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新型発表直前!! 買いか? 待ちか?? ノア/ヴォクシー中古車最前線

掲載 更新 11
新型発表直前!! 買いか? 待ちか?? ノア/ヴォクシー中古車最前線

 ベストカーwebでもすでに取り上げているが、2022年1月13日に売れ筋ミニバンであるトヨタヴォクシー/ノアのティザー広告が公開されている。

 さらに、新車価格はノアが267万~389万円。ヴォクシーが309万~396万円とシステムが刷新されたハイブリッド車に4WD車が設定されることもあり、現行モデルより大幅な値上がりとなっている。

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 ただし、人気車ゆえに気がかりなのは新車の納期。現在の新型コロナウイルス感染症拡大による半導体不足などの影響を考えると、早くても半年。人気のハイブリッド車となると1年ということもあり得る話だ。

 そこで、俄然注目が高まるのが現行型の中古車。新型発表直前のタイミングで買いかそれとも待ちかジャッジする。

文、写真/萩原文博

[gallink]

Toyota Safety Sense Cを装着した2016年式以降が狙い目

現行型ヴォクシー/ノアのフロントスタイル

 まずは現行型ヴォクシー/ノアの歴史を振り返る。2014年1月現行型ヴォクシー/ノアは登場した。5ナンバーサイズという制約のあるボディの中で、「EMOTIONAL BOX」をデザインコンセプトに、個性豊かな表情と魅惑的な印象を備えた力強いハコ(箱)を追求したのが特徴だ。

 また、新開発の低床フラットフロアを採用することで、クラストップレベルの広々空間やノンステップによる子供・高齢者にも優しい乗降性、使い勝手の良い荷室を実現。リアのステップの低さはライバルのセレナやステップワゴンを上回る。

 搭載するパワートレインは、2L直列4気筒ガソリンエンジン+CVTに加えて、WLTCモード燃費で19.0km/Lを実現した1.8L直4エンジン+モーターの本格ハイブリッドシステムを搭載。駆動方式は2Lガソリン車が2WDと4WD。ハイブリッド車は2WDのみとなっている。ヴォクシーとノアのガソリン車には3ナンバーサイズのエアロモデルを設定。

 2016年1月に一部改良を行い、衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームをセットにした「Toyota Safety Sense C」を採用。また、ハイブリッド車に3ナンバーサイズのエアロモデルを追加した。

 2017年7月にマイナーチェンジを行い、外観の変更に加えて、ボディ剛性の見直しやショックアブソーバーの改良により静粛性や乗り心地を向上。
インテリアでは、センターコンソールボックスや助手席シートバックテーブル、充電用USB端子など使い勝手の良い室内装備を充実させると同時にスライドドアにシールを追加し遮音性を向上させて、質感の高さを追求している。

 そして、2019年1月の一部改良では、搭載している衝突回避支援パッケージ「Toyota Safety Sense」が、昼間の歩行者も検知対象に加えたプリクラッシュセーフティ(レーザーレーダー+単眼カメラ)を採用。

 また、駐車場などでのアクセルとブレーキのペダル踏み間違い時における衝突被害軽減に寄与する先進の安全機能インテリジェントクリアランスソナー[パーキングサポートブレーキ(静止物)]を新たに設定するなど安全性を向上させた。

流通台数は少ないが割安感はノアの方が高め

現行型ノアのフロントスタイル

 約8年に及ぶモデルライフの中で、進化を遂げてきたヴォクシー/ノアだが、中古車として狙うとすれば、運転支援システムの「Toyota Safety Sense C」2016年1月に行った一部改良以降と言えるだろう。

 現在の運転支援システムから見れば、物足りなさも目立つが、あるとないでは雲泥の差となる。それでは、最新のヴォクシー/ノアの中古車相場を見てみよう。

 流通台数の多いヴォクシーから。現在、現行型ヴォクシーの中古車の流通台数は約3455台。平均価格は約223.7万円。約半年前の2021年6月時点では、流通台数は約4540台。平均価格は約217.6万円だった。半年前と平均価格は値上がりし、流通台数は約1100台も減少している。

 中古車の価格帯は、現在が約72万~約437.2万円だが、半年前は約80万~約438万円だったので、価格帯は大きく動いていない。そして「Toyota Safety Sense C」を装着した2016年式以降でも約2500台流通していて、価格帯は約115万から手に入る。

 モデル末期ということで2021年式、走行距離500km以下というおろしたて中古車を検索してみた。おろしたて中古車は約336台と非常に多い。そして価格帯は約239万~約437万円。流通台数の豊富な快適装備が充実した特別仕様車の2.0ZS煌IIIならば、車両本体価格に諸費用をプラスした乗り出し価格が約270万円で手に入れられるようになっている。

 一方の現行型ノアの中古車の流通台数は約1940台。平均価格は約211.2万円だ。半年前は約2300台流通していて、平均価格は約205万円。ノアもヴォクシー同様に平均価格が値上がりする一方で流通台数が減少している。

 中古車の価格帯は現在約82万~約394万円で、半年前は約78万~約471万円だったので高額な中古車が市場から姿を消している。ノアも「Toyota Safety Sense C」を装着した2016年式以降は約1400台流通していて、82万円と100万円以下でも手が届く。

 2021年式、走行距離500km以下というノアのおろしたて中古車は約70台とかなり少なめだが、価格帯は約200万~約360万円となっている。ノアは2.0Xとエアログレードの特別仕様車である2.0Si W×B IIIが多く流通していて、安さを求めるのであれば2.0Xだ。

 こういった状況を踏まえて、今買いか、待ちかをジャッジするわけだが、ズバリ買いだ。1カ月前に比べておろしたて中古車の流通台数が増加しているし、今後新型が登場したとしても大幅な値落ちは期待薄。それは新車の納車が思うように進まないからだ。

 中古車は気に入ったクルマを見つけた時が買い時。現行型ヴォクシー/ノアの中古車は新型のディザー広告の影響を受けた今が買い時だ。

[gallink]

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みんなのコメント

11件
  • 2019年式のVOXYに乗ってますが、トヨタセーフティセンスCは役に立たないレベルの代物。ブレーキの注意喚起のみでブレーキを効かせることはない。正直なところ誤作動も多いし、いらないところでプリクラッシュブレーキが作動しましたと言われるとイライラする。
  • 80ノアに乗ってるがこの手の箱車から卒業やな。今年はレクサス買いに行きます!
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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