現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > あえてスバル「インプレッサ WRX STi」の外装をノーマルのまま『魔法少女まどか☆マギカ』で大胆ラッピング? オーナーの推し活のこだわりを紹介します

ここから本文です

あえてスバル「インプレッサ WRX STi」の外装をノーマルのまま『魔法少女まどか☆マギカ』で大胆ラッピング? オーナーの推し活のこだわりを紹介します

掲載 15
あえてスバル「インプレッサ WRX STi」の外装をノーマルのまま『魔法少女まどか☆マギカ』で大胆ラッピング? オーナーの推し活のこだわりを紹介します

日本独自のアニメカルチャーが生み出した痛車「GDBインプ」

クルマのボディにアニメキャラなどが描かれているクルマを通称「痛車」といいますが、近年では痛車界隈も様変わりしているようです。痛車といえばランエボ、インプが多いイメージでしたが、令和の時代のベース車とはいかに? そんな痛車事情についても語ってくれたのがスバル「インプレッサ WRX STi」に乗る“ドラまた”さん。愛車についてもどのような仕様になっているのか話を伺ってみました。

兄弟車スバル「WRX」と「レヴォーグ」のうち1台を選ぶとしたら…スバリストを悩ます大問題!? 類似点と相違点を解説します

痛車の世界も多様性が進んでいる

街中でたまに見かける痛車にはどんな人が乗っているか? これは素朴な疑問として気になる方も多いはず。けれども痛車だからといって、何も特別なヒトが乗っているわけではない。彼らのほとんどがクルマとアニメの両方が好きなだけの人物だ。もちろん、その中には純粋にアニメが好きで痛車の世界観に誘われて入ったというオーナーもいるが、基本的には我々と同じクルマ好きであることに変わりないわけだ。

自由なカスタムから生まれ、その表現法をボディラッピングに見出し、自分好みの推しキャラを描く。痛車を楽しむ彼らに言わせれば、これはレーシングカーに施すカラーリングと同じ意味を持つ表現法である。そして、最近では、その世界観も少しずつ変化し、痛車をアートとして楽しむオーナーたちも増加。現在の痛車界は過去に例を見ないほどの多様性に満ちあふれていて、その世界観が注目されている。

今回紹介する2003年式GDB型スバル「インプレッサ WRX STi」乗りの“ドラまた”さんは、痛車イベントの運営スタッフとして活躍する人物。古くから痛車の分野に携わり、業界を見続けてきた彼は、アニメカルチャーから派生した日本独自の痛車文化の状況についてこんな話をしてくれた。

「昔はスポーツカーがわりと多かったけど、最近は車種バリエーションも増えて、セダン、ワゴン、ミニバン、輸入車乗りも増加中です。そして、推しのキャラクターについても、一時は偏り傾向が見られましたが、現在は、注目すべきアニメの増加に伴ってキャラクター数も増えて、それぞれの推しキャラクターの描き方を工夫するなど、以前よりも華やかな魅せ方で盛り上がりを見せています」

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

エアロはつけずに純正ボディのラッピングにこだわる

バラエティ豊かな表現法を求めるオーナーたちによって、現在のボディラッピング業界は良い刺激を受け、新たな魅せ技が続々登場。より華やかに痛車ならではのボディラッピングを行うべく、新素材の開発、貼り込み方の工夫等、独自のアプローチによって他との差別化を図ったショップも誕生し、今「目立ってなんぼ」の痛車界は大いに盛り上げっている。

“ドラまた”さんの愛車でもあるインプレッサは痛車界ではわりと人気が高いモデルで、ライバルたちのクルマの多くがフルエアロパーツを装着して、激しく主張しているわけだが、“ドラまた”さんは逆に外観はシンプルな純正スタイルが好み。ボディパーツに頼ってインパクトを持たせるのではなく、あくまでも痛車として王道のボディラッピングが軸との考えから、推しキャラであるアニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の「悪魔ほむら」をボンネットとボディサイド一面を使って大胆に描いている。

