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ナシの生活は考えられない ランドローバー・ディフェンダー 90(1) 長期テスト 

掲載 更新 10
ナシの生活は考えられない ランドローバー・ディフェンダー 90(1) 長期テスト 

生産が追いつかないほどの人気

長期テストに、ランドローバーディフェンダー 90が加わった。英国編集部の1人、マット・プライヤーが自らのために仕上げたクルマだが、とてもセンス良くまとまっていると思う。

【画像】ランドローバー・ディフェンダー ショートの90とロングの110 商用車仕様も 全64枚

ショートボディにツートーンのルーフ、ホワイトのスチールホイールとオールテレーンタイヤ。ロンドン郊外に住む彼だけあって、オフロードな雰囲気が全面に表れている。アクティブ・デフ付きだ。

もちろん、しっかり英国の大自然へも足を伸ばしたいと思う。グレートブリテン島の西、ウェールズ地方にも。

新型ディフェンダーの需要は世界的に高く、生産ラインは追いついていない。だが、ようやくマットのクルマがラインオフしたという連絡があり、長期テストへ借りることが決まった。

このディフェンダーには、クルマ好きなら少なからず関心を抱いていると思う。しかし、実際に納車された人はまだ限定的。英国では新車に近い中古車が、かなりのプレミア価格で売られている。その結果、オーダーリストは更に増えているらしい。

ショートボディの90でも、人気は高い。エンジンは3.0L 6気筒ディーゼルターボで、2.2tの車重でありながら、0-100km/h加速を8.0秒でこなせるパワフルさを備えている。

トリムグレードは上級のHSE。数点のオプションが追加され、最終的な金額は約6万5000ポンド(約1007万円)だという。

ファミリーカーに最適とはいえない

そのオプションは、電子制御デフやマッドフラップ、スカッフプレート、牽引フックなど、オフロード性能を高めるモノが中心。また、ツートーン塗装にも追加費用が必要だ。

類まれな能力と不足ない快適性を得るには、それなりの予算が必要らしい。3ドアのディフェンダーとして少々高過ぎるようにも思えるが、納車を待っている人は少なくない。

ディフェンダー 90は、ファミリーカーに最適とはいえない。リアシート後方の荷室はフォルクスワーゲンゴルフ程度の397L。奥行きが浅く、テールゲートを開くと荷物が転げ落ちそうになる。

ランドローバーは、カントリー・パッケージを装備した場合、リアシートには人間ではなく荷物を乗せることが多いと考えているらしい。フロントシートの直後が、金属製のメッシュで仕切られるようになっていた。

筆者には子供がいるから、取り外すことにした。リアシートへの乗り降りも簡単ではなく、大きなドアは子供には閉めにくい。

車内空間自体は充分に広いものの、スペアタイヤを含めた全長が約4.5mという、短いボディにしては、という意味でもある。全幅は2mもあるから、駐車時には気を使う。全高も、入れる立体駐車場を選ぶ。

ディフェンダーなしの生活は考えられない

正直、筆者はディフェンダー 90と一緒に暮らせないのでは、とも当初は考えた。だが1週間ほど経って、考えが変わった。今ではディフェンダーなしの生活など考えられない。

過去にも、何台かのクルマでそう感じたことがある。レンジローバーもそこに含まれる。理由を説明するのは難しいものの、ディフェンダー 90をどう扱えば良いのか理解できるようになった。クルマを知るほど、事前に考えが回るようになる。

気が付いたら、右肘をドアに乗せて気ままに走らせている自分がいた。長期テストが終わる数カ月後に、わたしからディフェンダーを奪わないで欲しいと、既に思っている。

これだけの価格なら、自身の気持ちへ正直なクルマを選びたいことは事実。筆者が選ぶなら、5ドアのロングボディ、110にするだろう。毎日飛び跳ねている小さな子どもたちなら、リアドアから簡単にリアシートへ座れる。

世界で最もタフな実用車が、今ではファッショナブルなクルマへ進化を果たした。ディフェンダーへ感じる気持ちは、高速道路やオフロードでも変わらないだろうか。長期テストを通じて出会うであろうハードルは、少なくないと予想できる。

セカンドオピニオン

わたしはディフェンダーに夢中。別に所有している、初代ディフェンダーとはかなり違うクルマでもある。洗練度を高め、長距離ドライブにも対応でき、ボディは大きくなった。荷室は狭いが。

古いディフェンダーと同じくらい、最高でもある。MTでは特に。駐車スペースに対し全幅が広過ぎることが、困りどころではある。 Matt Prior(マット・プライヤー)

テストデータ

価格

モデル名:ランドローバー・ディフェンダー 90 3.0インジニウムD250 MHEV HSE(英国仕様)
新車価格:5万8875ポンド(約913万円)
テスト車の価格:6万4485ポンド(約1000万円)

オプション装備

カントリー・パッケージ(マッドフラップ、荷室パーティション、スカッフプレート、ホイールアーチ・プトレクション、ポータブル・リンス・システム):1585ポンド(約24万6000円)
オフロード・パッケージ(アクティブ・トルクベクタリング付き電子制御デフ、オフロードタイヤ、電源ソケット):1450ポンド(約22万5000円)
ホワイト・コントラストルーフ:900ポンド(約14万円)
タスマン・ブルー塗装:895ポンド(約13万9000円)
デタッチャブル牽引バー:780ポンド(約12万円)

テストの記録

燃費:11.0km/L
故障:なし
出費:パンク修理/48ポンド(約7400円)

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みんなのコメント

10件
  • 誰か9/10スケールで完コピして作ってくんねーかな
    出来れば価格は1/3くらいで
  • 全く内容がよくわからない笑
    なぜ「ない生活が考えられない」のか全く伝わってこない笑
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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