ホンダのクロスオーバーSUV、ヴェゼルが7年半ぶりにフルモデルチェンジ!
流通ジャーナリストの遠藤徹氏が新型ヴェゼルのデビュー情報を掴んだ。それによると、2021年2月18日から新型ヴェゼルのティザーキャンペーンが始まり、正式発表は4月22日、発売は5月からになるという。
自動ブレーキ並みの革新性!? 安全の常識を変えたエポックメイキングな国産車たち
すでにホンダは2021年1月18日、新型ヴェゼルの特設サイトを公開しており、一部の写真は公開されている。
公式に発表されているのは、今春の発表・発売を予定していること、これに先駆けて2021年2月19日(YouTubeチャンネルで12時30分~)、デザインのワールドプレミアイベントをオンラインで行う、と明らかにしている。
現行ヴェゼルは、2014年~2016年、2019年にSUV販売NO.1に輝いた実績を持つが、はたして新型ヴェゼルはSUV販売NO.1の座を奪還できるのか?
流通ジャーナリストの遠藤徹氏が事前に掴んだ、新型ヴェゼルの今わかっているすべての情報を、ひと足早くお届けしよう!
文/遠藤徹
写真/ホンダ ベストカー編集部
CGイラスト/ベストカー編集部
【画像ギャラリー】ワールドプレミアを目前に控えた新型ヴェゼルの公式写真と予想CGイラストを見る
デザインを2月18日に世界初公開! 正式発表は4月22日を予定!
ホンダが先行公開した新型ヴェゼルのティザー写真
ボディサイズは全長4450×全幅1780×全高1600mm。パワーユニットは1.5Lガソリンとハイブリッドの2種類がラインナップされる。正式発表は2021年4月22日となる見込み
ホンダは2021年2月18日にも次期型ヴェゼルの概要を発表、以降ティザーキャンペーンを本格化させる見込み。正式発表は2021年4月22日、発売は5月からとなる見通し。
現行モデルが登場したのは2013年12月19日であるから、7年半ぶりの世代交代となる。次期型のエクステリアデザインは基本的にはキープコンセプトであるが、やや直線を強めたソリッド感のあるデザインを採用。
全長、全幅を拡大するが、全高は引き下げ、ワイド&ローで質感を上げて上級へシフトする。パワーユニットは1.5Lハイブリッドを中心に1.5LガソリンNAを搭載するシンプルなラインナップとする。
ボディサイズは全長4450×全幅1780×全高1600mmで現行モデルの全長4330×全幅1770×全高1605mmに比べると全長がプラス120mm、全幅がプラス10mm、全高がマイナス5mmとひと回り大きくしながらワイド&ローのプロポーションで仕立てている。
全高の1600mmは立体駐車場に格納できる高さにしたい狙いがある。ホイールベースは20mm程度延長し、2630mmとすることで、荷室スペースの拡大と走行安定性の向上に配慮している。
最低地上高は185mmで現行モデルとほぼ同じ高さを確保すると見られる。リアドアを開閉するハンドルは上方のクオーターパネルよりに設置し、すっきりとした2ドアクーペ的なデザインで仕立てるのは現行モデルと同じ手法を継続させる。
パワーユニットは1.5Lハイブリッドと1.5LガソリンNAで、発売当初は1.5Lターボは搭載しない。
現行モデル同様に約2年後のマイナーチェンジで1.5Lターボを追加するようなスケジュールになっているのかもしれない。いずれも2WD、4WDの駆動方式、トランスミッションはCVTとの組み合わせとなる。
次期型ヴェゼルの予想CG(CGイラストはベストカーが製作したもの)。現行と非常に近いデザインになると予想した
グレード展開も判明! 価格は約20万円アップ!