幸いなことにGDB型インプレッサ WRX STiのブルーの純正色は、推しキャラ「悪魔ほむら」のダーク系カラーとの相性がとてもよく、ボディラッピングによって生み出した躍動感あふれるキャラクターを良い意味で引き立てくれる。このように自分の思い通りの仕上がりになった瞬間は、きっとカスタムをするうえで一番楽しい時間で、気持ちが良いことだろう。だから、ここから発展させる予定はなく、現在の仕様のまましばらくすごして、ラッピングが経年劣化で傷んできたら、再びリニューアルを考えるとのこと。ただ、その時もきっとエアロパーツは装着しないまま、純正ボディでラッピングによる表現法にこだわるということだった。

痛車を趣味として楽しみ、また、イベントを通じて披露の場を提供し、業界を盛り上げようと考える“ドラまた”さん。このまま末永く界隈を盛り上げるべく頑張ってもらいたい。

>>>2023年にAMWで紹介されたクルマを1冊にまとめた「AMW car life snap 2023-2024」はこちら(外部サイト)

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

家族のために日産R32「スカイラインGT-R」を手放し30年…再びオーナーに返り咲き、19歳の頃のようにカスタムしては楽しんでます
家族のために日産R32「スカイラインGT-R」を手放し30年…再びオーナーに返り咲き、19歳の頃のようにカスタムしては楽しんでます
Auto Messe Web
誰もが憧れたトヨタ初代「セルシオ」の王道VIPスタイル! いまでもWALDのボディキットで懐かしくてカッコいい姿を再現できます!
誰もが憧れたトヨタ初代「セルシオ」の王道VIPスタイル! いまでもWALDのボディキットで懐かしくてカッコいい姿を再現できます!
Auto Messe Web
朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!
朽ち果てそうな「鉄仮面」を格安で入手して7年かけて路上復帰! 小学生の頃に作ったプラモそっくりに仕上げた日産R30「スカイラインRS」…カッコよすぎです!
Auto Messe Web
15年前に「つなぎのクルマ」として購入した日産R32「スカイラインGT-R」…気がつくと、ともに人生を歩むパートナーになっていました
15年前に「つなぎのクルマ」として購入した日産R32「スカイラインGT-R」…気がつくと、ともに人生を歩むパートナーになっていました
Auto Messe Web
日産「R33スカイライン」を溺愛して20年以上! 5年前に側突された愛車からパーツを移植して作り上げた「GT-R」は「体力が続く限り手放しません」
日産「R33スカイライン」を溺愛して20年以上! 5年前に側突された愛車からパーツを移植して作り上げた「GT-R」は「体力が続く限り手放しません」
Auto Messe Web
彼女のトヨタ「クラウン」は当時のハイソカーカスタムを完全再現!「水中花シフトノブ」「シャンデリア」…懐かしアイテムのオンパレードです
彼女のトヨタ「クラウン」は当時のハイソカーカスタムを完全再現!「水中花シフトノブ」「シャンデリア」…懐かしアイテムのオンパレードです
Auto Messe Web
スズキ2代目「アルトワークス」を乗り継ぎ4台目! 筋金入りマニアは「この型だけの赤文字メーターを狙って購入」…ボディは純正色がこだわりです
スズキ2代目「アルトワークス」を乗り継ぎ4台目! 筋金入りマニアは「この型だけの赤文字メーターを狙って購入」…ボディは純正色がこだわりです
Auto Messe Web
なつかしのダットサン「ブルーバード」を伝説のチャンピオンカラーに!…「BRE TransAM510」カラーに恥じないようにドラテクを磨くのみです
なつかしのダットサン「ブルーバード」を伝説のチャンピオンカラーに!…「BRE TransAM510」カラーに恥じないようにドラテクを磨くのみです
Auto Messe Web
24年ぶりに公道復帰したMG「ミジェット」…再生中に何度も水回りの爆発に見舞われながらもついに完成! カーポートの下、2年かけてレストアした成果を御覧ください
