現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > メーカー自らカスタムを推奨! かつてマニアの趣味だった「クルマイジり」の敷居が下がっていた

ここから本文です

メーカー自らカスタムを推奨! かつてマニアの趣味だった「クルマイジり」の敷居が下がっていた

掲載 更新 8
メーカー自らカスタムを推奨! かつてマニアの趣味だった「クルマイジり」の敷居が下がっていた

 この記事をまとめると

■一昔前は、カスタムやチューニングは敷居が高い趣味だった

「ど派手ペイント」「巨大羽根」「飛び跳ねるクルマ」! 最近激減したクルマの「カスタム」5選

■ここ最近はメーカーがカスタムパーツを自ら出すようになった

■メーカーが協力的なお陰で、カスタム文化の敷居はぐっと下がった

 メーカーも本気になって誰でもカスタムが楽しめるようになった

 かつては、クルマ好きにとってクルマはイジるもの。筆者も80年代にフェアレディ280Zやファミリア、そして軽自動車のミラまでイジり倒し、自分好みのカスタマイズカーに仕上げる楽しみを味わっていた。が、最近のクルマは完成度が高く、また電子制御の塊だから、なかなかイジることが難しい。イジりすぎると保証が利かなくなって、車検にも通らなくなる場合もあるなどの弊害もあったりする。

 が、今でも自動車メーカー自らが、声を大にしてはいないものの、本音は「イジってください」と言わんばかりに、本格的な純正カスタマイズパーツを用意しているクルマもあり、また、自動車メーカーが手を出しにくい部分の魅力的なカスタマイズパーツをリリースしているアフターマーケットのカスタマイズ専門ショップも少なくない。

 高度な純正カスタマイズが可能なクルマの筆頭が、トヨタGRのラインアップだろう。たとえば2022年1月のオートサロンに展示されていたGR86には、トヨタとして発表されたカスタマイズパーツが装着されていた。それもGR開発ドライバーによるアイテムというのだから、カスタマイズしたいと思っているユーザーとしては「これしかない」と言えるだろう。

 その内容は、カーボン製のエアロパーツ、オーバーフェンダー、スポイラー、スポーツサスペンションキット、フジツボと共同開発したスポーツエキゾーストシステムなど、堂々と装着できるものばかり。それらは全国にあるGRガレージで対応してくれるから、心強い。

 コンサルティング(webでもOK)からパーツの展示、そしてGRレンタカー(入庫歴のあるユーザー向け)の用意もある。もちろん、GRヤリスなど、すべてのGRモデルが対応している。

 スポーツカーに劣らないほどSUVのカスタムが激アツ!

 アウトドアに映える新車争奪戦(⁉︎)の渦中にあるスズキ・ジムニー(JB64)も、ライト~ハードなカスタマイズに適した1台だ。いや、多くのマニアユーザーにとって、カスタマイズして乗るのが当たり前の本格オフローダーと言っていい。

 その定番は大径タイヤの装着だ。前後バンパーとの干渉は注意すべき点だが、いっそ、アフターマーケットのバンパーに交換してしまう方法もある。ただし、JB64ジムニーのホイールサイズは特殊だから、アフターマーケットのホイールは極めて限定されることも知っておきたい。とはいえ、ホイール交換によって、ジムニーの足もとがプレミアムSUV並みに力強く、洗練されることは間違いないところだ。

 そして、歴代ジムニーの王道カスタマイズがリフトアップ。リフトアップだけならスプリングの交換だけで済むものの、乗り心地の悪化は避けられない。予算があって乗り心地にこだわるなら、ダンパーもいっしょに交換するのが無難だ。セットで販売されているリフトアップキットもある。ただし、ファッションでリフトアップするなら、最初はチョい上げにとどめたい。上げすぎると操縦性、直進安定性などに影響するため、リフトアップ初心者の”いきなりハイアップ”は推奨しない。

 また、最近、キムタク出演のTVCMでアメリカンSUVのアーリー・ブロンコやテラノの初期型が登場し、そのオールディなカッコ良さが注目されているが、ジムニー専門のカスタマイズブランドには、Bu×Buのようなジムニーをヘリテージスタイルにドレスアップしてくれるところもある。

 さらに、世界最高峰のSUVの1台、メルセデスベンツAMG G63をモチーフにしたボディキットを用意するカスタマイズメーカー、リバティウォークにも注目だ。完成すると、ほぼスケールダウン版のG63に変身するのだからたまらない!!

