初の、マイナーチェンジを行ったレクサスESに試乗。従来モデル以上の高い走行性能に驚いた。

文、写真/萩原文博

[gallink]

MCのポイントは乗り心地や安全性の向上

 2018年10月に導入されたレクサスESは、低重心なGA-Kプラットフォームを採用。サスペンションには、微小な動きに対しても流路抵抗による減衰力を発生させる「スウィングバルブショックアブソーバー」を採用し、ESの代名詞である乗り心地、静粛性、広い室内空間といった「上質な快適性」を実現した。

 搭載するパワートレインは2.5L直4ガソリンエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムの1種類。エンジンは吸気効率の向上や高速燃焼により世界トップレベルの熱効率を実現。燃費性能はWLTCモードで20.6km/Lを達成している。

 安全装備は、単眼カメラ+ミリ波レーダーという2つのデバイスを採用した「レクサスセーフティシステム+」を採用。加えて、量産車として初めてデジタルアウターミラーを採用するなど最先端の安全技術を導入している。

 グレードは標準モデル、豪華装備のバージョンLそして、日本市場のみに設定されたスポーティなFスポーツの3タイプで全車駆動方式は2WD(FF)となる。

 現在、レクサスセダンの中で唯一のFFモデルであるESが、2021年8月にマイナーチェンジを行い、改良が加えられたES Fスポーツに乗ることができた。

 今回のマイナーチェンジのポイントは、内外装の変更をはじめ、静粛性と乗り心地の向上。ドライバーの意図に忠実でリニアな応答の追求。そして優れた先進予防安全技術の採用となっている。

 まず、外観ではレクサスのアイコンであるスピンドルグリルは、メッシュパターンの新意匠を採用。ヘッドランプの意匠を変更。単眼ランプは新小型ユニットを採用。ブレードスキャン アダプティブハイビームシステム(AHS)を採用し、機能性の向上を図るとともに、新薄型ランプユニット採用により、鋭い表情を表現した。

 インテリアでは、マルチメディアシステムをタッチディスプレイ化。人間中心の思想に基づき、ドライバーとディスプレイとの最適な距離と角度を探求し、ディスプレイを約100mm 近づけるとともに、角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くように変更されている。

 安全装備では、「レクサスセーフティシステム+」の機能のうち、「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識性能を向上させることで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現。

 さらに、自動車専用道路などにおいて設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を採用するなど運転支援時にドライバーが自然で安心感を感じる挙動を提供している。

 また、デジタルアウターミラー、デジタルインナーミラーともにカメラ性能を向上。明暗が混在する場所の視認性を改善するためノイズ低減処理を施しノイズ感の少ないクリアな映像を実現。Fスポーツも装備できるようになった。

ESに試乗してから欧州車の検討を始めても遅くない

 今回試乗したES300 Fスポーツは、フロントグリルの黒色とマッチする艶のある黒色の専用19 インチアルミホイールを採用し、足元を引き締めている。そのうえ、日本限定仕様としてレクサス ロゴ入りのオレンジ塗装ブレーキキャリパーを設定。足回りをよりスポーティに演出している。

 ドライバーの運転操作に忠実でよりスポーティな走行性能を追求したという専用チューニングを施したサスペンションや最新鋭のリニアソレノイド式AVS を採用したことで、ESは従来モデル以上の上質な乗り心地と操舵応答性や安定性を獲得している。

 FF車とは思えないほど、リアタイヤへしっかりとした荷重が掛かっており、ドライバーもリアタイヤからのインフォメーションを受け取ることができる。

 フラットで揺れの少ない上質な乗り心地とステアリングやペダルを操作してからのタイムラグが少ないリズミ感の良いスポーティな走りをESは両立させている。個人的には従来モデルもレクサスセダンの中で最も好みの乗り味だったが、マイナーチェンジしたESは質感が向上している。

 今回は街乗り中心だったが、ワインディングを走行したらどのような走りになるか。そう考えただけでワクワクできるクルマに仕上がっている。正直言って、これだけの乗り味に仕上がっているのであれば、FFやFRといった駆動方式論は不要と思えるほどだ。

 レクサスはメルセデス・ベンツ、BMW、アウディいわゆるドイツ御三家がライバルと言われることが多い。サイズ的にESはEクラス、5シリーズ、A6が対抗馬となる。

 今回試乗したES300h Fスポーツの車両本体価格は651万円。メルセデス・ベンツEクラスセダンが793万円~。BMW5シリーズセダンは752万円~そして、アウディA6は764万円~となっているので、割安感もある。

 AMGやM、S/RSといったハイパワーモデルを除き同じ価格帯のモデルで比較すれば、強力なライバル車に引けを取らないと思う。喰わず嫌いをせずに、レクサスESも選択肢の中に入れた方が後悔しないと思われる。

[gallink]

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
プライベート空間重視な人におすすめ! トヨタ ハイエースがベースのキャンパー
月刊自家用車WEB
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
熊本「交通系ICカード廃止」はむしろ良かった? “大危機”から垣間見える「地方の選択肢」と、都心で広がる可能性とは
Merkmal
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
スズキ初ってマジか!! 新型フロンクスの新アイテム採用のヒミツが衝撃
ベストカーWeb
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
12月7日(土)京都お東さん広場(東本願寺門前広場)で「京都モビリティ会議」開催(入場無料)
ベストカーWeb
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ルーミー/トール受注再開! 現行は2027年まで販売ってどうよ!? 3年も生き延びるってマジか!? ビッグマイチェンは2025年!
ベストカーWeb
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
全車[EV]化計画を撤回!? ベンツもボルボもEV化減速してるけど…[ホンダ]はどうするん? 
ベストカーWeb
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web

みんなのコメント

77件
  • 「お買い得」で言うんだったら同じ車台を使ったカムリでしょ!
    ES乗った後にカムリ乗ってみてほしい。
    値段を聞いてそのコスパの凄さにびっくりするだろう。
    で、浮いたお金は数年後に続々と出てくるBEVを買うために貯めておくべし!!

    今700万を、もうすぐ時代遅れになりそうな車に使ってどうするの?
    ホント自動車評論家って無責任でいいかげんだなあ
  • 所有欲、ステータス性は一生追い越せない
    けど故障の少なさは世界トップ

    買う人にとってどれに価値観を求めるか

※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1094.01612.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.01580.0万円

中古車を検索
LSの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

1094.01612.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

27.01580.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村