24年ぶりに公道復帰したMG「ミジェット」…再生中に何度も水回りの爆発に見舞われながらもついに完成! カーポートの下、2年かけてレストアした成果を御覧ください
Auto Messe Web
デビューから25年、憧れ続けた日産R32「スカイラインGT-R」を手に入れ10年…「クラッチが踏めるうちは乗り続けます!」
デビューから25年、憧れ続けた日産R32「スカイラインGT-R」を手に入れ10年…「クラッチが踏めるうちは乗り続けます!」
Auto Messe Web
ダイハツ「タントカスタム」をポルシェ純正プラチナシルバーに全塗装! 内装はタンで統一して欧州車のような高級感を演出した大人の軽カーを紹介します
ダイハツ「タントカスタム」をポルシェ純正プラチナシルバーに全塗装! 内装はタンで統一して欧州車のような高級感を演出した大人の軽カーを紹介します
Auto Messe Web
今や数億円のメルセデス・ベンツ「300SL」を屋根付き露天駐車場に! 初試乗は環八での「引きがけ」…幼少からの永遠の憧れでした【クルマ昔噺】
今や数億円のメルセデス・ベンツ「300SL」を屋根付き露天駐車場に! 初試乗は環八での「引きがけ」…幼少からの永遠の憧れでした【クルマ昔噺】
Auto Messe Web
ポルシェデザインが監修したスバル「レガシィ ブリッツェン」とは何だったのか? 時を超えていまなお人気の高いコラボモデルを振り返ります
ポルシェデザインが監修したスバル「レガシィ ブリッツェン」とは何だったのか? 時を超えていまなお人気の高いコラボモデルを振り返ります
Auto Messe Web
日産「ケンメリ」が現代に蘇る!? 丸目4灯の「NEO SKYLINE」が凄そう! V35ベースの独創カスタムカーとは
日産「ケンメリ」が現代に蘇る!? 丸目4灯の「NEO SKYLINE」が凄そう! V35ベースの独創カスタムカーとは
くるまのニュース
彼女の初めての愛車スズキ「アルトワークス」は父に勧められて…「ヘッドカバーは1週間かけた手磨き、過保護中の過保護です」
彼女の初めての愛車スズキ「アルトワークス」は父に勧められて…「ヘッドカバーは1週間かけた手磨き、過保護中の過保護です」
Auto Messe Web
みんなを笑顔にするダイハツ「ムーヴ キャンバス」は西海岸キャルルック!「ゴルフ7」用のVWリアエンブレムはご愛嬌…ビールサーバーのようなタンクの正体は?
みんなを笑顔にするダイハツ「ムーヴ キャンバス」は西海岸キャルルック!「ゴルフ7」用のVWリアエンブレムはご愛嬌…ビールサーバーのようなタンクの正体は?
Auto Messe Web
日本になぜ「英国自動車遺産登録車」が…!? トライアンフ「GT6 Mk3」は生粋のクルマ好きメカニックによって修理・整備されて完調をキープしていました
日本になぜ「英国自動車遺産登録車」が…!? トライアンフ「GT6 Mk3」は生粋のクルマ好きメカニックによって修理・整備されて完調をキープしていました
Auto Messe Web
ナリは小さくても華も個性もテンコ盛り! デザインのプロが挙げるダイハツの名デザイン車5台
ナリは小さくても華も個性もテンコ盛り! デザインのプロが挙げるダイハツの名デザイン車5台
WEB CARTOP

みんなのコメント

15件
  • ねこにごはん
    都内、秋葉原界隈でも痛車を見かけることって稀だけどね。
  • pap********
    ヘッドライトが曇りまくってるとこもイタイ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.0263.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

38.0349.8万円

中古車を検索
インプレッサの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.0263.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

38.0349.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村