 このほかにも、スバルのSTIがBRZなどに用意するカスタマイズパーツがあり、フレキシブルドロースティフナー、エンジンルームに装着するフレキシブルVバー、ドライカーボン製スポイラー、スプリングなど、走りに効く純正カスタマイズパーツを揃えている。

 ワイルドさへのカスタマイズも楽しい。デリカD:5は、ディーラーオプションとして怖すぎるほどに変身するカスタムギヤが用意されているし、輸入車のシープ・ラングラーもリフトアップが定番だ。

 イジって楽しめる、いや、イジらないと楽しみ尽くせないクルマは、ないようでまだまだあるのである。

こんな記事も読まれています

PP獲得のノリス、優勝争いは”8人”で大混戦の可能性を予想「ミスを最小限にして良いレースにしないと」|F1スペインGP
PP獲得のノリス、優勝争いは”8人”で大混戦の可能性を予想「ミスを最小限にして良いレースにしないと」|F1スペインGP
motorsport.com 日本版
角田裕毅、冷却系の問題で走行時間をロス、新型ウイングは使用中止に「ペースも不足。原因を突き止めたい」F1第10戦金曜
角田裕毅、冷却系の問題で走行時間をロス、新型ウイングは使用中止に「ペースも不足。原因を突き止めたい」F1第10戦金曜
AUTOSPORT web
日産「小さな高級SUV」実車登場! 約3年ぶり「顔面刷新」で“大胆デザイン“に進化! 豪華内装もイイ「ノート オーテッククロスオーバー」が展示中
日産「小さな高級SUV」実車登場! 約3年ぶり「顔面刷新」で“大胆デザイン“に進化! 豪華内装もイイ「ノート オーテッククロスオーバー」が展示中
くるまのニュース
【MotoGPライダーの足跡】中上貴晶選手、9歳の転機。「カートは危ないから、2輪がいい」
【MotoGPライダーの足跡】中上貴晶選手、9歳の転機。「カートは危ないから、2輪がいい」
バイクのニュース
日本限定、レンジローバーに特別仕様車…日本文化と英国とのつながりを表現
日本限定、レンジローバーに特別仕様車…日本文化と英国とのつながりを表現
レスポンス
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
駐車場では「タイヤ止め」から離して止めるべし!! 愛車の寿命を伸ばす習慣3選
ベストカーWeb
「P10プリメーラ」を「ブルーバード」から乗り換えて増車! 日産マニアが歴代愛車に装備したのは「グラフィックイコライザー付きオーディオ」
「P10プリメーラ」を「ブルーバード」から乗り換えて増車! 日産マニアが歴代愛車に装備したのは「グラフィックイコライザー付きオーディオ」
Auto Messe Web
けっこう使う言葉だけど説明できない「バイパス」! 一体どんな道路を指す?
けっこう使う言葉だけど説明できない「バイパス」! 一体どんな道路を指す?
WEB CARTOP
スーパーフォーミュラ第3戦決勝日はウエットコンディションに。日曜フリー走行は岩佐歩夢がホームストレートでスピンし赤旗終了
スーパーフォーミュラ第3戦決勝日はウエットコンディションに。日曜フリー走行は岩佐歩夢がホームストレートでスピンし赤旗終了
motorsport.com 日本版
BMW、2025年は新チームでスーパーバイク世界選手権に挑戦
BMW、2025年は新チームでスーパーバイク世界選手権に挑戦
レスポンス
ホンダ 新型「シビック」初公開! 3年ぶり顔面刷新に「カッコよくなった」の声も! 精悍デザインの「新モデル」米での“先行発表”に反響集まる
ホンダ 新型「シビック」初公開! 3年ぶり顔面刷新に「カッコよくなった」の声も! 精悍デザインの「新モデル」米での“先行発表”に反響集まる
くるまのニュース
元々の意味を知ってる? ヘッドライトのバツ印
元々の意味を知ってる? ヘッドライトのバツ印
バイクのニュース
決勝でもマクラーレン優勢? レッドブルF1重鎮マルコ、フェルスタッペンのスペインGP予選2番手で“ホッと一息”
決勝でもマクラーレン優勢? レッドブルF1重鎮マルコ、フェルスタッペンのスペインGP予選2番手で“ホッと一息”
motorsport.com 日本版
280馬力モーター搭載の「ヴェローチェ」仕様、アルファロメオ『ジュニア』に設定…欧州市場
280馬力モーター搭載の「ヴェローチェ」仕様、アルファロメオ『ジュニア』に設定…欧州市場
レスポンス
カーナビを購入した後に感じる不満TOP3、3位道案内がわかりづらい、2位地図の更新が面倒、1位は?
カーナビを購入した後に感じる不満TOP3、3位道案内がわかりづらい、2位地図の更新が面倒、1位は?
@DIME
自転車がサイドミラーに「ゴン!」その時どうする!? あなたも被害者・加害者になるかも! お互い「知らんぷり」が絶対ダメな理由とは
自転車がサイドミラーに「ゴン!」その時どうする!? あなたも被害者・加害者になるかも! お互い「知らんぷり」が絶対ダメな理由とは
くるまのニュース
夏は、すぐそこまで来ている! 暑い日にバイクに乗る際の注意点
夏は、すぐそこまで来ている! 暑い日にバイクに乗る際の注意点
バイクのニュース
メルセデス旗艦SUV『GLS』がダウンサイジング!? 電動化でV8と決別か、デザインを予想
メルセデス旗艦SUV『GLS』がダウンサイジング!? 電動化でV8と決別か、デザインを予想
レスポンス

みんなのコメント

8件
  • メーカーが自社ブランドでカスタムパーツ出すからね。
    どこぞのミニバンみたいにカスタム済みのモデルしかない車種まである。
  • 日本メーカーもカスタムを前提にせずにちゃんと完成したクルマを作れよw
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0403.9万円

中古車を検索
ジムニーの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

165.4200.2万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

1.0403.9万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村