ナビゲーションモニタをダッシュボード最上部に設置。エアコンの調整ノブが横一列に並ぶ、新型フィットに似た配置をなしている
グレード展開は上からプレイ、Z、Xの3タイプでパワーユニットとの組み合わせはプレイがハイブリッドのみ、メインのZはハイブリッド&ガソリンNA、XはガソリンNAのみであり、ハイブリッドを中心とした販売を想定したラインナップとなる。
プレイは最上級バージョンで専用の2トーンカラー、サンルーフやアルミホイールなどの装備を充実。プレミアム&カスタムバージョンの「モデューロ」は1年後に追加設定されるものと思われる。
ハイブリッドユニットは従来の1モーター2クラッチ方式からフィットに採用されている2モーター&リチウムイオンバッテリーの組み合わせによる改良型に切り替えられ、低燃費&高性能の高次元での両立を図る。ボディカラーはプレイ以外だとモノトーンのみで7色を用意する。従来の9色態勢から若干絞られる。
安全パッケージの「ホンダセンシング」はフィット並みかそれ以上の進化デバイスを標準装備させる。新型カメラによる障害物検知機能の向上、前後誤作動防止機能、自動ブレーキの精度改善などを図る。カーナビは従来の最大8インチから9インチに拡大、7、8インチからも選べるようにする。
車両本体価格はハイブリッドユニットの改良、上級シフト、クオリティアップなどによって約20万円の値上げとなる見込み。
フィット、オデッセイ、N-ONEなどのように新型車発売後3ヵ月間は受注ピッチにスタートダッシュをつけるために、1.9%の特別低金利による残価設定クレジットを設定する見込みである。3月下旬にも車両本体、オプション&付属品の価格を決めて先行予約の受付をスタートさせる。
2013年12月に販売を開始した現行ヴェゼル。7年経過した今も高い人気を誇る
従来モデルはファッショナブルなクーペスタイルSUVのパイオニアとして一世を風靡したが、モデルの陳腐化とその後登場したトヨタC-HRやマツダCX-3、ヤリスクロスなどのライバル車の登場で、次第に影が薄くなっているがいまだに人気は高い。
新世代モデルの投入で月販5000台以上をコンスタントに販売し、同クラスのトップブランドの奪還を目指すものと思われる。
従来モデルは今年に入って次第にグレード、ボディカラー、オプション&付属品の在庫が絞られるようになっている。2021年2月中旬あたりにはオーダーストップになり、在庫一掃セールをスタートさせる方向にある。
2020年1月下旬に、首都圏にあるホンダカーズ店で売れ筋グレードのFF、ハイブリッドZ、プラチナホワイトパール(車両本体価格279万8686円)にナビ、ボディコート、ドライブレコーダー、ETCなど約50万円のオプション&付属品を付けて見積もりをとってもらったが、法定、法定外費用を含めて350万円弱になった。
値引き額は下取り車なしで30万円の提示があった。新型になると約20万円の値上げに加えて、15万円程度の値引きに引き締められるので、同じグレードでも35万円以上の負担増になるはずである。
証言1:首都圏ホンダカーズ営業担当者(メーカー資本店)
「今年のホンダにおける新型車の有力モデルはこの新型ヴェゼルだけなので頑張って売っていきたい。当面は従来ヴェゼルの代替えとそのライバル車であるC-HRやCX-30のユーザーがターゲットとなる。ネットなどで情報が流れているので、すでにお客さんからの問い合わせがたくさん来ています。
次期型はハイブリッドモデルがメインになるようだ。従来の1モーター2クラッチ方式から2モーターになるので、特に燃費よりも走り重視の仕立てになるはず。クオリティアップして上級にシフトしているので、同クラスのライバル車だけでなく、ハリアーあたりとの競合も想定している」。
証言2:首都圏ホンダカーズ店営業担当者(地場資本店)
「今年の新型はヴェゼルのほか、今夏のシビックハッチバックのフルモデルチェンジとその後のシビックタイプRの追加だけだから、次期型ヴェゼルに期待がかかる。
2020年11月にN-ONEのフルモデルチェンジ、オデッセイのビッグマイナーチェンジ、12月にN-BOXのマイナーチェンジを実施しているので、これらも販売のリード役を果たしてくれるに違いない。
新型ヴェゼルは上級シフトやクオリティアップなどで20万円程度の値上げになるようだ。ハイブリッド車中心の売れ行きを想定しているので、それをカバーするために特別低金利の残価設定クレジットで当面売り込みを強化していくことになるだろう」。
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2014年12月 2014年 暦年SUV新車販売台数 第1位
2015年3月 2014年度 SUV新車販売台数 第1位
2015年12月 2015年 暦年SUV新車販売台数 第1位
2016年3月 2015年度 SUV新車販売台数 第1位
2016年12月 2016年 暦年SUV新車販売台数 第1位
2017年3月 2016年度 SUV新車販売台数 第1位
2019年12月 2019年 暦年SUV新車販売台数 第1位
以上ホンダウェブサイトより引用。
まぁ限定された状況下での1位ではあるけど、そりゃどのメーカーでもやってることだからね。
新型がどうなるかは分からんけどこの実績は無視できないでしょう。
逆にこれでダメなら何をもって王者と名乗ることが許されるのかと。
とりあえず価格は上がるだろうからホンダの多くはない売れ筋商品としてモデルチェンジ後も売れるといいですね。